食・レシピ
2011.11.10

石坂優子の「キレイを養う★美味旬★レシピ」(45) 美を創る食事!上手な塩の摂り方の話。


料理の調味料には欠かせない塩。味付けだけではなく、食品の保存にも役に立ち、人類の食文化の発展や政治に大きく関わってきた食材です。ですが、その塩分の摂りすぎる食事は高血圧になりやすくなるだけでなく、肌荒れを起こしやすくしたり、身体がむくみやすくなってしまったりするなど、いずれも女性にとっては嫌な症状ばかり。最近では塩分控えめの食事を呼びかける声も多いですよね。「日本人の食事摂取基準(2005年版)」において日本人の成人に勧められている1日の塩分摂取の目標値は、男性10g未満、女性8g未満。
まず塩分8gがどれくらいかというと、小さじに軽く山盛り1杯分ほどです。こんなに摂っていないつもりでも日本人の平均摂取量は13.5gと意外と気づかないうちに摂っているものなのです。もちろん生命維持にも欠かせない塩分。塩分が多いなと思う方は減塩の工夫をしてみましょう。
今回はそんな塩分を減らすための5つのポイントを紹介します!意外と気づいていなかったことばかり。是非普段の生活で実践してみましょう。

①食塩ではなく塩を使う。
一般的に売られている食塩は塩化ナトリウムが約99%ととても高純度。昔ながらの製法で海水などから作られた塩はマグネシウムやカルシウムなどのミネラルをそのまま含んでいるのでその分少しだけ塩分控えめです。旨みも強く少量で満足感を感じられやすいので自然から作られた塩を使うようにしましょう。

②だし・スパイス・ハーブをうまく使う。
だし・スパイス・ハーブを沢山料理に使うことによって塩の使用量を少なくすることが出来ます。味噌汁やスープを作るときにはだしを濃い目にして味噌や塩などを控えめにする、お浸しを作るときにはしょう油にだし汁を足してしょう油の量を少なくする、カレー粉やハーブなどの香りの強いものを一緒に使って塩を少なくする、など色々と工夫してみましょう。

③加工食品の摂りすぎに気を付ける。
加工食品は意外と塩分が多く含まれているもの。なるべく塩分の入っていないものを選び、塩分を後から足すようにしましょう。

④旬の美味しい食材を食べる。
旬の食材は味の濃いものが多く塩を控えることが出来ます。味が濃いだけではなく、栄養たっぷりなものばかり。旬の食材を沢山使うようにしましょう。

⑤塩の使い方を工夫する。
塩は混ぜるよりふりかける。しょう油はかけるよりつける。これだけでも塩分を減らすことが出来ます。

♪ひとことメモ
少しの工夫で塩分を減らすことが出来ます。むくみや肌荒れが気になる方で塩の味が大好き!という方は特にこの5つのポイントを食生活に取り入れて、上手に適量を摂るようにしましょう。

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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