たるみの原因を知って悪化を予防! 顔のたるみに効果的なエクササイズとは?
リモートワークが増えた今、顔のラインが変わったという人が続出しています!たるみ解消エクササイズでかつてのシャープさを取り戻して♪
「あごBEAUTY」【たるみ編】
リモートワークで人と話さない、勤め先でもマスクが動くのが嫌で口元を大きく動かさなくなった…。こういったちょっとしたことの積み重ねで、顔の筋肉が衰えてたるみに。この1年半で顔のラインが変わった、という人続出。
\ここ最近の傾向は?/
「マスク生活で意識のないまま下顔面の筋肉を動かさなくなっています。口角が下がった?と感じたら、それはたるみのサインです」(歯科医師・ホワイトホワイト院長 石井さとこ先生)
「マスクなしでもこりやすいのがあご。口の周りの口輪筋を動かさないことで、こってたるみにつながっているケースが増えています」(トータルビューティアドバイザー 水井真理子さん)
「最近顔がむくむな~と思っていたら、実はたるみだと気がつきました。マスクを取った後に鏡を見ると落ち込みます」(美的クラブ K・Kさん(会社員・36歳))
「パッと振り返ったとき、鏡に映った自分の顔を見て驚きょう愕がく!横顔のラインがこんなにも変わっていたなんて…(泣)」(美的クラブ J・Uさん(SE・32歳))
たるみが起こる原因は?
□姿勢が悪い
「姿勢が悪いと首などが圧迫され、唾液量が減少。さらに、舌が下がって下あごの前歯の裏側に舌先がつく状態が続くことで、あごや口元周りのたるみを招くことに」(石井先生)
座り姿勢も要注意
□滑舌が悪くなった
「滑舌が悪くなるのも、口輪筋が衰えているサイン。口呼吸も口の中を乾燥させ、滑舌を悪くします」(石井先生)
□口元の運動不足
「人との会話が減ったり、表情が乏しくなることで、顔のたるみに関係する大頬骨筋が衰えます」(石井先生)
□無意識な舌下がり
「本来、舌先は上前歯の裏辺りにあるのがベストポジション。舌先が無意識に喉側にいることで、あご周りのたるみにつながります」(石井先生)
たるみ解消トレーニングをやろう!
あご周りがスッキリ ぴよぴよぷーエクササイズ
「顔下半分のモタつき対策に行いたい、口の周りの筋肉(口輪筋)を鍛えるエクササイズ。筋肉の収縮を繰り返すことで、口周りのメリハリがアップ。むくみを解消し、たるみをセーブ」(石井先生)
(1)唇をすぼませて「ぴよぴよ」と口を開閉する
頬肉を口の内側に吸い込み、唇を鳥のようにすぼめる。そのまま「ぴよぴよ」と、唇を上下に開けたり閉じたりを10回行う。
(2)「ぷー」と風船のように膨らませる
大きく深呼吸をし、唇をすぼめたまま両頬を「ぷー」と膨らませます。思いきり膨らませて、口輪筋をほぐして。
下あごのたるみに効く 下唇ふーエクササイズ
「下あごのたるみ解消には、首とあごの筋肉を鍛えることが大切。ふーエクササイズはマスク生活で緩みやすい、顔面下から首に心地よい刺激を与えます。深呼吸をすれば、リラックス効果も」(石井先生)
(1)背筋を伸ばして顔をゆっくり上に向ける
胸を張って、背筋を伸ばして、姿勢を整えます。その状態で顔をゆっくり上に向け、首を伸ばした状態にします。
(2)下唇を上に突き上げて「ふー」と息を吐く
上を向いた状態で深呼吸をし、下唇を上に向かって引き上げる。「ふー」と5秒かけて息を吐く。5秒を3回行う。
Check! たるみを防ぐために心掛けたいこと
□CHECK1 口呼吸を避ける
「口呼吸によって表情筋がゆるみ、たるみを引き起こすので、マスク着用時に注意して」(石井先生)
□CHECK2 笑顔を心掛ける
「マスク着用時でも口角を上げるように話すことを心掛けるだけで、あごの緩みやたるみを防げます」(石井先生)
□CHECK3 スマホを見るときはやや上で
「下向きになりがちなスマホ操作も、積もり積もってたるみに。スマホを見る際はやや上に上げる習慣を!」(石井先生)
腕もシェイプできる♪
『美的』2021年11月号掲載
イラスト/大窪史乃 構成/むらなかさちこ
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
医学博士・日本形成外科学会専門医、皮膚腫瘍外科指導専門医。肌トラブルに悩む人の心に寄り添う治療に定評あり。