カラーバターは種類によって仕上がりが違うってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】

日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、髪の毛について。カラーバターは種類によって仕上がりも違うって…ウソ? ホント? ヘアサロンフォーカスのスタイリスト、篠塚純さんにお答えいただきます。
Q:カラーバターは種類によって仕上がりも違うってホント?
カラーバターは手軽にカラーチェンジできると話題のアイテム。豊富な種類の中から、どうやって選ぶべき? 仕上がりも変わるの? さっそく、この疑問を篠塚さんにぶつけてみました! 果たして答えは…?
A:ホント
「各メーカーで出しているものによって、発色や色持ちが異なってきます。美容師の直接聞いてみたり、メーカーの公式サイト、SNSの情報などで、自分好みのカラーを見つけてみてくださいね」(篠塚さん・以下「」内同)
カラーバターとは?使用法、種類、特徴は…
特徴
「カラーバターとは、“塩基性カラー”に分類され、ダメージがある髪に染着しやすいという特徴があります。わかりやすく例に挙げると、反対のアイテムにはヘアマニュキアがあります。ヘアマニュキアは酸性カラーで、ダメージのない髪に染着しやすいという特徴があります。どちらも髪の内部まで浸透するアルカリカラーとは違って、髪の表面に染着するカラー剤です」
使い方
「基本的な使用方法は、まずシャンプーをして髪の表面の汚れをキレイに落とします。そのあと、濡れたままの髪にたっぷりと塗布し、髪色に合わせて5~20分ほど放置して洗い流せばOK。
数社の薬剤メーカーがカラーバターを出しており、それぞれ数色~何十色と展開しています。ビビッドカラーから、淡いペールカラー、濃いディープカラーまで、見ているだけでも楽しいですよ」
ブリーチをしないとキレイに発色しない?
「カラーバターが映える髪の条件として、やはり髪の明るさがポイント。アルカリカラーとは違って、髪を明るくする働きはないため、ある程度明るい髪に使用しないと色がキレイにのらない、のったとしても見えないというようになってしまいます。また、カラーバターはダメージ毛の方が染着しやすいという特徴もあるため、ブリーチ毛に使用するのが効果的です」
おすすめカラーバターレシピ
「シュワルツコフ クロマIDは、ビビッドな色が人気で、キレイに染まりますが、ペールカラーも美しくおすすめ。とくにブリーチをした髪にペールライラックをのせると、ブリーチの黄味を消し去りながら、透け感のある髪色に仕上がりますよ。画像は、ペールライラックに毛先のみピンクを使用したもの。カラーバターなら簡単にアレンジも可能です。髪が明るい人はぜひ試してみて」
文/木土さや
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1990年茨城県生まれ。都内有名店勤務後、HAIR SALON FOCUSマネージャーとして日々サロン業務、セミナー講師など多岐に渡って活躍。特に骨格や雰囲気から導き出す360°似合わせカットには定評があり、SNSでは千葉で1番ショートが上手いスタイリストとしても話題を集めている。HAIR SALON FOCUS インスタグラム