ワンレン・長くて落ちてくる前髪の「対処法5選」
大人っぽいワンレンスタイル。だけど前髪が落ちてきて鬱陶しい…。そんな時のための前髪アレンジ方法をご紹介します。
【1】ピンで留める
STEP1:伸ばしかけで最も邪魔な前髪の中央だけ持ち上げる
「伸ばしかけの前髪をうっとおしいと感じるのは、両目の間に髪があるから。だから、中央部分の髪だけつまみ上げれば、ストレスがかなり軽減します!」(越後さん・以下「」内同)
STEP2:つまみ上げた中央の前髪をねじっていく
「STEP1でつまみ上げた前髪をねじります。この時、毛束を真後ろに持っていくのではなく、トップの髪の毛流れに沿わせると、仕上がりが自然に見えます」
STEP3:ヘアピンを後ろから刺して留める
「STEP2でねじった毛流れを止めるように、後ろからヘアピンを刺します。これならヘアピン1本でしっかりと留まります」
STEP4:もみあげを残しながらサイドの髪を耳にかける
「前髪の中央がすっきりしたので、サイドの髪も耳にかけてすっきり感をUP。もみあげを残すと女らしく見えると習ったので(笑)、髪を少しだけつまみ出しておきます」
完成!
“前髪を上げています感”はないのに、伸ばしかけでもうっとおしくありません♪
【2】横分けにしてウエット感を出す
【BEFORE】
STEP1:地肌をぬらして乾かす
分け目を変えるときは、地肌から根元をよくぬらし、新たな分け目の根元に風を当ててふんわりさせる。
STEP2:毛先を外巻きに
横分けにくせづけたら、32mmアイロンで毛束の中間〜毛先を外巻きに。巻いてすぐにスルーさせる。
STEP3:根元からバームを
小指の爪半分の量のバームを手に広げ、前髪の根元からかきあげるようにしてしっかりなじませる。
STEP4:毛先を整える
そのまま、毛束を指先でつまみながら外へ流れるように整える。肌が透けるような細かな束を作る。
完成!
サイドで分けたウエットな前髪は、ヌーディな色っぽさ。
【3】スプレーで形をキープさせる
ヘア&メイク
サカノマリエさん
色っぽさを引き出すヘア&メイクが得意で、女優からの指名が多い。元美容師ゆえ、髪悩みをカバーしたヘアアレンジはお手の物。ていねいかつ仕事の早さは撮影現場でも一目置かれている。
STEP1:ワックスをなじませた指で分け目を変える
「ワックスをなじませた指で前髪をかき分けるように持ち上げて、センター分けしている前髪を横分けにします。前髪を厚めにとってかき上げるようにすると、分け目を変えやすくなりますよ。あと、指にワックスをなじませておくのも、髪を動かしやすくするコツです」(サカノさん・以下「」内同)
STEP2:かき上げた前髪を少量下ろす
「おでこを見せるのが苦手なので、前髪を斜めに流します。前髪の毛量が多いため、全部を斜めにすると重みで落ちやすくなってしまうから、薄めに少量だけ下ろします」
「かき上げた前髪と少量下ろした前髪の境目が割れないように、サイドからチェックを忘れずに」
STEP3:前髪全体をソフトスプレーでキープ
「前髪全体に、ソフトスプレーをつけます。前髪が潰れないように、遠目からふわっとスプレーを」
STEP4:少量下ろした前髪に毛束感を出してカジュアルダウン
「STEP3のソフトスプレーが乾かないうちに、STEP2で少量下ろした前髪をつまんで毛束感を出します。このひと手間で、斜めに流した前髪がカジュアルダウンします」
完成!
前髪の根元がふんわりと立ち上がっているから自然な印象に。
薄めに下ろした前髪の毛束感のおかげで、斜め前髪がカジュアルダウン。
【4】ねじってまとめる
STEP1:前髪を少量ずつトップと合わせて取る
前髪を4束に分け、それぞれトップの髪を合わせて縦長に取る。そうすることでねじりが浮かずにトップと一体化!
STEP2:キュッときつめにねじりつつ上げてピン留め
4つの毛束を、前髪を巻き込みつつ同じ方向にねじり上げピン留め。両サイドの髪をひと束残し全体を緩く結ぶ。
STEP3:ねじりをくずさないよう、少しずつ髪をつまみ出す
ねじりの束から1〜2か所ずつ髪を引き出し、ニュアンスをつける。短い前髪が飛び出たらワックスでなじませて。
完成!
【SIDE】
▼ 関連記事
初出:細くタイトなねじり前髪が新鮮&スタイリッシュ!
【5】ヘアアイテムでまとめる
ヘアサロンKATE スタイリスト
MAKOさん
表参道の人気ヘアサロン『KATE』のスタイリスト。美容師歴9年。自身が好きなウルフカットやパーマ、透明感のあるヘアカラーはおまかせあれ。
STEP1:前髪の中央部分から毛束を少し取り出す
「前髪を上げるのは中央部分のみ。おでこを全開にしないのが大人っぽさをキープするコツ。この時、中央部分から少しだけ毛束を取っておくと、ラフな雰囲気になります」(MAKOさん・以下「」内同)
STEP2:前髪を外側にねじっていく
「前髪を外向きにねじって、ボリュームを出します。ねじることで、バレッタがすべり落ちるのも防げます」
STEP3:バレッタを真横から差し込む
「バレッタがフェースラインと平行になるのも、幼くならないポイント。真横から頭のトップに向かって留めます」
STEP4:バレッタを留めた方の耳を出す
「バレッタを留めた方のサイドの髪を耳にかけて、フェースラインをすっきりと見せます。少しだけもみあげを出しておき、ラフ感もキープ」
完成!
前髪から落ちている毛束がカジュアル感を後押し。
大人の余裕を感じる前髪上げスタイルに!
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
スキンケアメーカーのPRを経て、美容ライターに。本誌では主にスキンケアやヘアケア、ネイルのページを担当。ネイリストの資格を持つ。10年以上ボブスタイルだった髪を昨年から伸ばし中。ヘアドネーションをするために、31cm以上伸ばすのが目標。