【宅トレ】スクワットやバックランジ…3STEPでヒップアップ♪ 森拓郎直伝の下半身トレーニング
ここしばらくで、「太りやすくなった」「冷えが悪化」「体のメリハリが消えた」「疲れやすい」…そんなお悩みが多く寄せられるようになりました!少しずつ体を動かして、トレーニングに慣れてきたら、この3ステップを行ってみてください。
立ったまま行う、簡単下半身トレーニングはこの3ステップ!
Step 1 股関節の歪みを強力に矯正! ワイドスクワットで内もも&お尻がさらにキュッ!【10回×2~3セット】
足を肩幅よりも少し広めに開き、爪先を少し外側に向けて、両手を胸の前でクロスさせる。ひざを外側に開きながらゆっくりとお尻を真下に下ろし、ゆっくりと立ち上がるという動作を10回×2〜3セット。内転筋群と大臀筋が同時に伸縮することで、内側に歪んだ股関節も正しい位置に。ポイントは、立ち上がるときにお尻にエクボができるぐらい肛門を締め上げること。回数よりも、正しいフォームで行うことを意識して!
両手を胸の前でクロスして肩を下げる!足は肩幅より少し広めに開く、爪先はやや外向きに
目線は正面!背筋は伸ばしたままでお尻を真下に下ろすイメージで!
Step 2 蝶番のように股関節を動かすのがコツ! ヒップヒンジで下半身全体を強化!【10回×2~3セット】
両足を肩幅ぐらいに軽く開き、爪先はまっすぐ前に。両手は胸の前でクロスさせる。背筋をまっすぐ伸ばして両ひざを軽く曲げた状態で、お尻を後方に引くようにしながら、股関節から少しずつ上体を前に倒す。床と平行になるくらいまで倒したら、ゆっくりと元の姿勢に戻す。この一連の動きを10回×2〜3セット行って。ドアについている蝶番のように正しく股関節を動かすことで、お尻とおなか、裏ももまでがしっかりと鍛えられる。骨盤が後傾してお尻と裏ももの力が抜け、効果がなくなってしまうので、上体を倒しすぎるのはNG!
背筋は伸ばしたまま!上体を床と平行にして、両ひざは軽く曲げる
両手を胸の前でクロス!背筋を伸ばして、足は軽く開く
これはNG!
最大限の効果が期待できる分、難易度はやや高め!
立った状態で行う下半身トレーニングは、歪んだ股関節やひざ関節を矯正し、代謝を上げながら美しいボディラインに整えます。お尻と太ももだけでなく、体幹も自然と鍛えられるから最大限の効果が期待できますが、その分、難易度が高いのが特徴です。いきなり行ってもきちんとできないし、むしろ逆効果になることもあるので、寝たままトレーニングが完璧にできるようになってから始めるのがおすすめです!
Step 3 片脚ずつ後ろに引く動きが下半身に効く! バックランジでさらにお尻~裏ももを引き締め!【左右各10回×2~3セット】
両足を軽く開いて楽な姿勢で立ち、両手を胸の前でクロスさせる。片脚を後ろに大きく引きながらゆっくりと腰を落とし、前脚のひざが直角になるぐらいまで曲げたら、ゆっくりと立ち上がる。腰を落とすときも立ち上がるときも、お尻〜裏ももの伸縮を感じながら行うのがコツ。立ち上がるときは前足のかかとで床を押すようにすると◎。この一連の動作を左右各10回、2〜3セット行って。
両手を胸の前でクロス!背筋を伸ばして、足は軽く開く
背筋は伸ばしたままで、前ひざの角度は90°!片脚を後方に引いてお尻から下ろし、お尻から上がる!
『美的』2021年5月号掲載
撮影/横山翔平(t.cube) ヘア&メイク/藤原リカ(Three PEACE) スタイリスト/坂下シホ モデル/横川莉那 イラスト/長谷川まき 構成/内田淳子(本誌)、有田智子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
もり たくろう/2009年に自身のスタジオ『rinato』を東京・恵比寿にオープン。食事法やマッサージなど運動だけにとらわれない独自アプローチでモデルや女優などからの信頼も厚い。最新の著書『森拓郎式 ほぐし棒で翌朝もっと!小顔』(扶桑社刊)も話題。
「しなやかで不調知らずの“ちょうどいい体”は下半身から作られます!」