健康・ヘルスケア
2020.3.12

「やろうと思えばできるのに後回しにしてしまう…」先送りグセの対処法を医学博士が解説

やろうと思えばできるのに後回しにしてしまう…週末はやる気低下で期限ぎりぎりに…そんな「先送りグセ」ありませんか? 医学博士の吉田たかよし先生に、みんなが悩むありがちな先送りパターンを解説してもらいました!

「美的クラブ」アンケート集計結果!

Q.今、やるべきことがあるのに先送りしているものはありますか?

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YESの中には、「先送りによって、どんな結果が待ち受けているかを想像できない自分のせい」と不甲斐ない自分を責める意見が多数。NOの中には「焦りたくないし、自分の大切なものを最優先したい。先送りなんて時間の無駄」という意識の高い読者の声もありました。

クセの強いクライアントに連絡するのをためらい、翌日にもち越してしまいます。

→イヤなことであればある程、いつやるかを明確にしましょう。

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ハラスメント体質な上司やクレーマー気質な顧客など、どの業界にも存在するクセの強い人…。
「そういう相手こそ、先送りしたことによって自分が被るダメージは大きいものです。多くの人は“いつ行動するか”と“実際に行うこと”がごっちゃになるので、つい先送りしてしまうんですね。“いつ行動するか”は感情と切り離し、脳の中でも理性の中枢を担う前頭前野に働きかけて、具体的な日時を『えいっ』と決めます。後は、真正面から相手と向き合いましょう」

>>先送りをしてしまう脳のタイプ
気の乗らないことを後回しにする「めんどくさ脳」タイプ
完璧にしようとして仇に…「キチキチ脳」
自分の力を過信してキャパオーバー…「なんとかなるさ脳」

住所変更に伴う支払方法変更処理を忘れて、公共料金が未払いのまま…。別に払えないわけではないのに、つい…。

→忙しくて見送りがちな雑務作業こそ脳をリフレッシュさせる最良の手段になります。

仕事はできるのに、精算だけは苦手という人は意外に多いもので…。
「頭を使って思考することが必要な仕事が重なると疲れてしまいますね。そんなときに雑務でリフレッシュするのはとても効果的。仕事が前に進まないフラストレーションを単純作業である事務手続きなどに当てれば、脳も癒されて一石二鳥です。先送りしないよう、後は忘れないように予定を手帳に書き込んでおきましょう」

>>先送りをしてしまう脳のタイプ
気の乗らないことを後回しにする「めんどくさ脳」タイプ

月曜の朝イチに必要な打ち合わせ資料の準備を日曜の夜まで先送り。「○○さんに確認しないとわからないじゃん、間に合わない!」みたいなことが多々…。

→週末は脳のやる気機能が低下します。朝のうちにやりましょう。

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平日に終わらなかった仕事を週末に片づけようとして、失敗した経験は数え切れず…。
「日曜の夜に発覚したというのが最悪ですね…。まず、夜はやる気やモチベーションをつかさどる脳の前頭前野が低下する時間帯です。週末はそれに拍車がかかりますので、先送りしたことに取り組むにはリスクが高すぎます。やりたくないな…、なんとかなるか…という先送りグセに対処するには、やる気が高まりやすい平日、さらには朝に作業するのが効果的です」

>>先送りをしてしまう脳のタイプ
自分の力を過信してキャパオーバー…「なんとかなるさ脳」

 

監修をしてくださったのは…
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医学博士 吉田たかよし先生
東京大学工学部卒業後、北里大学医学部を経て、東京大学大学院医学博士課程を修了。本郷赤門前クリニック院長。脳科学とメンタル医学を活用した診療に携わる。『「ついつい先送りしてしまう」がなくなる本』(青春出版社)ほか著書多数。

 

『美的』2020年4月号掲載
イラスト/やましたともこ 構成/宮田典子(HATSU)

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