ヘアスタイル・髪型
2023.1.29

「ひし形ショートボブ」のコツが、わかる!【実例13】

どんな顔型でも似合う、美人ヘアの代表「ひし形」のショートボブ。前髪・骨格別に「似合わせるポイント」とおすすめスタイルをご紹介します。

ひし形ショートボブの「メリット3つ」

【1】「マスク時代」におすすめなヘアスタイル!

\教えてくれたのは…S.HAIR SALON青山店 宮澤卓也さん/

  • ひし形の髪は誰もが美しく見える黄金シルエット。
  • ショートやボブなどの短めヘアは、額に3角の透け部分を作るよう意識して!

「前髪は顔の見え方をコントロールする重要なポイントなんです。全体は頬骨ボリュームのあるひし形シルエットがおすすめ。そこに3角に透ける前髪を作ると、マスク姿でも抜け感が出ます」(宮澤さん・以下「」内同)

長め前髪でも薄ければ軽やか。

「片目が隠れる長さはむしろおすすめ。目元に視線が集まります」


【2】どの顔型でも似合うバランスの髪型

HAIR SALON FOCUS マネージャー

篠塚 純さん

「本当に似合うショートヘアにするためには、まずは自分の骨格を知ることから始めてみて。ショートヘアだけでなく、ミディアムでもロングでも、ベストバランスとされているのが“ひし形”です。どの顔型でも、全体のシルエットがひし形になるように整えて仕上げていくことがポイントになります」(篠塚さん)

 

【3】小顔見え効果バツグン!

王道のショートボブを大人っぽくするコツは、髪の質感にアリ!毛先を先細にすることで、柔らかくふわっとした動きを表現。また、アゴ上の絶妙な長さ設定と頰に落ちる前髪をつくることで、美ヘアのひし形シルエット&小顔効果を叶えます。丸型さんをはじめ、どんな顔型とも相性抜群なので、ぜひチェックを。

担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン)  清水豊さん

 

【前髪・骨格別】ひし形ショートボブの「似合わせポイント」

【前髪なし】老け見えせず、スタイリッシュに

  • マスクスタイルに断然おすすめなのが、長め前髪のショートボブ。
  • 幼く見えたり、老け見えすることがなく、スタイリッシュな大人の女性の印象に。
  • 前髪は薄く作り、サイドのレイヤーと緩やかになじませることで、フォルム全体のひし形感を強調。 同時に額の生え際の角が隠れ、肌の形が3角に見えると、小顔感もマスク美人もかないます。

ヘア/宮澤卓也(S.HAIR SALON) モデル/西原英理子さん(会社員)

\マスクだとこんな感じ/
長めの透ける前髪と、耳上のボリューム感がマスク顔を引き締めて見せる。

【前髪あり】目ヂカラもアップ

  • こちらもひし形のボリュームが出るショートボブべース。
  • 目の上辺りに薄く短い前髪を作ったことで、肌が適度に透けて、片目にグッと視線が集まる仕組み。
  • 分け目を反対側に変えれば、前髪なしのスタイリングも可能です。 緩めのパーマで加えたふんわり軽やかな質感も明るい印象の決め手に。

ヘア/植田高史(S.HAIR SALON) モデル/高塚優楼さん(主婦)

\マスクだとこんな感じ/
小さな3角ゾーンに薄く前髪がかかって透けていることで美人ニュアンスに。目力もアップ!


【丸顔さん】は「前下がり」がおすすめ

  • トップにボリュームを出して縦長のシルエット、前髪にすき間、サイドまたは後れ毛で頬を隠して横幅を小さく。
  • サイドのフォルムに前下がりのラインやもみあげをつくると効果的。

【面長さん】は「重心やや低め」がおすすめ

  • 横にボリュームがあるとよい
  • トップにボリュームはNG
  • おでこは隠し気味
  • 前髪があるとより小顔効果
  • ひし形の重心はやや低め
  • パーマもおすすめ

丸みあり×ひし形ショートボブ【5選】

【1】面長+でこ広カバーの内巻きショート

【how to“ベース&カラー”】
面長でこ広さんはシンプルなボブよりも少し丸みの出る位置が高くなるようにカットする事で、シルエットがひし形よりになり小顔効果が高くなります。前髪はあえてパツっと切る事で可愛らしい感じに仕上げました。もちろん、長めのシースルーバングにしたことで気になるおでこの広さもカバーしています。カラーは温かみのある9トーンのピンクブラウンでカラーをしてツヤが出るように仕上げました。

【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンを何パネルかに分けて内巻きに通すだけでOKです。仕上げにウェット感のあるオイルを全体的に馴染ませたら完成です!オイルは襟足から付けて、だんだん前に行き表面を付けて最後に顔まわりをつけるとバランス良く均一に付きますよ。

担当サロン:TheC hashimoto(ザ シー ハシモト) 橋本涼さん

 

【2】大人の暗髪インテリ風ショート

【how to“ベース&カラー”】
カットは、何と言っても黄金比のひし形シルエットになるように前上がりのレイヤーカットで、どの角度から見てもフォルムがきれいに見えるようにしています。トップ、サイドにボリュームが出るようにレイヤーの高さを決めるのがポイントです。カラーは暗髪透明感が抜群に出る、6レベルのアッシュグレーです。この色は暗すぎず、明るすぎないので大人ヘアとしても、お子さんがいて派手すぎないスタイルがいいママさんにもおすすめの色です。

【how to“スタイリング”】
スタイリングは、ミルクタイプの洗い流さないトリートメントをなじませて、トップを上に引っ張りながら乾かします。襟足は首に沿わせるように。ハンドブローだけでひし形シルエットを意識して乾かすのもポイントです。前髪の表面をサイドに流して軽めにして、お顔の印象を明るくします。最後にバーム系トリートメント大豆1粒分ぐらいを、手のひらにしっかり伸ばしてから髪全体に優しくなじませ、整えたら完成です。

担当サロン:TheC omotesando(ザ シー オモテサンドウ) Meguさん

 

【3】女度の上がるやわらかマッシュ

【スタイルのポイント】

  1. 奥行きのある前髪で骨格補正
  2. 個性の強すぎない柔らかな マッシュラインは好印象ショートです
  3. 丸みのあるひし形シルエットで面長を抑え 小顔効果、女性らしさUP

【前髪カットのポイント】

  1. 奥行きのある前髪の厚さは ハエグセの矯正もしやすく 束感もあるので抜け感があります
  2. サイドに繋げているので 耳掛けしても可愛いアシメです

担当サロン:Maria by afloat(マリア) 鳥居菜美子さん

 

【4】透明感カラーのくびれボブルフ

【how to“ベース&カラー”】
丸みボブのラインとウルフのくびれをmixさせた美シルエットのボブルフ。ハチ上を緩やかなレイヤー(ローレイヤー)でカットし、ハチ下はレイヤーでつなぐ事によって、丸みのあるレイヤーボブとくびれを強調するレイヤーウルフのmixヘア!立体感が出やすいように、膨らんで見えるハチ周りや耳後ろはしっかり量感調整します。毛先の質感調整カットも束感や空気感を作りやすくするために必須です。前髪は少しだけ厚めにとってラウンドカットにし、頭の丸みと形が綺麗に見えるようにしてます。カラーは今人気のあるピンク系オレンジ系。ブリーチをしてから、今回は透明感たっぷりのミルクティーオレンジで柔らかく艶々に仕上げました。

【how to“スタイリング”】
ハチ下は外ハネ1カール、ハチ上は内巻きゆる1カールの簡単スタイリング。顔周りにリバース巻きを足してひし形シルエットを強調するのもオススメです!仕上げは艶と束感が綺麗に出るオイルを中間から毛先に馴染ませて完成です。

担当サロン:STATES omotesando(ステイツ オモテサンドウ) 山口雄也さん

 

【5】顔まわりを包む「絶対小顔」ショートボブ

【how to“ベース&カラー”】
顔周りはリップラインよりも長めの前上がりショートベース。バックは丸みが出るように長さを残し、襟足はタイトにして丸みを強調させます。輪郭を包みやすくするため、もみあげより前の毛束にレイヤーを。さらにふわとしたひし形シルエットを作りやすくするため、ハチ上にもレイヤーを入れます。前髪は目にかかる長さでカットし、サイドは自然に繋げて。カラーは8トーンのブルーアッシュにフォギーベージュを入れて、赤みを消しつつ柔らかな色味に。

【how to“スタイリング”】
顔周りの左右の毛束が内巻き、外ハネと、違った方向に流れやすい人は乾かし方に注意。つむじの毛流れにより外ハネになる側が出てくるので、外ハネになる毛束は乾かすとき、必ず根元をしっかり前に引き出しながら乾かして。根元の毛流れのクセを取ってあげると、自然と内巻きに流れやすいです。乾かしたら26mmのアイロンを毛束の中間から挟み、全体の毛先を軽く内巻きに。レイヤーが入っているので毛先に動きが出やすく、自然とひし形シルエットが作れます。ラフな質感がおしゃれなのでスタイリング剤はなくてOK。気になる輪郭をカバーしつつ確実に小顔を狙える、こなれ感のある大人ショートです!

担当サロン:AFLOAT D’L (アフロート ディル) 須藤直矢さん

 

前髪あり×ひし形ショートボブ【5選】

【1】美シルエットの楽ちんショート

【how to“ベース&カラー”】
乾かしただけでひし形シルエットになるショートスタイルです。耳掛けした時も可愛くなるようにサイドバングを作って前髪とサイドを繋がり良くしています。サイドバングがあると耳にかけてとこめかみに穴が開かず、頬骨などもカバーしてくれるので小顔効果も◎。サイドとのつながりのある、長めのシースルーバングは扱いやすいように薄めに設定。カラーは明るめだけどナチュラルな13トーンのショコラブラウンでツヤのある仕上がりにしています。

【how to“スタイリング”】
まず乾かす際にトップがふんわりするように根元を起こして乾かします。その後全体的にアイロンスルーすれば立ち上がりもツヤも出てきれいにまとまります◎。サイドバングをリバースに巻くと馴染みが出るのでオススメです!最後はオイルをまんべんなく付けて完成です。

担当サロン:TheC hashimoto(ザ シー ハシモト) 橋本涼さん

 

【2】こなれたワイドバング×黄金ひし形フォルム

【スタイルのポイント】

  1. ワイドバングとすっきりショートボブ
  2. ショートスタイルでも最近はレイヤーを高くから入れすぎないスタイルが流行っているので、 下めにいれる
  3. 野暮ったく見えないよう、カラーや、すっきりとした耳掛けでこなれ感を

【前髪カットのポイント】

  1. 眉上1センチのワイドバングで個性的に
  2. ショートと合わせる場合、 量感を重たくしすぎない方がスタイルに良く合う

担当サロン:Lila by afloat(レイラバイアフロート) 緒方創惟(おがたそうい)さん

 

【3】ふわっと動きのあるくびれレイヤーボブ

【スタイルのポイント】

  1. シースルーバングひし形ボブルフ、カラーはブランジュ
  2. 顔まわりはリップ上に設定し、裾は襟ギリギリの長さに
  3. レイヤーをいれてひし形シルエットになるショートボブスタイル
  4. 顔まわりは小顔に見えるようレイヤーをいれる
  5. 耳下の毛量調整で裾はスッキリ

【前髪カットのポイント】

  1. 前髪は眉ぎりぎりのレングスにして、少しアシメ感をだす
  2. 毛先に束感をつくるって重すぎず、抜け感のある印象に

担当サロン:Maria by afloat(マリア) 山田祐里さん

 

【4】大人かわいいひし形ショートボブ

【スタイルのポイント】

  1. 大人かわいいひし形ショートボブ
  2. 重たくなりすぎないように質感を調節
  3. 手櫛を通してできる毛束感を作る
  4. 表面付近は軽くレイヤーを入れてシルエットを菱形に調節、柔らかな動きを出しやすくする

【前髪カットのポイント】

  1. シースルーバングでおでこを隠して小顔効果
  2. 扱いやすく、薄すぎず厚すぎず、流しやすいように調節するのがポイント

担当サロン:ALICe by afloat(アリスバイアフロート) 菅原 英さん

 

【5】老け見えしない、大人の上品スタイル

【how to“ベース&カラー”】
グラデーションベースのカットに、トップだけ表面に毛流れを見せるようにレイヤーを入れます。顔周りは少し短めにするとふんわり感が出る。前髪は少し厚め&長めに取り、流せるようして動きを。直毛さんは、必ずパーマもしくはアイロンで毛先にカールを!カラーは、ハイライトを仕込んだ7レベルモーブピンク。肌が綺麗に見えるから肌艶アップ効果があると共に、トレンドカラーをさりげなく明るすぎないレベルで入れることでやりすぎ感もなくおしゃれ度アップのメリットも。

【how to“スタイリング”】
乾かす際に、必ず毛穴を起こすように(軽く引っ張りながら)乾かす事でひし形のふんわりメリハリを引き出します。毛先にトリートメントバームをつければ、毛流れも強調できます。前髪もふんわり横から見たときに厚みが出るようにスタイリングすることで、全体的に動きが出る。耳に片方かけることでこなれ感も出て大人らしさもアップ。

担当サロン:DELA by afloat(デラ バイ アフロート) 青木拓也さん

 

前下がり×ひし形ショートボブ【3選】

【1】輪郭すっきりのパーマスタイル

【how to“ベース&カラー”】
ショートボブは少し前下がりにカットして小顔効果に。レイヤーを入れてふんわりとした柔らかいひし形シルエットにして下膨れをカバー。前髪は流し目にして、シースルーバングに。カラーは9トーンのトープグレージュ。ベージュベースに少しグレーを混ぜて透明感のある柔らかい質感になるので、透け感が出て重たい印象をなくします。

【how to“スタイリング”】
下膨れさん特有の重たさが出ないように、束感を作って抜け感を出しました。32ミリのアイロンで平巻きに巻きすることでふんわりとみえて下膨れがカバーされます。最後にバームを全体的につけて、毛先に束感を出してふんわりと動きのあるヘアにすることで優しいふんわりショートの出来上がり。

担当サロン:ALICe by afloat(アリスバイアフロート) 鎌倉 彩さん

 

【2】美シルエットな前髪ナシボブ

【how to“ベース&カラー”】
全体をアゴ上の長さで、やや前下がりラインにカット。トップにレイヤーを入れ、毛先が先細になるよう質感を調整します。前髪は、小鼻の位置に設定することで、巻いて頰にかかるため骨格のコンプレックスをカバーしてくれます。カラーは、寒色系のアッシュブラウンに。ブラウンの艶やかさがありつつ、赤みをしっかりおさえて柔らかい印象を与えます。

【how to“スタイリング”】
32mmのアイロンで、サイドは毛先ワンカール巻きます。後ろは、耳上の髪のみ同様に毛先ワンカール。アイロンを軽く通して、ナチュラルなカール感にするのが柔らかさのポイント。ただ、前髪はしっかりワンカール巻いて、動きを出します。スタイリング剤はトリートメント効果のあるバームをえり足→顔まわり→全体→前髪と圴一になじませたら完成です。

担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン) 清水豊さん

 

【3】丸顔さんにもおすすめな王道スタイル

【how to“ベース&カラー”】
アゴラインの長さ設定で、前下がりのショートボブにカット。ウェイトラインを低めにして丸みのある後頭部帯にすることで女性らしさを演出。前髪は目にかかる長さで下ろし流しに。カラーは10レベルのベージュ系をチョイス。赤みやオレンジを抑えつつ、くすみ知らずで柔らかい印象に仕上げます。

【how to“スタイリング”】
ドライ後、全体をストレートアイロンで仕上げます。表面をふんわりCカール風に仕上げると美シルエットに。ウェットな仕上がりのヘアオイルを全体的に馴染ませます。ポイントは内側にもしっかり塗布すること。内側にしっかりつければ膨らみも抑えられます。最後に、顔まわりの毛束感を整えたら完成です。

担当サロン:AFLOAT D’L (アフロート ディル) 井上晃輔さん

 

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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