目元のシワ対策は専用クリームじゃなくてもいいってホント?真相を専門家に直撃!
日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、“コスメ”について。目元のシワはアイクリームじゃないと消えないって…ウソ? ホント? 日本化粧品協会代表理事の小西さやかさんにお答えいただきます。
Q:ニベアでも?目元や目の下のシワ対策はアイクリームじゃなくてもOKってホント?
目尻やまぶた、目の下のちり緬シワ改善のためにアイクリームを使っている人は多いと思います。でも、アイクリームってちっちゃいわりにお値段も張るし、お財布には厳しいところ……。一方で、目の下のシワにはニベアがいいとか、顔全体に使うクリームしか使っていないという声も。目元のシワって、専用のアイクリームを使わなくても消えるんでしょうか。
さっそく、この疑問を小西さんにぶつけてみました! 果たして小西さんの答えは……?
A:半分ウソ、半分ホント
「目元周りの浅く細かい乾燥小ジワの原因は、その名の通り乾燥です。これらのシワは、目元専用のアイクリームではなくても、保湿クリームでケアして肌が潤えば改善されます」(小西さやかさん・以下「」内同)
使いやすさで考えるならアイクリームがベター
「ただし、伸びのよさなどのテクスチャーを考えると、アイクリームのほうが使いやすいでしょう。アイクリームは、狙ったところにピタッとつけられる密着感や目元の薄い皮脂にやさしく伸ばせる使い心地になっています」
乾燥ジワもレベルによってはアイクリームがベスト
「目元の乾燥小ジワも、シワのレベルによっては専用の化粧品を使用した方がよい場合もあります。
厚生労働省によって効果が認められ、シワ改善に有効な成分が一定の濃度で配合されている医薬部外品などは、パンフレットに実際の目元の小ジワ写真が載っていたりします。あれらは乾燥小ジワが進んだ延長で、大体シワのレベルは3~4程度。専用の化粧品で3か月くらいかけて、しっかりケアしていけば、シワのレベルは下がっていくことも。根気よく続けていきたいですね」
進化しているアイクリーム。コスメのプロおすすめは?
「アイクリームも日々進化しています。どれを選ぶべきかというときのいちばんのポイントは、“悩みの原因は何なのか?”を知ること。例えば、目まわりのくまも、血行不良やたるみ、色素沈着など色々あります。
血行不良には新陳代謝を上げてくれるものや、たるみにはエイジングケア効果のあるもの、色素沈着には美白効果のあるアイクリームを使うのがベスト。最近では、ローラが付いてマッサージができるようになっているタイプもあり、血行不良のくまに特におすすめです」
文/木土さや
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