食・レシピ
2017.6.11

知らなきゃ栄養台無し!食べる美白コスメ「トマト」の正しい食べ方は

シミ、シワ、たるみ……あらゆる肌トラブルの元凶である紫外線。「もうこれ以上、お肌を老けさせたくない!」そう思ったら、日焼け止めや美白コスメだけでなく、インナーケアも忘れずに。

おすすめなのが、リコピンを豊富に含むトマトを食べること! しかし、食べ方を間違えてしまうと、せっかくの栄養を十分吸収できません。

そこで今回は、トマトの美白効果と正しい食べ方をご紹介したいと思います。

 

トマトはとっておきの美白食材

トマトの栄養素といえば、有名なのがリコピン。実はこのリコピン、美白に効果があるのです。

カゴメ株式会社が第30回日本カロテノイド研究談話会(2016年)で発表した研究結果では、トマトジュースを摂取すると、紫外線によって暗くなった肌の色調が回復することが確認されています。

研究によると、肌の色調が回復されたメカニズムとして、トマトジュースによってメラニンの生成が抑えられたこと、ターンオーバーが促進されたことが考えるとのこと。

さらにカゴメ株式会社は第29回美容皮膚科学会(2011年)で、トマトジュースを継続的に摂ることで目の下のシワも改善すると発表しています。

紫外線ダメージが気になるこの季節、トマトを食べない手はありません! でも、食べ方によってはリコピンを十分できないので要注意。リコピンを効率よく吸収できる食べ方を抑えておきましょう。

 

リコピンをしっかり吸収!正しいトマトの食べ方5つ

カゴメ株式会社の研究によって、リコピンの吸収をよくする食べ方が明らかになっているので、ご紹介します。もしかすると、あなたはもったいない食べ方をしているかも!?

(1)加熱する

サラダにトマトを添える方は多いでしょう。でも、生のままでは実は損! カゴメ株式会社の研究では、トマトは加熱することによってリコピンの吸収が2倍になることがわかっています。加熱により固い細胞壁が壊れやすくなるため、吸収率が高まるそうです。

(2)粉砕する

加熱するのと同様に、トマトを細かく粉砕することでも吸収率がアップします。トマトジュースやトマトペーストにしたほうが、リコピンをたっぷり吸収できるのです。

(3)朝食べる

食べる時間も大事。同社の研究によると、昼や夜と比べて、朝にトマトジュースを飲んだほうがリコピンの吸収がよいことが判明したそう。朝一杯のトマトジュース、トマトスープ習慣を始めてはいかがでしょうか。

(4)牛乳と一緒に摂取

牛乳とトマトを一緒に取ると、リコピンの吸収率が高まることもわかっています。なんと、単独摂取よりも3倍の濃度になるというから驚きです。

(5)油と一緒に摂取

油と一緒にリコピンを摂取するのも、吸収率アップにつながります。オイルでトマトを炒めれば、加熱と油のW作用でリコピンを効率よく吸収できるでしょう。

 

ずぼらでも続く!簡単「トマトレシピ」2つ

では、リコピンをしっかり摂れて、難しいテクは不要の簡単レシピを2つご紹介しましょう。

トマトとバジルのスクランブルエッグ

(1)トマトを小さくカットし、卵をといておく

(2)熱したフライパンにオリーブオイルをひき、トマトと卵を炒める

(3)バジルと塩・コショウを好みの量入れて混ぜたら完成!

トマトスープ

(1)カットトマトを1缶(約400g)、玉ねぎを半玉~1玉用意する

(2)玉ねぎはみじん切りにし、オリーブオイルをひいた鍋でよく炒める

(3)続いてカットトマトを加えて混ぜ、ブイヨン1包(4g程度)とローリエを1枚入れる

(4)牛乳を好みの量入れます。コショウで味を調えて完成です!

 

体の内側からの紫外線対策にもってこいのトマト。白くて透明感のあるハリ肌でいるために、正しい食べ方で毎日の食に取り入れてみてくださいね。

 

初出:美レンジャー  ライター:継田理恵

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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