食・レシピ
2020.1.23

アヒージョにサバ缶…お手軽食材の簡単冷え解消レシピ|1人分でも作りやすい♪

寒い冬は体の内側から温めてみない? 冷えを解消するメイン料理をご紹介! 料理家 須磨映理子さんに教えてもらいました。

熱を作るのに欠かせない食事は食材選びが重要!

163-55
「食事をすると、吸収した栄養素の消化が始まり、その一部が熱として消費され、代謝が上がります。食べたものの7割以上が熱になるので、冷え解消には食事が欠かせないのです」と、須磨映理子さん。

「食事で熱を作るときに筋肉を使うので、筋肉のもととなるたんぱく質は積極的にとるべき栄養素。特に朝は熱を作り始める時間なので、朝食で取り入れるようにしてください。そのほかにとりたいのは、体を温める食材。“冬が旬のもの”、“根菜“、”色が濃いもの”と覚えておくと、食材選びが楽になるでしょう。また、体を温める薬味やスパイスは、味に深みを出すのにも役立つ便利アイテム。食事の基本は栄養バランスなので、食材が偏らないようにするのも冷え改善には欠かせません」(須磨さん)

熱を作る筋肉の材料(クルミ、サバ、肉類、チーズ)

163-63
「体内の熱を作るときに使う筋肉の栄養となるのがたんぱく質。豚や鶏肉、サバ、チーズなどの動物性のほか、クルミといった植物性もあります」(須磨さん)

体を温める薬味・スパイス(しそ、しょうが、唐辛子、シナモン)

163-11
「薬味やスパイスは、体を温める作用のほか、食欲増進効果も期待できます。朝食が進まない人は、朝から取り入れてみてください」(須磨さん)

豚肉とクルミパン粉焼きカモミール風味

163-66
「たんぱく質量の多い豚肉に、食感が楽しいクルミ入りのパン粉をトッピング。動物性と植物性のたんぱく質を同時にとれます」(須磨さん)

材料(1人分)
豚ロース…100g
細かく刻んだクルミ…大さじ1
パン粉…大さじ1
カモミールティの茶葉…大さじ1
わさび菜…適量
オリーブオイル…適量
塩・こしょう…各適量
ピンクペッパー…適量

作り方
(1)中火で熱したフライパンにオリーブオイルをなじませ、塩・こしょうをした豚ロースの両面に焼き色をつける。
(2)クルミとパン粉とカモミールティーの茶葉を混ぜ合わせておく。
(3)(1)をアルミホイルにのせ、表面に(2)を広げたら、200°Cのオーブンで5~6分焼く。
(4)器にちぎったわさび菜を広げ、上に(3)を盛りつける。
(5)仕上げにピンクペッパーを散らす。

163-52
パン粉にクルミとカモミール茶葉を混ぜて温め!

サバのスパイスアヒージョ

163-64
「ブームが続いているサバ缶は、魚の中でもたんぱく質量が豊富な食材。にんにくや八角を加えれば、体の芯から温まります」(須磨さん)

材料(1人分)
サバ水煮…1缶
舞茸…1/2パック
ミニトマト…3個
マッシュルーム…3個
にんにく…1片
唐辛子…1本
八角…1個
クローブ…2個
オリーブオイル…200cc
塩…少量
ディル…少量

作り方
(1)サバ缶の水気を切っておく。
(2)鍋にオリーブオイルを入れ、(1)とスライスしたにんにく、手でちぎった舞茸、ミニトマト、マッシュルーム、唐辛子、八角、クローブ、塩を入れて、グツグツと煮立たせる。
(3)器に盛りつけ、ディルを飾る。

163-54
大ヒットのサバ缶も温め食材!

 

教えてくれたのは…
163-70
料理家 須磨映理子さん
都内にあるイタリアンレストランでシェフを務めた後、独立。食から美と健康をサポートしながら、国内のさまざまな地域で地産食材を広める活動を行っている。

 

『美的』2020年1月号掲載
撮影/島村 緑 ヘア&メイク/サカノマリエ スタイリスト/水原雪葉 モデル/土屋巴瑞季 構成/越後有希子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事