食・レシピ
2016.11.23

美容賢者の体に優しい家呑みごはん|vol.8



 基本的に、家呑みするのは誰かが来る日。外で食事をする日も含めて、仲間といるとけっこうな量を飲んでいる気がします(笑)。
 お酒は基本的に“ヴァン・ナチュール”。無農薬・有機栽培のブドウを使い、なるべく自然な製法で造られた自然派ワインです。軽やかで体になじむおいしさがあり、酸化防止剤も少なめなので二日酔いもしにくいです。
 合わせるのは、調理も味つけもシンプルなひと皿。秋、脂がのっておいしいサンマはコンフィにしました。コンフィは「油で煮る」調理。難しく思われがちですが、実はとても簡単で、食材のおいしさが引き立ちます。油をたっぷり使いますが、食べる油の量は揚げものより全然少ないのでヘルシーです。油をひたひたにして保存すれば1週間はもちます。
 かぶは、サルサヴェルデソースで仕上げました。イタリア料理のサルサヴェルデソースはアンチョビなども使いますが、ディルを中心にさっぱり、シンプルに作りました。
 今回は2品合わせて30分以内で作れます。私はシンプルな料理ほど、いい調味料を使うようにしています。いい調味料があればそれだけで充分おいしいし、結果的に時短調理になる気がします。

[効果]

秋の魚の代表格。回遊魚で、北海道東方沖などで成長した後、産卵のために太平洋岸を南下。漁期は9〜11月。オメガ3脂肪酸で、記憶力向上や認知症予防に効果が期待されるDHAや、生活習慣病予防に摂取したいEPA、良質なたんぱく質を多く含む。脂質の代謝を助けるビタミンB2やカルシウムも豊富。昔から、脂で胃もたれしないよう、消化酵素を含む大根下ろしが添えられる。

[おいしい選び方]

尻尾を持つと上向きに一直線に立つ、黒目の周りが澄んでいる、腹部にハリがあるものが新鮮。口の先が黄色いものが脂がのっているとも。魚は内臓から傷むため、腹部が柔らかいものは避ける。臭みを抑えるには内臓を取り、塩を振って少しおく。

[効果]

アブラナ科の野菜。別名「すずな」といわれ、春の七草のひとつだが、最盛期は11〜1月。小かぶ、大かぶ、赤かぶなど種類もさまざま。白い根の部分にはむくみの改善や高血圧予防に効くカリウム、消化酵素であるアミラーゼを含み、生で食べると栄養価を損なわない。葉にはβカロテンが豊富で、ビタミンCはレモンの1.6倍。食物繊維やビタミンEも豊富なので、捨てずに利用したい。

[おいしい選び方]

生でも、蒸しても、焼いてもおいしい万能選手。葉がついたままだと根の栄養が葉に行き、味わいも食感も落ちるので、買ったらすぐに葉を切って保存を。根の部分は切って冷凍保存もおすすめ。

エスダキ
CSV(シーエスヴイ)

エスダキは、フランス・ラングドック地方で酸化防止剤を使わない無添加ワインを造るワイナリー。家族をモチーフとしたラベルもユニーク。ソーヴィニヨンブランとモーザックで造る白ワインは、ブドウのうまみがそのまま詰まったよう。さっぱりとしたレモンのような酸味。
希望小売価格¥3,611(問二番通り酒店)

ルノー・ボワイエ
ロマンヌ・サン

無添加ワインの生産者が少ないフランス・ブルゴーニュ地方で、ナチュラルワイン造りに奮闘するルノー・ボワイエ。生産者の姪を描いた愛らしいラベルの赤ワインは日本限定。果実味が広がり、無添加ワインらしいのびやかな味わいが湧き水のように染みる。
希望小売価格¥3,333(問二番通り酒店)

心地よく収まるそれぞれの〝居場所〟

上/大阪の『graf』で買った花瓶をワインクーラーに。「氷とワインを入れてテーブルへ。無機質なものが多いワインクーラーですが、これなら器ともしっくりなじみます」

下/木工作家・佃眞吾さんの「Mokki」シリーズの木の器は、民芸品のような温かみのある雰囲気。「調味料やジャム、おちょこを入れたり、パンなどをそのまま盛ってテーブルに出しています」

サルサヴェルデは、パスタやサラダなどいろいろ使えて便利。かぶはサッとゆでるとソースがよく絡みます

かぶとディルのサルサヴェルデサラダ

レシピはこちら

大根下ろし代わりにハーブサラダを。サンマは弱火でじっくり柔らかく煮ます。ハーブを鍋底に敷くとサンマの皮が剥がれにくいです

サンマのコンフィとハーブサラダ

レシピはこちら

美的12月号掲載
食材監修/浅野まみこ 撮影/長谷川 潤 スタイリスト/冷水希三子 デザイン/最上真千子 構成/松田亜子

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