ヘアアレンジ・髪型
2024.8.1

忙しくても簡単、すっきりアップヘア【アレンジ10選】

簡単なのにきちんと感こなれ感のあるアップヘアをご紹介します。人気美容師さんが教えるアレンジは髪のプロだからこそ参考になるアレンジです。デイリーに使えるアレンジばかりなので、覚えておくと便利ですよ。

「ポニーテール」色んなシーンに使える簡単アップヘア【2選】

【1】ゴム隠しがポイントの基本のポニーテール

K-two GINZAスタイリスト

谷口翠彩(みどり)さん

爽やかでアクティブな雰囲気のポニーテールですが、結ぶ位置のバランスにより、合わせるファッションのテイストを選ばないというメリットがあります。さらに、簡単にできてワンランクアップした印象になるのが、毛束を使ったゴム隠し。大人にもぴったりなので、コツを覚えてぜひマネしてみて!

STEP1:ポニーテールを作る
大人ポニーテールがキレイに見える結び位置は、後頭部の丸みの一番高いところ。全体に薄くソフトワックスかバームをなじませてから、顔周りの後れ毛を残し、手ぐしで髪を集めて結ぶ。結ぶゴムは、できるだけ細いものが◎。

STEP2:トップの髪を引き出す
結び目を手で押さえながら、トップの毛束をランダムに引き出してこなれ感をプラス。このとき、サイドはピタッとしている方が清潔感が出るため、サイドは引き出さずそのままに。

STEP3:毛束でゴムを隠す
結んだ毛束の一部(できたら下部分)を取り、結び目のゴムの上からぐるぐると巻きつける。巻きつけ終わりが、毛束で隠れる下位置にくるのがベスト。巻きつけた毛束は、ほどけないように短めのアメピンでしっかり留める。

\SIDE/

\BACK/

【2】簡単テク!くるりんぱをつなげたワンポニー

GARDEN ginza トップスタイリスト

加藤ゆりえさん

「髪を下ろしていると夏は首元が暑いですね。なので結んでしまうことが多いですが、その際にこだわるのは、顔周りの後れ毛を必ず残すことと、下ろしているときよりもスタイリング剤をしっかりつけることです。私はオイルを使っていますが、束感ができてかわいく見えるのもいいですね」(加藤さん)

STEP1:ポニーテールにくるりんぱを作る
髪全体にオイルを多めになじませておく。前髪と耳前の毛を残し、他は後頭部の真ん中あたりでポニーテールを作る。結び目より少し下をまた結び、間の毛束をくるりんぱに。それを2回くり返す。

STEP2:くるりんぱ部分をほぐす
くるりんぱにした部分の髪を指先でランダムにつまみ出し、適当にほぐす。このひと手間でこなれ感がグンとアップ!

STEP3:耳前の後れ毛を巻く
残しておいた後れ毛をカールアイロンで巻く。アイロンを縦に使い、なるべく顔に沿うように巻くと、程よい落ち感が出る。

\SIDE/

\BACK/

「お団子」各レングス向け簡単アップヘア【3選】

【1】ボブ向けお団子

K-two Esola IKEBUKURO スタイリスト

村山結香菜さん

「今の私のヘアスタイルは肩につかないボブで、かろうじてひとつ結びや小さなお団子ができる長さです。タイトに結ぶのもいいのですが、ナチュラルなテイストが好きなのでどこかにふわっとしたニュアンスを加えたくて、ロープ編みとビッグシュシュでボリューム感を出しました」(村山さん)

STEP1:サイドをロープ編みにする
ロープ編みとは、毛束をふたつ取ってそれぞれねじりながら重ねていく編み方。ツイスト編みとも呼ばれる。編んだりまとめたりしたときに短い毛がピンピン出てこないよう、いつもより多めのオイルを髪になじませてしっとりさせておく。後れ毛を残し、サイドの髪を2束取ってロープ編みに。耳後ろまで編んでピンで留めたら、編んだ部分の毛束を指先で引き出して軽く崩す。両サイドをロープ編みにしておく。

STEP2:プチお団子を作る
髪全体を手ぐしでざっくりと下位置にまとめ、毛先を引き抜かずプチお団子にする。

STEP3:全体のシルエットを調整
結び目を押さえながら後頭部の髪を指で少しずつつまみ出してふっくらさせ、丸みのあるシルエットに。結び目にシアーな素材のビッグシュシュをあしらう。

\できあがり/

\SIDE/

\BACK/

【2】ミディアム向けお団子

ALBUM GINZA トップスタイリスト/副店長

芝崎綾香さん

「甘くならないように顔周りの後れ毛をシャープにしたり、襟足にちょろっとした毛束を残して、アクセントにしています。スタイリング剤をしっかりつけておけば、巻かなくてもニュアンスのある質感になりますよ。バランスなどもあまり考えなくていいから、アレンジ初心者さんでもパパッと5分くらいで作れます」(芝崎さん)

\How to/

STEP1:スタイリング剤をしっかりなじませる
指先でひとすくいしたバームを手のひらにしっかりのばして、フロントからオールバックで毛先までなじませる。パサつきが気になる場合は、バームを一気につけず少量ずつ足していくこと。

STEP2:ダブルのお団子を作る
顔周りともみあげの毛を残し、ハチラインより上の髪をハーフアップにして毛先を引き抜かない輪結びにする。ハチラインより下は、上の結び目と近い高い位置で同じような輪結びに。襟足のみつかど(襟足の両端のいちばん下がった部分)の毛束を引き出し、後れ毛にする。

STEP3:トップの毛を引き出す
結び目を押さえながら、トップの毛束をランダムにつまみ出して高さを出す。顔周りやもみあげ、襟足の後れ毛がパサついている場合は、ほんの少しバームをつけた指先でなぞって束感を出して。

\できあがり/

\SIDE/

\BACK/

【3】ロング向けお団子

K-two Esola IKEBUKURO スタイリスト

土佐優奈さん

縦型のお団子。これは韓国アレンジのひとつで、「ボンヘアー」と言われるもの。特に低い位置でざっくりと作ったものは「ロウボーン」と呼ばれ、今や定番の形になっています。

\How to/

STEP1:縦型のお団子を作る
髪全体にオイルをなじませてから、インナーカラーが入っている左サイドの髪を残して後ろでまとめる。毛束を縦に折り返し、真ん中をゴムで結んでロウボーンを作る。

STEP2:サイドの毛束を結び目に巻きつける
残しておいた左サイドの毛束をお団子の結び目に巻きつけ、毛先は結び目のゴムに入れ込んでほどけないようにする。心配な場合は小さめのアメピンでしっかり留めて。インナーカラーが入っていなくても、このワンテクで差がつくはず。

STEP3:ヘアアクセを飾る
左耳の下にヘアアクセ(飾りピン)をつけ、サイドの髪が浮かないように留める。

\できあがり/

\SIDE/

\BACK/

「三つ編み」で作る簡単アップヘア【2選】

【1】大人可愛いツインテール

ALBUM GINZA スタイリスト

ほまれさん

Point

最初にしっかりスタイリング剤をつけることで髪がまとまりやすくなり、ツヤ感もアップするので必ず取り入れて欲しい。

「あまり髪を引き出したりせずタイトめにすることと、ツインの結び目を耳下にして毛束が下に落ちるようにするのがポイントです」(ほまれさん)

STEP1:ツインの三つ編みを作る
最初に、小指の爪ふたつほどの量のヘアバームを髪全体にしっかりなじませる。後ろをざっくりと左右で分け、それぞれ耳の下で結んでからタイトな三つ編みにして、編み終わりもゴムで結ぶ。

STEP2:毛束を折り込んでお団子風に
三つ編みにした毛束を内側に折り込み、毛先を地の結び目のゴムに入れ込んで留める。毛束が太い場合は、上からゴムで結んで留めてもOK。

STEP3:金ピンを飾る
ヘアアクセ代わりに金ピンをランダムに留めて飾る。クリップやバレッタなど手持ちのアクセを使ったり、結び目にリボンを巻きつけたりしてもかわいい。

\できあがり/

\SIDE/

\BACK/

【2】涼し気な三つ編みまとめ

K-two GINZAスタイリスト

谷口翠彩(みどり)さん

キュッと3つ編みにしてからタイトにまとめた大人っぽく小粋なアレンジ。

\How to/

  1. ワックスを髪全体になじませておく。
  2. 下位置でひとつ結びにしてから、毛束を3つ編みに。
  3. 編み終えたらゴムで結んで、毛束を内側へ折りたたむ。
  4. 上から太めのゴムで結び、ヘアアクセをあしらってゴムを隠して。

「クリップ」を使った簡単アップヘア【3選】

【1】きちんと感のあるアップアレンジ

美的専属モデル・美容研究家

有村 実樹さん


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Q.普段も髪はセットしていますか?
A.簡単なまとめ髪が定番です
「撮影がない日はノーメイク(日焼け止めのみ)で過ごすことも多いで、キレイめのヘアクリップで髪をまとめて“きちんと感”をプラス。近所に出かけるときはイヤリングとリップを足して、華やぎをアップさせます」(有村さん)

STEP1:片手(やりやすい方でOK)で髪をひとまとめにする。その上に位置するように、使っていない方の手で、人さし指を置く。

STEP2:人さし指を包むように、まとめた髪を上げ、さらに人さし指でまとめた髪をキャッチする。

STEP3:人さし指でキャッチした髪を中側にクイッと入れ込むようにツイストしていく。このときに髪の毛先が中に入るようにする。

STEP4:ツイストして夜会巻きのようなフォルムになったら、使っていない方の手で髪を固定し、全体をクリップで挟めば完成!

完成!

\バックスタイルはこんな感じ!/

【2】簡単可愛いねじりツイン

MINX aoyama デザイナー

楠瀬有香さん

「ミニクリップはすごく使えます。どこでも買えるんですけど、これはH&Mで購入。今日のようなベーシックカラーは髪になじみ、さりげない感じ。カラフルなミニクリップを使うと、ポップなイメージになります。小さいからポーチに入れやすく、ちょっと物足りないなとか髪がジャマだなと思ったらすぐに使えるのも便利」(楠瀬さん)

STEP1:ツインにして毛束をねじる
バームやジェルオイルなど、少し濡れ感が出るスタイリング剤を髪になじませる。後ろで髪を左右に分け、片方の毛束をしっかりねじる。ねじるときは横に広げすぎず、毛束を下げながらねじることが大事。

STEP2:毛束を折り返してクリップで留める
ねじった毛束は上に折りたたんで縦長にし、首の付け根あたりでクリップで留める。留めるとき、なるべく内側にすること。髪が多い場合は、ゴムで結んでからクリップをつけてもOK。

SIDE

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【3】韓国風アップアレンジ

MINX ginza トップデザイナー

川上春香さん

手軽に使えてかわいいアクセントになり、つけるだけでどこか韓国風になれるバンスクリップは、髪が長めの人ならひとつは持っているはず。髪をまとめてそのままつけるだけでもさまになりますが、ひと手間加えると崩れにくくさらに素敵に。

STEP1:逆くるりんぱにする
全体にオイルをなじませたら、顔周りの髪を残して他は後ろでひとつ結びに。結び目の上に穴を開け、毛束を下から入れて、毛束を引き抜かずにそのまま押さえておく。(※一般的なくるりんぱは毛束を穴の上から入れる)

STEP2:バンスクリップで留める
引き抜かない逆くるりんぱの上からバンスクリップを挟み、しっかり留める。大きめのバンスクリップを使うのが◎。

STEP3:後れ毛を巻く
残しておいた顔周りの髪を、ストレートアイロンで軽く内巻きに。パサッとするようなら少量のバームなどをつけ、束感を出す。

\できあがり/

SIDE

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※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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