ドライヤーの冷風を使えば髪がツヤツヤになるってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】
日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、髪の毛について。ドライヤーの冷風を使えば髪がツヤツヤになるって…ウソ? ホント? ヘアサロンフォーカスのスタイリスト、篠塚純さんにお答えいただきます。
Q:ドライヤーの冷風を使えば髪がツヤツヤになるってホント?
美髪のためには、もちろんシャンプーやトリートメントなどのケアアイテムも重要だけれど、実は毎日使うドライヤーにこそ、美髪のコツが隠されているのだとか。
さっそく、この疑問を篠塚さんにぶつけてみました! 果たして答えは…?
A:ホント
「冷風をあてることで髪のキューティクルを引き締め、絡まりを防いで髪にツヤを与えてくれます。まずドライヤーの温風で8割程度髪を乾かしたら、残りを冷風に切り替えて。キューティクルを整えるように、上から冷風をあてていきましょう」(篠塚さん・以下「」内同)
冷風の役割とは?どんなときに使うの?
「キューティクルを整えてツヤを出してくれるだけでなく、形付けという重要な役割も。コテなどもそうですが、髪は熱が冷めるときに形がつきます。仕上げに冷風をあてることで、髪のまとまりをよくし、理想の形に固めてくれます」
正しいタオルドライ、ドライヤー基本のキ
「少しでもドライヤーの時間を短縮しようと、タオルでバサバサと乱暴に拭くなんていうのはもってのほか! 正しいタオルドライは、地肌の水分をとるようにしながら、髪全体をこすらずに、やさしく押さえるように行います。
ドライヤーをあてるのは、まずクセがつきやすい前髪から。前髪が割れてしまうという人は、前髪を左右にこすりながら、左から右、右から左と、生えグセを潰すように乾かしていきます。つぎに、根元。とくに乾きにくい根元は濡れたまま放置してしまうと、雑菌が繁殖してしまうことも…。頭皮をこするようにして乾かし、全体が乾いてきたら、上から冷風をあてて完成です」
ブラシでブローは必要?
「ブラシを使うことで、クセを伸ばしたり、ツヤ出し効果があります。やった方がよいのは間違いありませんが、片手にブラシ、もう片手にドライヤーを持ちブローしていくのは至難の業…。くるくるドライヤーがあれば、くるくるドライヤーでもよいですね。
また、ブラシの種類によっても仕上がりに差が。個人的には、豚毛がおすすめです。適度な柔らかさと油分が含まれており、髪にやさしく、美しいツヤ感をもたらしてくれますよ」
文/木土さや
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1990年茨城県生まれ。都内有名店勤務後、HAIR SALON FOCUSマネージャーとして日々サロン業務、セミナー講師など多岐に渡って活躍。特に骨格や雰囲気から導き出す360°似合わせカットには定評があり、SNSでは千葉で1番ショートが上手いスタイリストとしても話題を集めている。HAIR SALON FOCUS インスタグラム