しみじみ…うまいっ!「雑穀米がぐ~んと美味しく炊ける」虎の巻
ご飯に混ぜるだけで、手軽に取り入れられる“雑穀”。健康志向が高まりつつある昨今、「白米から雑穀ご飯に変えた」という人もいるのではないでしょうか。
しかし、どういうわけか美味しくない……もしかしたらそれ、炊き方に問題があるのかも。
そこで今回は、ビューティーフードアドバイザーの筆者が、雑穀米を美味しく炊きあげるコツについて、お話していきたいと思います。
■種類別・雑穀の特徴
雑穀の中には、粒が大きいもの・小さいもの、煮えやすいもの・煮えにくいものがあるので、覚えておきましょう。
(1)大きい・煮えやすい雑穀(商品によっては、浸水の必要あり)・・・押し麦、そば米
(2)大きい・煮えにくい雑穀(炊く前は、一晩水につけるor熱湯に30分つける)・・・黒米、赤米、はと麦、大麦、もち麦、たかきび
(3)小さい・煮えやすい(浸水不要)・・・もちあわ、もちきび、ひえ
(4)小さい・煮えにくい(商品によっては、浸水の必要あり)・・・アマランサス、キヌア
■雑穀米の炊き方【基本編】
白米と雑穀の両方の美味しさを味わいたいという人は、白米1合に対して、大さじ1~3の雑穀を用意しましょう。炊き方は、下記のとおり。
(1)雑穀を洗い、水気をきっておく(無洗タイプなら洗わなくてOK)。
(2)浸水が必要なもの(商品に「浸水の必要あり」と書かれているものは、それに従う)は、水につけておく。
(3)白米を洗い、通常の水加減で用意しておく。
(4)(3)に、雑穀+雑穀分の水を加える。
雑穀分の水・・・雑穀と同量~1.5倍(例:雑穀大さじ1・水大さじ1)。もちきびともちあわには、雑穀の半分の量の水を加える。
(5)(4)に塩(白米1合に対して、小さじ1/3)を加えて、軽く混ぜたら、炊飯器のスイッチをON。炊きあがったら、5~10分ほど蒸らす。
特に注意したいのが、浸水の過程。しっかり浸水をしないと、消化吸収が悪くなってしまいます。上記以外の雑穀でも、「浸水●分」と書かれている商品があるので、それに従ってください。
雑穀分の水を酒に変えると、風味が増して美味しくなることも。ぜひ、試してみてくださいね。
初出:美レンジャー ライター:高木沙織
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