食・レシピ
2016.10.23

美容賢者の体に優しい家呑みごはん|vol.7



 お寿司にカキ、ナマコにモズク。子供の頃から飲んべえ好みの食べ物が好きでした(笑)。仕事が終わると、家で晩酌しています。
 元々ワイン派で、繊細なブルゴーニュワインが好きでしたが、機山洋酒工業のスパークリングワインを飲んでから、日本ワインのおいしさに目覚めました。夫がワインを造っているので、おつきあいのある生産者さんのワインを皆で楽しんでいます。日本酒は、やっぱりかん酒! 純米酒をぬる燗で飲みます。
 おつまみは白和えや煮ものなど、和食がほとんど。ふわっとした、ホッとできる味が好きなので、シンプルに塩味やおだしの味を効かせたものを作ります。白和えをおいしく作るコツは、食材の水分をしっかりときって和えること。梨など水分が出やすい果物は、最後にサッと和えるのがコツです。
 会社を辞めた後、禅寺で1年暮らしました。そこで精進料理を学んで以来、みそや塩麹は手作りしています。おみそ汁や納豆、お漬け物など、発酵食品は食卓のマスト。残念なのは、納豆がワインに本当に合わないこと(笑)。でも軽く焼くと少しマシです。ちなみに、私のお助け食品は梅干し。二日酔いのときに食べると、不思議と調子が良くなります!

[効果]

全国で生産され、7〜9月に出回る。日本の和梨には、さっぱりした甘さで果汁が多い「二十世紀」など皮が緑色の青梨、甘みが強い「幸水」など皮が茶色の赤梨がある。洋梨も人気。たんぱく質、消化酵素が多く、肉と共に漬け込むと肉が柔らかく仕上がる。カリウム、食物繊維も豊富。ほとんどが水分なので熱があるとき、二日酔いのときにもおすすめ。

[おいしい選び方]

果実に張りと重み、みずみずしさがあり、かためのものがジューシー。お尻の部分などが糖度が高く甘い。白和えやサラダなど料理に使ったり、コンポートなどのデザートにも。

[効果]

カビの仲間であり、人間に有益な椎茸菌で作られるしいたけ。たんぱく質、ビタミンB群、食物繊維が多く、生でもおいしいが、干すことで、生ではほとんど含まれないグアニル酸という独特の旨みが増え、だしとしても重宝される。天日干しすると、ビタミンDが2倍以上増える。低カロリー・低GI食材なのでダイエット食としても人気。

[おいしい選び方]

かさが開き切っておらず、丸みがあり、かさの裏が白いものが新鮮。軸が太いもの、肉厚なものが味や食感もいい。使うときは水洗いせず、布などで汚れをふき取る。

タケダワイナリー
蔵王スターワイン ロゼ

山形で、自然農法でブドウから育てる、ワイン通が絶賛する人気ワイナリーのベストセラー。爽やかな飲み口ながら、やや辛口で、しっかりと果実味を感じるロゼはどんな料理とも相性良し。一升瓶なので、大勢で気軽にワインを楽しむときにも! 1.8L ¥2,500

下村酒造店
奥播磨
山廃純米スタンダード

米と米麹、水だけで丁寧に酒を醸し続ける兵庫の純米蔵の人気商品。昔ながらの山廃仕込みで醸し、酒通が集う試飲会で「かんにしてうまい酒No.1」にも選ばれた逸品。濃厚なうまみとコク、ほんのりとした香ばしさで肉料理との相性もいい。飲んだ翌日もすっきり。720ml ¥1,416〜

どんなテーブルにもなじむ、グラスとホットプレート!

上/家呑み用のグラスは、木村硝子店の「コンパクト オールド」を愛用。「ビールもワインも日本酒もこれで充分。極薄の口当たりも気に入っています」

下/オランダの「プリンセス」のホットプレートは、白いのでテーブルに出したままでも違和感なし。「きのこと牛肉のオイル和えをこれで作っても。野菜焼きにもおすすめ。四角いので収納しやすいです」

梨は水分が出やすいので最後に和えます。少しあぶると、甘さが引き立ちます。三つ葉の代わりに春菊を使っても!

梨の白和え

レシピはこちら

フライパンひとつでできるオイル和え。きのこは焼くと水分がとんでうまみが出ます。薬味で味を変えながら楽しんで

焼ききのこと牛肉のオイル和え

レシピはこちら

美的11月号掲載
食材監修/浅野まみこ 撮影/長谷川 潤 スタイリング/真藤舞衣子 デザイン/最上真千子 構成/松田亜子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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