食・レシピ
2010.4.7

石坂優子の「キレイを養う★美味旬★レシピ」(7)フィトケミカルたっぷり!! そば粉ときな粉の黒ゴマガレット

フィトケミカル(ファイトケミカル)という言葉をご存知でしょうか。
フィトケミカルとは植物が生み出す栄養素で、人間に必要な栄養素ではないのですが、病気を予防することや健康を維持するために重要であることが知られています。抗酸化作用や免疫力がアップする栄養素が多いので、もちろん美容を維持するにもフィトケミカルはとても重要であると言えます。

そのフィトケミカルの1つで、そば粉の中に含まれている栄養素「ルチン」は抗酸化作用があり、ビタミンCの吸収を助ける働きがあります。そば粉は穀物の中でも特に栄養豊富な食品で、「ルチン」の他にも食物繊維を始め、タンパク質、ミネラル、ビタミン等が多く含まれています。

今回ご紹介するフィトケミカルたっぷりガレットの生地は、そば粉の「ルチン」だけではなく、きな粉や豆乳の「イソフラボン」、ゴマの「セサミノール」とフィトケミカルが多く含まれていることで有名な食品を使いました!! それぞれの素材の香ばしい香りがする美味しい簡単ガレットです。

【材料】(24cmサイズのフライパン 6枚分)
●ガレットの生地の分量(そば粉…150g / きな粉…20g / 黒ゴマ…大さじ3 / 塩…ひとつまみ / 豆乳…350mL / オリーブオイル…小さじ1)
●具の分量(チーズ、卵、蒸しえび、ベビーリーフ、アボカド、トマトなどのお好みのもの…各適量 / オリーブオイル・塩・コショウ…各適量)

【作り方】
(1)そば粉、きな粉、黒ゴマ、塩をボールに合わせよく混ぜる。
(2)(1)に豆乳を少しずつ加え、固まりが出来ないようにスプーンなどで練っていく。
(3)(2)にラップをかけ、冷蔵庫で1時間以上寝かす。
(4)フライパンに油をひいて熱し、お玉一杯程度の生地を流し入れて、お玉の背やスプーンの背で薄く伸ばして焼く。
(5)表面が乾いて茶色くなってきたら、チーズを散りばめ、中央に卵を落とす。
(6)皮のふちに焦げ目がついてきたら、卵を包み込むように四角に折り、蓋をして卵の表面が白くなるまで弱火で加熱する。
(7)器に盛り、お好みの具を上に置き、塩・コショウ・オリーブオイルを適量かけて出来上がり。

★ポイント★
生地は1時間から1晩寝かせるとなじんで粉っぽさがなくなります。
焼くときにオリーブオイルをひき過ぎないようにしましょう。
始めから弱火なら、簡単に生地を伸ばすことが出来ます。
卵の黄身に火が通り過ぎないようにしましょう。

♪ひとことメモ
そば粉の「ルチン」は水溶性なので、そばにして茹でるとそのほとんどが茹で汁の中に出ていってしまいます。その点、ガレットはそば粉を茹でずに焼くので「ルチン」をそのまま摂取することが出来ます!! 今回は具にえび、トマト、アボカド、ベビーリーフを使いましたが、お好みの具をのせてお召し上がり下さい。甘いおやつガレットにしてもとても美味しいのでフルーツやダークチョコレート等と合わせてアレンジしてみてくださいね☆☆

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事