健康・ヘルスケア
2020.3.14

「いつかやろう…」その先送りグセは脳のせいだった! 原因と対処法を医学博士が解説

面倒臭い…気が乗らない…。仕事もプライベートも“先送り”しがちな方は必見! 医学博士の吉田たかよし先生がその原因と対処法を徹底解説します。

TOEICのテストを受けようと、張り切ってテキストまで買ったのにまるで新品のよう…。2ページだけやっている所が、また痛々しい

→未来の自分の価値を上に見すぎ! 何事もスクラップド&ビルドです。

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「英語学習が自身にとって価値あるものならすぐ取り組むべきですが、先送りするということはそこまで必要性がない可能性が大きいです。まずは始める前にそこを検討する必要がありますね。必要なのに先送りをしたのなら、未来の成果を先どりして自分の価値が上がったと勘違いしたことが原因でしょう。何かを始めるときは、それに相当するものを先に捨てるくらいの気持ちが必要です」
脳の中で現実と未来の収支が合うよう常にコントロールしたい!

>>先送りをしてしまう脳のタイプ
気の乗らないことを後回しにする「めんどくさ脳」タイプ
完璧にしようとして仇に…「キチキチ脳」
自分の力を過信してキャパオーバー…「なんとかなるさ脳」

学生時代からの友人に、会おう会おうと言いつつも、予定日を決められないまま早数か月…。

→自分にとってそれはプラスかどうか、5分以内で考えましょう。

「これは、ご友人と会うことに少なからずデメリットを感じているのでは? 忙しくて時間がとれないとか、ライフステージが変わって話が合わなくなったとか。損得で友人を切り捨てるなんてできないと思われるかもしれませんが、大人の女性として、そこは貴重な時間を有意義に使うためと考えましょう」
先送りする理由を見つめ直してみて。

>>先送りをしてしまう脳のタイプ
心配しすぎて進まない…「ネガティブ脳」

海外旅行の航空券予約を、仕事が忙しいことにかまけて後回しにしていたら満席になって旅行の予定が流れた!

→実は行かなくて良かったのかも!?先送りしていいこともあるんですよ。

「この方は旅行の予定が流れて、内心ホッとしているのではないでしょうか。旅行をしたかった気持ちは本当かもしれませんが、忙しい時期にあえて海外旅行を選んだ自分を後悔し始めていたのかもしれません。脳がそうさせないように、確信犯的に先送りしたことなのでは? 先送りが悪いことばかりではないことも覚えておきましょう」

>>先送りをしてしまう脳のタイプ
自分の力を過信してキャパオーバー…「なんとかなるさ脳」

圧縮ファイルで資料をもらう際、ダウンロードしそびれて期間が過ぎてしまいがち。相手に再送していただかないといけなくなるのに、つい同じことをしてしまいます。

→「いつかやろう…」と言って、自分の記憶を過信しない。私はグーグルのスケジュール帳にお任せしています。

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「解決策として、手帳に具体的に期日を書き込むことをおすすめします。ですが、合理的に考えればダウンロードなんてボタンを押せばいいだけなのに、たびたびこういうことがあるのならば、果たして今の仕事がご自分に合っているのか考え直すことも必要かもしれません。ダウンロードするとイヤな仕事が待っているとか…。先送りに隠された深層心理に注意してみましょう」
小さなSOSを見逃さないためにも、先送りときちんと向き合うことも大切!

>>先送りをしてしまう脳のタイプ
気の乗らないことを後回しにする「めんどくさ脳」タイプ
自分の力を過信してキャパオーバー…「なんとかなるさ脳」

 

監修をしてくださったのは…
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医学博士 吉田たかよし先生
東京大学工学部卒業後、北里大学医学部を経て、東京大学大学院医学博士課程を修了。本郷赤門前クリニック院長。脳科学とメンタル医学を活用した診療に携わる。『「ついつい先送りしてしまう」がなくなる本』(青春出版社)ほか著書多数。

 

『美的』2020年4月号掲載
イラスト/やましたともこ 構成/宮田典子(HATSU)

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