ヘアスタイル・髪型
2023.3.7

シム・ウンギョンさん風に近づく【15の髪型実例】黒髪系のハンサムショート

韓国出身の女優、シム・ウンギョンさん風に近づくおすすめの髪型を『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからご紹介します。日本の映画やドラマにも出演されているシム・ウンギョンさん風の黒髪系ショートを集めました。

シム・ウンギョンさん風の髪型って?

シム・ウンギョンさんといえば黒髪のハンサムなショートが定番です。ドラマ「七人の秘書」ではふんわり感を出したショートで、映画「新聞記者」では知的な雰囲気の耳掛けショートボブが印象的でした。その他おでこを出したハンサムショートも似合います。

ショートヘアで垢抜ける人って?

HAIR SALON FOCUS マネージャー

篠塚 純さん

ショートヘアでさらに垢抜ける人の共通点は?

「芸能人の方々の場合は、顔が整っているという条件もありますよね。ですが、それよりもショートが映えるのが、“顔が小さい”、“首が細い、長い人”でしょうか。顔の印象よりも骨格が重要かもしれません。骨格にコンプレックスがあったとしても、似合わせポイントで、似合ったショートが叶うはずです」(篠塚さん・以下「」内同)

骨格別!似合うショートへアのポイントは?

「本当に似合うショートヘアにするためには、まずは自分の骨格を知ることから始めてみて。ショートヘアだけでなく、ミディアムでもロングでも、ベストバランスとされているのが“ひし形”です。どの顔型でも、全体のシルエットがひし形になるように整えて仕上げていくことがポイントになります」

  • 卵さん
    基本的に何でも似合います。だからこそ、ちょっと冒険するのもおすすめ。
  • 面長さん
    横にボリュームがあるとよい、トップにボリュームはNG、おでこは隠し気味、前髪があるとより小顔効果、ひし形の重心はやや低め、パーマもおすすめ。
  • 丸顔さん
    トップにボリュームを出して縦長のシルエット、前髪にすき間、サイドまたは後れ毛で頬を隠して横幅を小さく、サイドのフォルムに前下がりのラインやもみあげをつくると効果的。
  • 逆三角形(ハチはりさん)
    トップにボリューム、前髪を広めにとり、ラウンドさせて丸みをつける、すき間ありバング、あごラインにウエイトまたは動きがあるとよい、先細りのスタイルやボブ、厚めで直線的な前髪はNG。
  • エラはりさん
    あごラインにポイントをつくる、顔周りに動きをつけてあごラインをカバー、ゆるくくびれるレイヤー、トップにボリュームや曲線のスタイル、重心をやや上にしてひし形をつくる、前髪は幅を狭くしてサイドに流す、えり足すっきりのショートはNG。
  • 四角顔さん
    トップにややボリューム、おでこは出しすぎない、前髪は幅を狭く、横のフォルム重要、前髪にすき間、女性らしい柔らかな質感と明るめカラー。

ドラマ「七人の秘書風」黒髪系ふんわりショート【5選】

【1】くせ毛さんにおすすめなマニッシュマッシュショート

【how to“ベース&カラー”】

  1. 丸みのあるマッシュレイヤーショートを作るために、トップはボリュームレイヤー、ベースはグラデーションカットで全体に動きを出すようにカット。
  2. 元々少し癖がある髪質なので、それを活かすために束間を出すようにしている。
  3. カラーは、根元は7トーン毛先は9トーンのインディゴブラウンで赤みが出にくい優しいブラウン。洋服との相性もいいのでおすすめ。

【how to“スタイリング”】

  1. バームを大豆1粒ほどを手に取り、手のぬくもりでしっかりと温めて手のひら全体に伸ばす。
  2. それを、髪にくしゃっと馴染ませて、顔周りの毛先をすっと前に流すようにつけてあげると束間が出て、シルエットのきれいな動きのあるスタイルが出来上がる。

担当サロン:SINCER ELY(シンシアリー) 斎藤美紀さん

 

【2】ニュアンスパーマのラフなショート

【how to “ベース&カラー”】

  1. ベースは前下がりのショートボブにカット。顔まわりトップには軽さが出るようにレイヤーを入れる。
  2. 前髪は目の上ギリギリの長さで切り、サンドバングとマッシュラインで繋げて丸みのあるスタイルに。量感を調整して、重すぎない印象としている。
  3. カラーは6レベルのアッシュグレーに。ダークカラーでありながら、透明感があり重さを感じさせず、屋外で太陽の光に当たった時には透けたように見える色味。

【how to “パーマ&スタイリング”】

  1. 23~25mmのロッドを使い、襟足以外に毛先ワンカールのパーマをかける。
  2. スタイリングは、キレイにまとめようとせずに、ドライヤーでざっと乾かすだけでOK。
  3. 乾いたらミルクやバターなどウェットな質感に仕上がるスタイリング剤を全体的に揉み込み、毛束感を整えたら完成。

担当サロン:Sui(スイ) 新地 琢磨さん

 

【3】束感を出したランダムカールショート

Point

トップから前髪に長さとボリュームがある短めの前下がりショート。耳が出る短さのハンサム感とのコントラストでかえって女らしさが匂い立つ。

〈カット〉
目の下の長さの前髪から前下がりのショートカットに。全体に少しレイヤーを入れて毛量調節を。もみあげ部分と襟足は深めに切ってすっきり。サイドにはボリュームをもたせ、顔周り~もみあげはスマートにすると小顔感が出る。

〈スタイリング〉
細めアイロンでランダムにカール。柔らかなバームで束感を出すだけの簡単スタイリング。

SIDE

BACK

担当サロン:SIX. シックス MIHOさん

 

【4】パーマまたはくせ毛で動きを出したおしゃれショート

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【how to“ベース&カラー”】

  1. 全体はマッシュウルフのベースで、襟足を外ハネ、全体的に柔らかく動くパーマをかけて雰囲気を出している。ウェーブパーマ、もしくはくせ毛を活かして髪の動きを出す。
  2. カラーは明るく抜けたベース(ブリーチなし)に7トーンのグレージュを乗せて、透明感のある地毛風カラー「ダークグレージュ」に!

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【how to“スタイリング”】

  1. まず全体的に水分を入れて、パーマを戻す。その時はスプレーがあると◎。
  2. 全体的に水分を揉み込んでカールを出したら、トラックオイルのno.3とオーバームを1:1でMIXして、それも毛先を揉み込むように全体へつける。顔まわりや襟足はわざとはねさせるのがポイント。

担当サロン:THE ORIGIN’S SALON(オリジンサロン)  原菜摘さん

 

【5】トップふんわりマッシュショート

2

スタイルのポイント

  1. グレージュマッシュクールショート 
  2. 顔まわりのレイヤーで小顔に
  3. 重めのマッシュシルエットで面長を抑え、トップはふんわり
  4. 耳掛けで毛量調整。丸みシルエットも作る

前髪カットのポイント

  1. フルバングのアシメでトップの高さはだしつつ、束感をだして抜け感を出す

担当サロン:Maria by afloat(マリア) 山田祐里さん

 

映画「新聞記者風」知的な印象のショートボブ【3選】

【1】ランダムカールを付けたモードなショートボブ


【how to“ベース&カラー”】

  1. ベースは、前下がりのグラデーションボブをアゴラインでカット。全体をレザーでカットすることで、毛馴染みがよく柔らかい動きを出しやすくする。
  2. 後頭部は長さを残しながら軽さを出すよう、インナーにグラデーションを入れる。
  3. カラーは6レベルのアッシュブラウンに。暗めの中にも透明感や柔らかさを感じられ、光に当たった時の透け感がキレイな色味。


【how to“スタイリング”】

  1. パーマは、16〜18mmをメインに、中間から毛先にデジタルパーマをかける。
  2. スタイリングは、ラフに8割ほどドライした後、ソフトワックスとオイルを同量ミックスしたものを中間から毛先に揉み込む。オイルはツヤ感と束感を出してくれるので必ず混ぜて。
  3. 最後に、髪を上につまみ上げ、パラパラっと散らすように落とし、シルエットを整えたら完成。

担当サロン:Rougy (ロージ) 渡邊健太さん

 

【2】センターパートのクールビューティーヘア

【how to“ベース&カラー”】

  1. 襟足の長さをアゴラインで設定し、グラデーションでカット。
  2. 前髪も襟足と同様に、アゴラインでカット。全体にしっかり量感を調整して、束感をつくりやすくする。
  3. カラーリングは、6レベルのダークアッシュに。赤みがなく、暗めのカラーリングでクールな印象を与えてくれる。

【how to“スタイリング”】

  1. ドライヤーで乾かすだけで決まる、お手軽スタイリング。襟足が浮きやすい人は、ドライヤーの風を上から当てて、手で抑えながら乾かすと◎。
  2. さらに、センスアップするなら、32mm のアイロンで、前髪を顔の前に集めてワンカールさせて。
  3. 最後に、保湿力のあるヘアオイルを全体的に馴染ませて、艶っぽく仕上げたら完成。

担当サロン:drive for garden(ドライブフォーガーデン) 今野佑哉さん

 

【3】ストレートタッチのハンサムなショートボブ

【how to“ベース&カラー”】

  1. 前髪の長さをリップに設定し、サイドから前髪にかけて前下がりにカット。
  2. バックの毛量調整では重さを残しつつ、ラインを見せるスタイルに仕上げる。また、バックのウェイトは低く設定して、若見えヘアに。
  3. カラーは、10レベルのフォギーベージュでハイライトを入れながら、ベースを6レベルのアッシュブラウンに染める。アッシュブラウンは、肌色をキレイに見せてくれる赤みを抑えたブラウン。

【how to“スタイリング”】

  1. ハイライトがキレイに見えるところで分け目をつけて髪を乾かす。
  2. ドライ後、ストレートアイロンでさらっと通すようにプレス。
  3. スタイリング剤は重めのヘアオイルをセレクトし、髪全体に塗布したら両手で髪を挟んでカットラインをしっかり出す。前髪にもスタイリング剤をつけて、束感をつくりウェットな質感に仕上げたら完成。

担当サロン:LONESS omotesando(ローネス オモテサンドウ) 原倫子さん

 

おでこ出しをした洗練ショート【7選】

【1】立ち上げバングのボーイッシュなショート

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スタイルのポイント

  1. 前髪を立ち上げて乾かすのですが、トップに高さを出し過ぎるのはNGなのが面長さんなので、立ち上げたら根元以外は抑えて目尻に沿わせる
  2. ワックスをもみ込んで、癖を活かしてたら目の荒いコームで梳かして整える。この時、癖を活かしつつ整えることがポイント
  3. 顔周りは、目にかかる長さでラウンドしてカット
  4. 癖を活かしたいのでテンションをかけずに(引っ張らない)でカット
  5. ボリューム感を残したいので毛先を中心に軽く

担当サロン:TheC ebina(ザ シー エビナ) 森谷やよいさん

 

【2】かっこいい雰囲気のおでこ出しショート

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スタイルのポイント

  1. お顔型に似合うように前髪を立ち上げて高さを出す
  2. ハンサム系にしたいのでクールな印象になるよう毛先を軽く
  3. 襟足はタイトに抑えるのがポイント

前髪カットのポイント

  1. 幅狭で目にかかる長さにカットし、サイドは頬下長さにつなげてカット
  2. 下ろして流すことも可能ですが、カッコよくしたい場合は立ち上げ前髪がオススメ

担当サロン:TheC ebina(ザ シー エビナ) 森谷やよいさん

 

【3】ウェット質感の今どきショート

【how to“ベース&カラー”】

  1. 前髪は目にかかる長めでカット。
  2. えり足はハイグラデーションの上にグラデーションを重ね、丸みのあるラインをつくる。
  3. サイドは頬の長さにカット。全体的にライン感を出すようにするのがポイント。
  4. カラーは、5レベルのグレーアッシュに。自然光に当たった時の透明感が秀逸で、赤みやオレンジっぽさを完全に消したい人におすすめ。

【how to“スタイリング”】

  1. クセが気になる人はストレートアイロンをさらっと通してから、ジェルを全体的になじませウェット質感をつくる。ジェルは固まらないタイプがおすすめ。
  2. タイトに仕上げて、前髪は少しほぐすようにつまみ、パラっと下ろすとこなれ感がプラスされる。

担当サロン:MINX青山店(ミンクス アオヤマテン)和田流星さん

 

【4】シンプルさが魅力のベリーショート

【how to“ベース&カラー”】

  1. カットは、サイドグラデーションがベース。サイドは、耳たぶが隠れるギリギリの長さに設定し、えり足は短めにする。
  2. カラーは、4レベルのオリーブグレージュに。5レベルと4レベルの薬剤をミックスするのがポイント。発色がキレイになり、地毛感とは違った柔らかさと透明感を感じられる。

【how to“スタイリング”】

  1. 全体にオイルを軽くつけてから乾かす。
  2. ドライ後、ツヤ感を出すヘアバームをつけたらコームスルーを。タイトに仕上げつつ、キレイな面をつくる。最後に顔まわりの髪をほぐし、毛束のニュアンスを整えたら完成。くせ毛や硬毛の人は、コスメストレートなどをかけても。

担当サロン:S.HAIR SALON(エス) 古谷貴洋さん

 

【5】くせ毛を活かしたパーマ風ショート

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【how to“ベース&カラー”】

  1. 前髪からサイドにかけてレイヤーを入れている。顎から襟足にかけて、ざっくりレイヤーを入れるのがポイント。元々の癖を活かしているので、カット後にきれいなまとまりが出てパーマをかけたようになる。
  2. カラーはせずに地毛の黒髪のままにしている。
  3. 癖がなくパーマでこのスタイルを作る場合は、襟足は外巻きでミドルはスパイラル、トップと前髪は円錐ロッドをスパイラルで巻いてウェーブを作る。

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【how to“スタイリング”】

  1. 全体をしっかり濡らして、タオルドライ。
  2. ムースを全体に馴染ませたら毛先にバームをつけて動きをつけたら完成。

担当サロン:NiL(ニル) 大石真里奈さん

 

【6】モードな丸みシルエットショート

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【how to“ベース&カラー”】

  1. ベースのカットは、前髪を目の下に設定し、サイドから前上がりにつながるハンサムショート。
  2. 後ろは丸みシルエットになるよう、サイドから緩やかなラウンド状にカット。
  3. カラーは4レベルのブルーアッシュに。地毛では表現できない透明感を出し、垢抜けた印象を与える。

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【how to“スタイリング”】

  1. スタイリングのポイントは、顔まわりをストレートアイロンで内巻きにすること。ゆるめのニュアンスがつくことで、おしゃれ感に差がでる。
  2. 重めのオイルを根元近くから全体になじませ、ライン感を強調したらフィニッシュ。

担当サロン:GARDEN YOKOHAMA (ガーデンヨコハマ) 井上珠実さん

 

【7】センターパートとウェット質感のハンサムショート

Point

柔らかな丸みを描く重めのAラインシルエットと、センターパートの前髪が醸し出す中性的な雰囲気が魅力。あえての黒髪でピュアさを、ちょいウエットな質感でこなれ感を。

〈カット〉
丸みのあるフォルムのショートがべース。前髪~サイドがつながるようにレイヤーを入れる。

〈パーマ〉
硬いorぺったりしやすい髪質の場合、ワンカールのパーマをかけるとスタイリングが楽に。

〈スタイリング〉
クールな印象のショートヘアだけれど、ゆるっと流れる前髪の隙間から見える横顔が色っぽい。 26mmのコテで毛流れに丸みをつけるように内巻きにして、軽め質感のオイルをなじませてツヤをON。

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BACK

担当サロン:FILMS Tamachi Shibaura 影山夏美さん

 

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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