ボディケア
2022.6.19

効果的なダイエットを狙った、トレーニングメニュー【有酸素運動・筋トレ】

本当に効果的なダイエット法とは?効果を高めるためには有酸素運動と無酸素運動(筋トレ)の組み合わせが最強!インストラクター、専門家に教わる効果的なダイエットメニューをご紹介します。お家でできるメニューばかりなので今すぐにでもはじめてみて♪

ダイエットの効果を最大限高める「コツ」

インストラクター

KANAKOさん

  • ダイエットには有酸素運動と無酸素運動(筋トレ)の組み合わせが効果的!
  • 有酸素運動とは、ウォーキングやジョギング、サイクリング、水泳など体内に酸素を取り入れて糖質や脂肪を燃焼させていく運動。
  • そして無酸素運動とは、筋力トレーニング(筋トレ)など酸素を必要とせずに短時間で強い負荷をかけて筋肉量を増やし、基礎代謝を高める運動です。
  • ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動は気軽にできるところが魅力で、瞬間的な脂肪燃焼効果が期待できます。
  • でも、長い目で見て“太りにくい”体をつくっていくには、有酸素と無酸素の両方の運動を取り入れることが大事。
  • KANAKOさんによると、筋トレによって筋肉量が増えることで基礎代謝が高まると、有酸素運動の効果も上がるそう。

「理想は、筋トレを1時間ほど行ってから、ジョギングなどの有酸素運動を30分以上行うこと。体が温まっていないまま有酸素運動をしても脂肪燃焼効果はなかなか発揮されません。筋トレによって血行を良くしてからのほうが、その後の運動の効果もより早く効率的に出ることになるのです」(KANAKOさん・以下「」内同)

基礎代謝が上がると、掃除機をかける、階段をのぼるなどの日常的な動作の消費カロリーも自然に向上し、やせやすい体に変わっていくそうです。

効果を高める「2つの有酸素運動」

【1】有酸素運動にかける「時間」

【ジョギング】

  • 30分ほど走ったころから脂肪燃焼が始まるといわれています。
  • しっかりとした脂肪燃焼効果を得るには、1時間くらいは走るのが理想だそう。

「準備運動をせずにいきなり走ると、体が温まるのに時間がかかって、なおさら脂肪燃焼が始まるのが出るのが遅くなります。最短最大に効果を出すには、軽くでも筋トレをしてから走るのがおすすめです」

【ウォーキング】

  • ウォーキングはジョギングよりも運動量が少ないので、まず体が温まるのに30分くらいはかかるでしょう。
  • 1〜2時間は歩くのが理想的です。

【水泳】

  • 脂肪燃焼効果が一番期待できそうなのが水泳。
  • 30分から1時間は泳ぎたいところですが、水の中にいることで体が冷えると、皮下脂肪がつきやすくなってしまう可能性もあるそう。
  • ただ泳ぐよりは、水中ウォーキングも取り入れるのがおすすめとのことです。

「水中でウォーキングをすると水圧によってより負荷がかかるので、脂肪燃焼効果がアップしますよ」

 

【2】効果的にやせるウォーキングの「歩き方」

ダイエットコーチ

EICOさん

「目指す歩数は、1日8000歩。まとめず、こまぎれでもOKです。歩数が少ない人は生活を見直して、ひと駅手前で降りて歩く、電車を待つ間にホームの端から端まで歩く、家の中の階段を昇り降りするなど、工夫をしてみてください。アイデア次第で、無理なく歩数を増やすことができます。歩くのは週5日、残りの2日は予備日と考えると、続けやすいですね」(EICOさん)

【How to】
(1)肩甲骨を寄せるようなイメージでわきを締め、肩の力を抜いて、下腹部に力を入れます。目線はまっすぐ前に。これが基本姿勢です。

(2)腰から前に出すようなイメージで脚を前に出し、大股で歩きます。ポイントは、両脚が二等辺三角形を描くよう心がけること。後ろ脚のひざをしっかり伸ばすことも大事です。着地はかかとからしっかりと行い、進むときはつま先で後ろをけり出すようにしましょう。


ダイエットに効果的な「6つの無酸素運動」

【1】毎日続けて太りにくい体をゲット「2分間ワークアウト」

Youtuber

のがさん

「筋トレに目覚めたのは、以前上げた、腹筋のチャレンジ動画がきっかけです。それまで運動嫌いだったのですが、毎日2分間続けたら、体がどんどん引き締まるのを実感し、ハマってしまいました! 特に“プランク”は地味なのに脂肪燃焼に効果絶大。毎日続けるコツは、朝起きた後など、習慣化された行動の後に行うのが◎。決して“やらなきゃ”と義務化せず、2分間だし、やろうかな! と軽い心もちで挑戦すると長続きします」(のがさん・以下「」内同)

【How to】
(1)体幹を効率的に鍛える【ノーマルプランク】
基本のプランクからスタート! プランクは「板」という意味で、上半身を中心におなか周りや背中の筋肉にアプローチします。両手両足を肩幅に開いて、ひじと爪先の4点で体を支える。ひじは肩の真下に来るようにし、目線は少し斜め前を見てキープ。

(2)くびれ作りにも有効【プランクヒップツイスト】
お尻を左右に振っておなか周りをツイストさせるプランクです。ひねりを利かせることでおなかの横側の“腹斜筋”に効きます!(1)の“ノーマルプランク”の姿勢で、上半身をキープしながらお尻を右側へと床につかないところまで傾ける。

同様にお尻を左側に傾ける。
「左バランスをくずしやすいので、キュッと腹筋に力を入れて行って。30秒で12往復が理想のスピードです」

(3)お尻や太もも裏を引き締める【プランクキックバック】
脚を左右交互に上げるプランクは、下半身を鍛え、美脚効果も期待大。腹筋がつらくなってくる頃ですが、もうひと踏ん張り!“ノーマルプランク”の基本姿勢から、右足のかかとを天井に蹴り上げるイメージで足を上げてから下ろす。ひざはしっかり伸ばす。

同様に左足も行う。
「疲れてくると無意識にお尻が上がりがちに。基本姿勢を思い出し、体は常に1枚の板のように保ちましょう」

(4)体の背面を鍛えて、良い姿勢に【リバースプランク】
姿勢を維持する背中の筋肉や、下半身の裏側の引き締めに効果的なプランクでフィニッシュ! 最後まで頭から足先は一直線をキープして。両手の指先がかかとの方を向くように手をつき、両脚を伸ばして座った姿勢から、腰を天井の方へぐっと上げて。足先は自然に伸ばす。


【2】1日1回×2STEPで「ぽっこりおなか」を撃退

ボディワーカー

森 拓郎さん

【How to】
(1)イスに座ってドローイング【5回×1セット】
背筋を伸ばしてイスに浅く腰掛け、両手をまっすぐ前に出し、足を軽く開く。腕と股関節の角度は90度に。口からゆっくりと息を吐きながらおなかを少しずつ凹ませ、上半身を丸めてできるところまで後ろに倒し、ゆっくり息を吸いながら元の姿勢に戻す。5回ほど行うのが目安。

両手をまっすぐ前に。浅く座って背筋を伸ばす

ゆっくりと息を吐きながら…おなかを凹ませ&上半身を丸めて後ろに倒す!

(2)床でロールダウン【5回×1セット】
床に座って両手と両脚をまっすぐ前に出し、足を軽く開く。口からゆっくりを息を吐きながら、上半身を丸めるようにして腰→背中→肩→頭の順に、ゆっくりと床につける。2回目以降も同様の動きで、計5回行って。腹筋や横隔膜をしっかり使うことで、ぽっこりおなかがスッキリ!

両手&両脚をまっすぐ前に、背筋を伸ばす

ゆっくりと息を吐きながら…上半身を丸めながら後ろに倒れ、ゆっくりと寝転がる。


【3】立ったまま行う「下半身トレーニング」

【How to】
(1)股関節の歪みを強力に矯正! ワイドスクワットで内もも&お尻がさらにキュッ!【10回×2~3セット】

足を肩幅よりも少し広めに開き、爪先を少し外側に向けて、両手を胸の前でクロスさせる。ひざを外側に開きながらゆっくりとお尻を真下に下ろし、ゆっくりと立ち上がるという動作を10回×2〜3セット。内転筋群と大臀筋が同時に伸縮することで、内側に歪んだ股関節も正しい位置に。ポイントは、立ち上がるときにお尻にエクボができるぐらい肛門を締め上げること。回数よりも、正しいフォームで行うことを意識して!

両手を胸の前でクロスして肩を下げる!足は肩幅より少し広めに開く、爪先はやや外向きに

目線は正面!背筋は伸ばしたままでお尻を真下に下ろすイメージで!

(2)蝶番のように股関節を動かすのがコツ! ヒップヒンジで下半身全体を強化!【10回×2~3セット】

両足を肩幅ぐらいに軽く開き、爪先はまっすぐ前に。両手は胸の前でクロスさせる。背筋をまっすぐ伸ばして両ひざを軽く曲げた状態で、お尻を後方に引くようにしながら、股関節から少しずつ上体を前に倒す。床と平行になるくらいまで倒したら、ゆっくりと元の姿勢に戻す。この一連の動きを10回×2〜3セット行って。ドアについている蝶番のように正しく股関節を動かすことで、お尻とおなか、裏ももまでがしっかりと鍛えられる。骨盤が後傾してお尻と裏ももの力が抜け、効果がなくなってしまうので、上体を倒しすぎるのはNG!

背筋は伸ばしたまま!上体を床と平行にして、両ひざは軽く曲げる

両手を胸の前でクロス!背筋を伸ばして、足は軽く開く

これはNG!

立った状態で行う下半身トレーニングは、歪んだ股関節やひざ関節を矯正し、代謝を上げながら美しいボディラインに整えます。お尻と太ももだけでなく、体幹も自然と鍛えられるから最大限の効果が期待できますが、その分、難易度が高いのが特徴です。いきなり行ってもきちんとできないし、むしろ逆効果になることもあるので、寝たままトレーニングが完璧にできるようになってから始めるのがおすすめです!

(3)片脚ずつ後ろに引く動きが下半身に効く! バックランジでさらにお尻~裏ももを引き締め!【左右各10回×2~3セット】

両足を軽く開いて楽な姿勢で立ち、両手を胸の前でクロスさせる。片脚を後ろに大きく引きながらゆっくりと腰を落とし、前脚のひざが直角になるぐらいまで曲げたら、ゆっくりと立ち上がる。腰を落とすときも立ち上がるときも、お尻〜裏ももの伸縮を感じながら行うのがコツ。立ち上がるときは前足のかかとで床を押すようにすると◎。この一連の動作を左右各10回、2〜3セット行って。

両手を胸の前でクロス!背筋を伸ばして、足は軽く開く

背筋は伸ばしたままで、前ひざの角度は90°!片脚を後方に引いてお尻から下ろし、お尻から上がる!


【4】太ももがスッキリ!「ワイドスクワット」

「実はやり方次第で、前ももに筋肉をつけて太ももを大きく見せてしまう可能性も。そこで脚やせにおすすめなのが、脚を広げて行う“ワイドスクワット”。主に内ももの内転筋群とお尻の筋肉にアプローチし、前ももの筋肉を使うのを防いでくれるのがメリットです。内ももの内転筋群は衰えると外側へ引っ張られやすく広がって太見えしがち。太もものボリュームアップに悩んでいる場合は、迷わずに挑戦してみてください。続けることで、太もものシルエットがスッキリしてくるでしょう」(森さん)

【How to】10回/1DAY

  1. 足は肩幅よりやや広めに開き立ちます。
  2. その際に、爪先は30度、ひざは45度外側に向くように意識。ひざ下のねじれは、角度を守ることで防げます。
  3. 手はクロスさせ、指先を鎖骨に置く。

【OK!】お尻がぷりっとした状態が正解!

  • 曲げたひざ裏が正方形になるよう、お尻を突き出しながらゆっくり腰を落としていきます。
  • 立ち上がるときは、お尻を引き締めながら戻る。

【NG!】前傾姿勢は前もものムッチリ原因

  • 上半身が前かがみになりすぎると、前ももの筋肉を鍛えてしまう可能性大。
  • 腰を落としたときに、太ももの裏側に効いていると体感できると◎。

【NG!】ひざが内側に入ってしまう

  • 腰を落とすときにひざが内側に入り込む人は、ひざにねじりグセがある。
  • ひざは外側45度に向けるよう意識して、ゆっくり腰を落としましょう。


【5】「マウンテンクライマー」

インストラクター

KANAKOさん

【How to】
(1)腕立て伏せをするときのように、手を肩の下について、頭からかかとまで一直線になるようにつま先を立てる

(2)片ひざずつ、お腹の力を使って胸に近づける。お尻は上げないように! 左右交互にリズムよく繰り返す

※理想は1日に1セット30秒×3セット

【6】「空中自転車こぎ」

【How to】
(1)あお向けになり、ひざを立てて、手は頭のうしろに

(2)自転車をこぐように、脚を左右交互に前にのばす。このとき、脚と反対の腕も引き寄せるようにすると腹筋にも効果あり! 頭は下を向いたままで

※理想は1日に1セット30秒×3セット


※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事