食・レシピ
2010.7.9

石坂優子の「キレイを養う★美味旬★レシピ」(14)ブロッコリーの冷製ポタージュ

「老化」の原因でもある活性酸素。細胞を酸化させ、身体のいたる所に老化をもたらすので、活性酸素の発生を防ぐことは年齢を感じさせない身体つくりの鍵とも言えます。たばこ、ストレス、紫外線、医薬品など私たちの生活の周りには活性酸素を生み出す様々な要因があり、これだけ身近に発生源があるとなかなか防ぎにくいのも事実です。

体内の抗酸化酵素だけでは間に合わない!! そんな場合は食物から抗酸化作用がある成分を摂取する必要があります。そこで、毎日でも食べて欲しい食品がブロッコリーです。
クセがなく、加熱したときのほのかな甘みがとても食べやすく、様々な料理に使われています。ブロッコリーは抗酸化ビタミンのビタミンACE(エース)であるビタミンA、C、Eがとても多く含まれているだけではなく、ビタミンB群や葉酸、カリウム、食物繊維なども豊富に含まれた栄養的にとても優秀な野菜なのです。

今回のレシピはそんなブロッコリーを使った冷製ポタージュ。味噌のコクとしょうがの香りがする少し変わった和風ポタージュです。ポタージュは難しそうなイメージがありますが作ってみるととっても簡単!!抗酸化作用のある成分が豊富に含まれた抗酸化ポタージュで年齢を感じさせない身体を目指しましょう。

【材料】(2人分)
ブロッコリー…1/2個 / オリーブオイル…大さじ1 / 玉葱…1/2個 / にんにく…1片 / しょうが…10g / 水…150cc / 豆乳…200cc / 塩・コショウ…少々 / 味噌…小さじ1

【作り方】
(1)ブロッコリーは小房に分け、茎の硬い部分を取り除いて小さく切っておく。
(2)小さい鍋にオリーブオイルを熱し、つぶしたにんにく、玉葱、しょうがを入れ玉葱がしんなりするまでよく炒める。
(3)(2)に水、塩少々、ブロッコリーを入れたら鍋に蓋をしてブロッコリーに火が通るまで蒸す。
(4)火を止め、少し粗熱を取ったらミキサーに、豆乳、味噌を入れ、滑らかになるまでよく撹拌する。
(5)塩・コショウで味を調え、冷蔵庫で2時間ほど冷やす。

★ポイント★
温かいポタージュにする場合は沸騰させないようにしましょう。
ブロッコリーを加熱しすぎないようにしましょう。

♪ひとことメモ
ブロッコリーの栄養素を効率よく吸収するには調理においていくつかのポイントがあります。まず、調理するときは茹でるよりも蒸し、加熱をしすぎないこと。蒸すことによってビタミンCの残存率が高まります。また、ビタミンA、Eは脂溶性ビタミンなのでなるべくオリーブオイルなどの上質な油と一緒に摂取することによって吸収率が高まるのです。
このポタージュは多めに作って冷凍保存も可能です。解凍時は栄養素の残存率を少しでも高めるためにも電子レンジをなるべく使わず、自然解凍にしましょう。

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事