食・レシピ
2017.10.1

夏の疲れは体の内側からケアして!簡単、おしゃれ、健康的な一石三鳥のレシピ

地元大分県の野菜や調味料を中心に、食材の絶妙な組み合わせが効いた和食ベースの粋なケータリングが評判の一丸さん。元々、だしやしょうゆ味が中心の和食には茶色飯が多いもの。今回は和の茶色飯のおもてなしレシピを教えてくれました。テーマは、「季節の変わり目に体の調子を整えられるメニュー」。夏の疲れが出てくる時期、肉、魚、大豆製品の良質なたんぱく質で抵抗力を上げ、体を温めるれんこん、疲労回復効果のあるしょうがなどをたっぷり。どれも品のいい味つけながら、程よくパンチが効いていて食が進むし、簡単・時短レシピなのもうれしい。何より、夏疲れを癒すもてなしメニューは最高のホスピタリティです♥

 

\品の良い和食を簡単に! 味は清楚な小悪魔系♥/

茶色いおもてなし

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<A.なす冷やし田楽>
たっぷりみそをのっけたツウな前菜。なすはレンチンしたら容器ごと冷蔵庫で冷やして。

〈材料〉
なす…2本

[みそ田楽の材料]
合わせみそ…100g
白みそ…30g
酒…120ml
しょうゆ…大さじ1/2
きび砂糖(または砂糖)…大さじ2強
練り白ごま…小さじ2

〈作り方〉
1.なすは2cm幅の輪切りにし、水にさらしてアクを取る。耐熱容器に入れ、ラップをかけ、電子レンジ(600W)で2分加熱する。
2.鍋にみそ田楽の材料を入れて弱火にかけ、水気がとんでとろっとしてくるまで練る。
3.①と②の粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。食べる直前になすの上に②をのせ、器に盛る。

 

<B.れんこんと厚揚げのクルミおかか和え>
粉ガツオで味がしっかりついたコクうまなひと品。クルミで疲労回復、美肌効果もアップ。

〈材料〉
れんこん…200g
厚揚げ…2枚
酒…少量

[クルミおかかの材料]
クルミ…大さじ4
粉ガツオ…80g
しょうゆ…大さじ1
みりん…大さじ1

〈作り方〉
1.れんこんは皮をむいて乱切りにし、酢水(分量外)にさらす。
2.厚揚げは油抜きをする。フライパンで両面を焼き、薄切りにする。
3.クルミおかかを作る。すり鉢でクルミをすり(包丁で粗みじんに切っても可)、残りの材料と混ぜる。
4.鍋にれんこんと酒を入れ蓋をし、弱火で蒸し焼きにする(焦げないよう途中で混ぜる)。
5.器に②と④を盛り、③をかける。

 

一丸さんの茶色MEMO


地元出身の作家の茶の器
和食はもちろん、茶色飯には同系色の器が意外となじむ。角田淳さんのシックな輪花鉢、三苫修さんの小鉢、稲吉善光さんの表情豊かな浅鉢など、公私ともに茶色い器を愛用。

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おいしさ引き出す調味料
小笠原味醂醸造のみりん「みねたから」はロックでも飲める。梶田商店のしょうゆ「巽たつみ」は、甘さ辛さのバランスが良く、発酵力が強く素材の味が引き立つ。手作り塩麹も大活躍。

 

 

\ 教えてくれたのは…/

「BROWNSALT」主宰
一丸りささん
いちまる・りさ/ アパレルのPR、和食店勤務などを経て、ケータリング『BROWNSALT』を立ち上げる。秋からパリのお店に勤務予定。インスタグラム@brown_salt

美的10月号掲載
撮影/sono(bean/P.316〜317)、辻井早紀(P.317下)、長谷川 潤(P.318〜323) スタイリスト/久保田朋子 デザイン/宮崎絵美子 構成/松田亜子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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