食・レシピ
2015.4.29

しみじみ…うまいっ!「雑穀米がぐ~んと美味しく炊ける」虎の巻

ご飯に混ぜるだけで、手軽に取り入れられる“雑穀”。健康志向が高まりつつある昨今、「白米から雑穀ご飯に変えた」という人もいるのではないでしょうか。

しかし、どういうわけか美味しくない……もしかしたらそれ、炊き方に問題があるのかも。

そこで今回は、ビューティーフードアドバイザーの筆者が、雑穀米を美味しく炊きあげるコツについて、お話していきたいと思います。

 

■種類別・雑穀の特徴

雑穀の中には、粒が大きいもの・小さいもの、煮えやすいもの・煮えにくいものがあるので、覚えておきましょう。

(1)大きい・煮えやすい雑穀(商品によっては、浸水の必要あり)・・・押し麦、そば米

(2)大きい・煮えにくい雑穀(炊く前は、一晩水につけるor熱湯に30分つける)・・・黒米、赤米、はと麦、大麦、もち麦、たかきび

(3)小さい・煮えやすい(浸水不要)・・・もちあわ、もちきび、ひえ

(4)小さい・煮えにくい(商品によっては、浸水の必要あり)・・・アマランサス、キヌア

 

■雑穀米の炊き方【基本編】

白米と雑穀の両方の美味しさを味わいたいという人は、白米1合に対して、大さじ1~3の雑穀を用意しましょう。炊き方は、下記のとおり。

(1)雑穀を洗い、水気をきっておく(無洗タイプなら洗わなくてOK)。

(2)浸水が必要なもの(商品に「浸水の必要あり」と書かれているものは、それに従う)は、水につけておく。

(3)白米を洗い、通常の水加減で用意しておく。

(4)(3)に、雑穀+雑穀分の水を加える。

雑穀分の水・・・雑穀と同量~1.5倍(例:雑穀大さじ1・水大さじ1)。もちきびともちあわには、雑穀の半分の量の水を加える。

(5)(4)に塩(白米1合に対して、小さじ1/3)を加えて、軽く混ぜたら、炊飯器のスイッチをON。炊きあがったら、5~10分ほど蒸らす。

 

特に注意したいのが、浸水の過程。しっかり浸水をしないと、消化吸収が悪くなってしまいます。上記以外の雑穀でも、「浸水●分」と書かれている商品があるので、それに従ってください。

雑穀分の水を酒に変えると、風味が増して美味しくなることも。ぜひ、試してみてくださいね。

 

初出:美レンジャー  ライター:高木沙織

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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