米倉涼子さん風に近づく、クール美人ショート&ボブ【12の髪型】
米倉涼子さん風に近づくおすすめの髪型を『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからご紹介!芯が強くクールビューティーな雰囲気が出るイイ女系ショート~ボブのスタイルを厳選。
米倉涼子さん風の髪型って?
米倉涼子さんといえば強い目力にシャープな顎でまさに強い女性像、クールビューティーといったイメージ。人気ドラマ「ドクターX」風の前髪なしショートや三角形やひし形フォルムが美しいボブスタイルなど凛としたいい女な雰囲気を目指しましょう。
ショートヘアで垢抜ける人って?
ショートヘアでさらに垢抜ける人の共通点は?
「芸能人の方々の場合は、顔が整っているという条件もありますよね。ですが、それよりもショートが映えるのが、“顔が小さい”、“首が細い、長い人”でしょうか。顔の印象よりも骨格が重要かもしれません。骨格にコンプレックスがあったとしても、似合わせポイントで、似合ったショートが叶うはずです」(篠塚さん・以下「」内同)
骨格別!似合うショートへアのポイントは?
「本当に似合うショートヘアにするためには、まずは自分の骨格を知ることから始めてみて。ショートヘアだけでなく、ミディアムでもロングでも、ベストバランスとされているのが“ひし形”です。どの顔型でも、全体のシルエットがひし形になるように整えて仕上げていくことがポイントになります」
- 卵さん
基本的に何でも似合います。だからこそ、ちょっと冒険するのもおすすめ。 - 面長さん
横にボリュームがあるとよい、トップにボリュームはNG、おでこは隠し気味、前髪があるとより小顔効果、ひし形の重心はやや低め、パーマもおすすめ。 - 丸顔さん
トップにボリュームを出して縦長のシルエット、前髪にすき間、サイドまたは後れ毛で頬を隠して横幅を小さく、サイドのフォルムに前下がりのラインやもみあげをつくると効果的。 - 逆三角形(ハチはりさん)
トップにボリューム、前髪を広めにとり、ラウンドさせて丸みをつける、すき間ありバング、あごラインにウエイトまたは動きがあるとよい、先細りのスタイルやボブ、厚めで直線的な前髪はNG。 - エラはりさん
あごラインにポイントをつくる、顔周りに動きをつけてあごラインをカバー、ゆるくくびれるレイヤー、トップにボリュームや曲線のスタイル、重心をやや上にしてひし形をつくる、前髪は幅を狭くしてサイドに流す、えり足すっきりのショートはNG。 - 四角顔さん
トップにややボリューム、おでこは出しすぎない、前髪は幅を狭く、横のフォルム重要、前髪にすき間、女性らしい柔らかな質感と明るめカラー。
「ドクターX」風の前髪なしクールショート【6選】
【1】前下がりフォルムでクールなノーバングショート
スタイルのポイント
- 頬、顎ラインにボリューム感を意識して卵型シルエットに導く
- 清潔感にはツヤが大切なので、乾かす前は梳かして引っ張りながら乾かすことがポイント
- 頬ラインから顎ラインに繋げてカット
- 手櫛でかきあげた時に毛流れが出るように確認しながらカットするのがポイント
担当サロン:TheC ebina(ザ シー エビナ) 重田悠作さん
【2】レイヤーで動きをつけたシャープなショートヘア
スタイルのポイント
- 顔回りは長めに設定でふんわり見せる
- こめかみから後ろに流すサイドバングに顔回りの髪を重ねる事で、横幅をプラスしバランスの良い顔周りに
- 表面は動きをつける為にレイヤーを入れて、ふんわり仕上げることで輪郭をシュッと見せる
担当サロン:AFLOAT D’L (アフロート ディル) 須藤直矢(NAOYA)さん
【3】ペタンコ感を回避した前下がりボブ
スタイルのポイント
- 前下がりボブで後頭部、トップにボリュームを出す
- 前髪は頬下に設定して前下がりのラインと繋げると、綺麗な毛流れとサイドに程よくボリュームが出るようにスタイリング
- 前髪は根元を立ち上げて乾かして高さを作ってから抑える
- ワックスを毛先に摘むように塗布して整えたら完成
- 前髪は頬下に設定して前下がりのラインと繋げる
- 毛先は軽めにして顎ラインと馴染むようなシャープな毛先に
担当サロン:TheC ebina(ザ シー エビナ) 重田悠作さん
【4】ハイトーンでも大人っぽくクールビューティーなショートボブ
【how to“ベース&カラー”】
- グラデーションのボブベースで動きのあるショートボブを作る。
- カラーはブリーチをして明るめのベージュをかぶせている!濃く入れすぎない事が大人ヘアにはポイント。
- シースルー2WAYの前髪は左右に分けても、一方向に流すこともできて◎。
【how to“スタイリング”】
- ドライはトップがふんわりするように指でつまみながら乾かす。
- ストレートアイロンで毛先を軽くまるめてあげると大人可愛さアップ。
- 最後にバームをしっかり揉み込んで完成。
担当サロン:AFLOAT SHONAN(アフロート ショウナン) 赤荻 樹 さん
【5】ひし形シルエットが綺麗な小顔ショート
【how to“ベース&カラー”】
- サイドはあご下、やや前下がりにカット。前髪はリップラインからサイドに繋げてカット。
- 長め前髪でおでこにヌケ感を作ると重たくならず、大人かわいい印象に。トップにボリュームが出るようにレイヤーを、襟足をタイトにカットするとひし形シルエットが作りやすくなる。
- カラーは9トーンのフォギーベージュ。にごりのない透明感のあるカラーなので肌が健康的にキレイに見えます。また落ち着いたカラー色なので輪郭が膨張して見えません。
【how to“スタイリング”】
- 分け目がパカッと割れないように、トップを乾かすときは毛束を手前に引き出し指の腹で地肌をこすりながら乾かす。
- 表面がふわっとするようにトップと前髪の毛束に太めのマジックカーラーを根元から巻き付けて。5分くらい経つと自然なカールに。クセがつきにくい人は、ドライヤーをあてながらロールブラシでワンカール巻いても◎。
- ソフトワックスを全体にもみ込み、襟足はタイトに、トップの毛先は後ろに流れるようにする。前髪は目尻を隠しつつ、毛先はトップのふわっと感に繋がるように流せば完成。
担当サロン:AFLOAT D’L (アフロート ディル) 井上紗矢香さん
【6】タイトなシルエットが大人っぽいひし形ショートボブ
【how to“ベース&カラー”】
- 全体をあごとリップラインの間の長さでカット。サイドはやや前下がりで、顔周りに長さを残す。
- 襟足には厚みを残しつつ、頬からあごラインに向かってシャープな毛流れになるようグラデーションカット。
- 表面に動きを出しやすくするためレイヤーを入れ、リップラインでカットした長めの前髪を作る。正面から見たときは毛束がなじむので前髪なしの印象に。この毛束により顔周りに動きが出て、表情が明るく見える。
- カラーは8トーンのブラウンベージュ。好感度の高いツヤのある落ち着いたカラーです。短くても軽く見えず上品な印象に。
【how to“スタイリング”】
- トップを乾かすとき、まず毛束を右に寄せながら乾かし、次に左に寄せて乾かす。左右に揺さぶるように乾かすことでトップが潰れなくなり、センター付近で分けたとき立ち上がりやすくなる。分け目はセンターではなく6:4に。ちょっとずらした方が今っぽくおしゃれに見える。全体はハンドブローしたあと、手ぐしで毛流れを整えるとまとまりやすくなって◎。
- 表面の毛束にアイロンを挟み、毛先が軽く内巻きになるように滑らせる。
- 全体の毛先にシアバターをなじませ、頬ラインに立体感が出つつあごラインに沿って毛先がキュッとシャープになるように整える。顔周りの毛先に束感を作り軽く動かせば完成。
担当サロン:GARDEN harajuku(ガーデン ハラジュク) 髙橋 苗さん
「三角・ひし形フォルム×前髪なし」のいい女系ボブ【4選】
【1】顔を包み込むようなフォルムの小顔ボブ
スタイルのポイント
- 顎ラインのレングスで顔を包み込むようなカットでより小顔に
- サイド、顔まわりの髪を前に持ってきてフェイスラインをカバー
- 頬ラインにボリュームを出す事で顔の面積をより狭く見せる
担当サロン:DELA by afloat(デラ バイ アフロート)杉浦 友哉さん
【2】トライアングルシルエットで作る美人フォルム
【how to“ベース&カラー”】
- 前髪を6:4で分ける。裾はあごラインのやや前下がりのワンレンベース。顔周りの毛束をリップラインでカットしサイドと差をつけ、毛先の動きを見えやすくする。表面にグラデーションカットを入れ、三角形の角を取って柔らかい印象に。
- 全体の毛先に22mmのロッドでワンカールのデジタルパーマをon。デジタルパーマはアイロンで巻いたようなくりっとしたカールがつきやすく、忙しい朝でもしっかりボリュームを出すことができる。
- カラーは9トーンのシナモンベージュに透け感のあるブルーアッシュをMIX。落ち着いた中にも柔らかさと透明感のあるこなれカラー。
【how to“スタイリング”】
- 乾かすとき、まず分け目と反対側に髪を流しながら乾かし、7割乾いたら分け目に戻して乾かすと前髪が立ち上がりやすくなる。さらに前髪の根元を立ち上げなら、温風と冷風を繰り返しあてると◎。裾は毛束を耳前、耳後ろ~後頭部のセンターに左右それぞれ分け、ねじりながら乾かすとデジタルパーマが復活する。
- ヘアバームを毛先にもみ込み、ふわっとした立体感を出せば完成。
担当サロン:S.HAIR SALON(エス) 宮澤卓也さん
【3】パーマで作るひし形フォルムで美人ボブ
【how to“ベース&カラー”】
- あごラインのグラデーションボブベース。
- 前髪を鼻ラインでカットし自然にサイドに繋げる。ひし形に見えるよう、耳下の毛束にはグラデーションカット、表面にはレイヤーを入れます。毛先は重たくなりすぎないよう毛量調整を。
- カラーは10トーンのウォームベージュ。黄みを押さえた赤み系ベージュで、ハイトーンでもキツくならず柔らかな印象に。ツヤ、があり肌に透明感を与えるカラー。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- ダメージが少なく柔らかなカールに仕上がる低音デジタルパーマを使用。全体の毛束を、襟足、中間、表面と3段に分け、それぞれ20mm、22mm、24mmのロッドで1回転半巻く。
- スタイリングは全体をぬらし、襟足からトップに向かい根元を立ち上げるように乾かして。さらに毛先を持ち上げ、指に巻きつけながら温風をあてカールを復活させる。
- パサつきを抑えてツヤをだすシアバターのスタイリング剤を毛先中心にもみ込み、カールをほぐしながらふわっと整えれば完成。
担当サロン:Ramie GINZA(ラミエ ギンザ) 加藤貴大さん
【4】アシンメトリーなフォルムで色気のあるいい女ボブ
【how to“ベース&カラー”】
- 表面にレイヤーを入れた、肩上のグラデーションボブベース。
- 前髪は8:2で分け、リップラインでカットします。前髪とサイドを繋げないことで、顔周りの動きを出しやすくなる。
- 全体の毛先から中間にかけて細めのロッドで内外MIXしてパーマを。毛先がランダムに動き大人っぽくなる。
- カラーは8トーンのパールブラウンで、内側のみ11トーンのブラウンで。パッと見はツヤのある上品ブラウンですが、内側の毛先からチラッとハイトーンカラーを覗かせることで都会的な遊び心をプラス。
【how to“スタイリング”】
- ドライヤーでまず根元をしっかり乾かす。毛先はパーマで作ったカールを持ち上げながら軽く乾かして。毛先にカール用ムースを揉み込みランダムな動きを出す。裾に外ハネをプラスして、全体が丸いシルエットにならないように意識する大人っぽい印象に。
- 前髪は根元を持ち上げキープスプレーを吹きかけ、毛先はサイドに流す。片側を耳にかけてすっきりさせれば完成です。あえて左右をアンバランスにし、キメ過ぎないように作るのが色っぽさを引き出すポイント。
担当サロン:Sui(スイ) 中村育美さん
米倉涼子さん風に近づく「スタイリングテク」【2選】
【1】カットとスタイリングで理想のひし形に導く
【BEFORE】
「横にボリュームが出ているわりに分け目でトップが平坦なため、顔が四角く大きく見えます」(松永さん・以下「」内同)
Point
まずはトップにレイヤーを入れることでふわっとボリュームを出して。毎日のスタイリングでも立ち上がりをつければ、分け目の目立ちは解消できます!【AFTER】
サイド
バック
Point
骨格に合わせたひし形シルエットのショートボブ。やわらかくて細い髪、毛量少なめでも、カットとスタイリングでここまで ふわっとさせられる。ショートは髪の重さがない分、分け目を消すのは比較的簡単!STEP1:トップにレイヤーを入れる
分け目のペタンコが気になるときは、まずは美容師さんにカット段階から相談を。「トップの髪が長すぎると、どうしてもペタンとつぶれてしまいがち。程よくレイヤーを入れることで、分け目に高さが出てふんわりさせられます」
STEP2:分け目の根元に立ち上がりをつける
髪を乾かした後や、朝のメイクの間など、マジックカーラーを巻くと立ち上がりがつき、分け目が消えます。面倒でもこの一手間が印象を決めるので、大人はぜひ習慣に。「左右に分かれた髪を一緒に巻き込み、前方向に巻いて」
STEP3:ワックススプレーでふんわりをキープ
「スタイリング剤はなんでもオイルですませがちですが、ふんわり感をキープするにはワックススプレーが便利です」。セットスプレーのようにカチッと固まらず、くずれたら手ぐしで再生できるので、恐れずに使ってみて。
【2】カーラーとアイロンでふんわりフォルムを作る
STEP1:前髪~トップをマジックカーラーで巻く
大きめのマジックカーラーで、前髪を後ろ向きに巻く。その後ろの毛束も同様に巻いて。さらに、ハチ上の髪を分けて、クリップで留めておく。
STEP2:毛束を横に引き出して
耳上の毛束を取り、根元をストレートアイロンで挟んで横向きに引っ張る。下向きに引っ張るとペタンとなり、上向きに引っ張ると広がるので注意!
STEP3:大きく内巻き
中間まで来たら、手首を大きくカーブさせるように返して内巻きに。両耳の上、両耳の後ろ、真後ろの5つを目安に毛束を分けて巻くとちょうどいい。
STEP4:シアバターを手にとる
すべて巻き終わったらマジックカーラーを外す。シアバターをほんの少し指先にとって、手のひらから指の間にまで薄く広げておく。
STEP5:シアバターを髪になじませて整える
前髪をかきあげるようにしながら、手に広げたシアバターをなじませる。その後、手グシを通しながらフォルムを整え、毛先を軽くつまんで束感を。
出来上がり! ふんわりエアリーなストレートタッチに
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
1990年茨城県生まれ。都内有名店勤務後、HAIR SALON FOCUSマネージャーとして日々サロン業務、セミナー講師など多岐に渡って活躍。特に骨格や雰囲気から導き出す360°似合わせカットには定評があり、SNSでは千葉で1番ショートが上手いスタイリストとしても話題を集めている。