口角を上げる「7の方法」トレーニング・マッサージでにっこりフェイス!
口角が上げる表情筋の衰え…口角も下に引っ張られるので老け見えの原因に。口角をキュっと引きあげる「トレーニング」と「マッサージ」を紹介します。日頃の意識も大切!頬をひきあげ、笑顔をキープすることを習慣にしましょう。
口角がさがる、2つの「原因」
【1】表情筋の衰え
マスクがズレるのを無意識に避け、口の動きも縮小。そうすると頬の脂肪を支える筋肉が落ち、モタつきだすのが頬下部です。頬の筋力不足は肌のハリや弾力を奪い、人によってはそげて老けて見えることも…。法令線にも影響を及ぼし、口角も下に引っ張られるので、頬のこりを取りながら鍛える顔トレで改善するのが◎。
アンチエイジングデザイナー
村木 宏衣さん
小顔、リフトアップ、ボディメイキングまでかなえるゴッドハンドに、多くの女優やモデルが信頼を寄せる。著書に「一生劣化せず今すぐ若返る 整筋顔体大全」(日経BP社)など。
頬の筋肉が鈍っていると口角はもち上がりません。
【2】コリがある=血流が滞っている
美容研究家
Katsuyoさん
2000年に自らのサロンを設立。以後、女性の肌トラブルに向き合いながら東洋と西洋の医学も学び、独自のメソッドを確立。現在は“顔筋コーディネイト(R)”の第一人者として国内外で精力的に活動中。
「シワやたるみ、くま、くすみ…。あらゆる肌悩みの原因は“顔のコリ”にあるんです!」と語るのは美容研究家のKatsuyoさん。
「これまで1万人以上の女性の肌に向き合ってきましたが、出っ張りや凹くぼみ、影、段差がある所には必ずコリがある=血流が滞っているということがわかりました。」(Katsuyoさん)
ストレスで気づかないうちに口元に力が入ってコリ固まってしまうため、笑顔になっても口角が上がりづらくなります。
口角をあげるために身につけておきたい、4つの「習慣」
【1】意識するだけでも全然違う!
美容家
神崎 恵さん
多数の雑誌企画のほか、インスタやメイク講座なども大人気。最新著『服が似合う顔が欲しい』(大和書房)をはじめとする著書の発行部数は累計134万部を突破。3人の息子をもつ母でもある
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「意識するだけでも全然違うと思います。」(神崎さん)
【2】頬を引き上げながら笑顔をキープ
「マスク生活で頬の筋肉を使っていないため口角が落ちがち。頬を引き上げるように口角を上げて笑顔をキープすることがエクササイズに」(水井さん)
【3】口角を上げるように話すことを心掛ける
「マスク着用時でも口角を上げるように話すことを心掛けるだけで、あごの緩みやたるみを防げます」(石井先生)
【4】フェースマッサージを大切にする
「メイクより重視していると言っても過言ではないくらい、フェースマッサージは大切にしています。シュッと見えるのはもちろん、口角が上がったり、法令線が目立たなくなったり、ハリツヤもUPして若々しい印象も手に入れることができますよ」(佐伯さん)
2つの「トレーニング」
【1】首のストレッチと口輪筋を鍛える
「PCに向かっている時間が長い人や、ストレスで歯を食いしばりがちな人は要注意。首の前側を伸ばすのと“ベロ回し”で口輪筋を鍛えると、2週間で変わりますよ!」(水井さん)
胸を押さえながらあごを上げると首の前がピンと伸びます。そのまま10カウント×3回行って。
舌を大きくゆっくり回します。左5回・右5回。口輪筋を鍛えるほか、唾液が出て免疫力もアップ。
【2】舌を丸めて「あ・い・う・え・お」体操
「口角を上げるためには舌を鍛えるのもポイント。なるべくあごを引いて目を見開き、口角を上げた状態で巻き舌にして、『あ・い・う・え・お』と、10セット繰り返すだけでリフトアップが期待できます」(山口さん)
5つの「マッサージ」
マッサージをするうえで気をつけたいこと
【ルール1】水溶性のジェルをつける
必ず水溶性のジェルを塗布してから行って。潤って滑りが良くなり肌への摩擦を軽減できるだけでなく、毛穴の詰まりも防げます。私が開発したSuuのジェルが一押しですが、市販のものでもOKです。
【ルール2】強さを守る
40gぐらいの強さがおすすめ
強すぎず弱すぎず、一定の強さで行うことも大事。キッチンスケールで量ると40gぐらいの強さが目安ですが、それよりも、顔のコリをしっかり捉えて丁寧にほぐすことの方がもっと重要です!
【ルール3】回数を守る
5ライン×3セットが基本
完璧にほぐしたいからといって、やりすぎは禁物。各パーツ、スタート地点から1ミリずつずらしながら5ラインほぐすのを3セット行うのが基本です。これを1日2回、朝晩の洗顔後に行いましょう。
【ルール4】方向を守る
顔筋の構造に従って的確にほぐすことも重要なので、マッサージのスタート地点と矢印の方向は必ず守ってくださいね。
【1】こり固まった「顔筋」をほぐすマッサージ
顔全体の血流を悪化させるくいしばり筋
最もこりやすいのが歯を食いしばるときに使う咬筋。ここがこると顔全体もこり固まってしまい、血流悪化につながります。頬骨の下に反対の手の親指を当て、人さし指の側面をエラ骨に引っかけて固定すると触れられます。
右の写真のように咬筋をしっかり掴んだら、「あぐあぐ」と口を開け閉めして数回繰り返す。次に親指を真下に移動させてさらに「あぐあぐ」を数回、最後に親指をあごの少し上に置いてもう1度。反対側も同様に行う。
【2】「大・小頬骨筋・側頭筋」に効かせるマッサージ
マスクで顔がたるむのはここがこっているせい
口角を上げる大頬骨筋と小頬骨筋、たるみに関わる側頭筋も、マスク生活でますますこりやすい状態。両手の親指を大きく開いて、指の腹を頬骨の上に置いたら、4本の指を側頭部に添えると、筋肉にくまなく触れられる。
右の写真のように指をセットしたら、親指の腹で斜め上に圧をかけながら「あぐあぐ」と数回。次に、親指を耳の方向に移動させ、再度「あぐあぐ」を数回。これを耳の前まで移動しながら、数回行う。
【3】「人差し指」マッサージ
頬を刺激して、口角をキュッと上向きに
人さし指の側面で圧をかける
指を左右へ小刻みに揺らしてほぐす
人差し指、第1関節の側面を法令線上にセット。皮膚を押しながらくいっと持ち上げ、その状態から指を左右へ小刻みに揺らす。同様の動きを、位置を少しずつずらしながら、両頬の各16か所に行う。
Point
指を頬に密着させたら、皮膚をくいっと持ち上げる【4】押すだけ!「綿棒押し」マッサージ
美容アナリスト
奈部川 貴子さん
美容ジャーナリストとして活躍する中、“反射区”や鍼灸などを組み合わせた独自メソッドを確立。東京・千駄ヶ谷でサロン『KAOYOMI』を主宰し、セルフケアスティックも開発。無料のzoomツボ押しレッスンも定期開催中。
【オレンジ】かむことで咬筋のくぼみが感じられるポイント
下あごの骨の上で咬筋の凹みを感じるところ。
「ここを動かしていないと口角が下がり、輪郭のぼやけやたるみ、法令線の原因になります」(奈部川さん・以下「」内同)
【グリーン】フェースラインをたどり、指が止まる部分をプッシュ
下あごを指でなぞるとちょっとくぼんだ部分。
「口角を下に引っ張り下げてしまう口角下制筋の付着場所。ここをほぐすと輪郭がキレイに」
【グリーン】POINT!口角横で小指幅分外の法令線上のツボ
口輪筋や頬筋にひもづいていて、法令線のほかマリオネットラインにも有効なポイント。
「ニキビや敏感肌にも良いとされるツボです」
【5】「ヤッホー」圧力マッサージ
口の周りのマッサージで口角が上がった印象に
親指と人さし指の側面全体を“ヤッホー”の形で口の周りに当てる(人さし指の側面を法令線に沿わせる)。そのまま垂直に下を向き、頭の重みを利用して10秒程度圧をかける。
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
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