【実例21】アンニュイな髪型!柔らかくて色っぽいヘアスタイル
守ってあげたくなるようなアンニュイヘアスタイルを『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからご紹介します。柔らかさと色っぽさを兼ね備えた魅力的な髪型です。
- アンニュイってどんな感じ?
- 「ショート~ショートボブ」のアンニュイな髪型【5選】
・【1】長めバング×もみあげニュアンスの地毛風ショート
・【2】決め過ぎないのが魅力!ウザバンショート
・【3】センターパートのクールフェイスなショート
・【4】ゆるっとニュアンスのミニボブ
・【5】アンニュイカラーのマッシュ風ショートボブ
- 「ボブ」のアンニュイな髪型【4選】
・【1】アンニュイとクールビューティーが楽しめるピンクボブ
・【2】おしゃれに差が付くイヤリングカラーボブ
・【3】ゆるっと抜け感のあるイヤリングカラーボブ
・【4】長めバング×耳かけのナチュラルボブ
- 「ミディアム」のアンニュイな髪型【5選】
・【1】アンニュイ雰囲気のこなれミディ
・【2】ふんわり感が魅力のナチュラルミディ
・【3】大人な抜け感が出るレイヤーミディ
・【4】ゆるパーマのニュアンスミディ
・【5】ウェット質感の無造作ワンレンミディ
- 「セミロング~ロング」のアンニュイな髪型【5選】
・【1】色っぽくてアンニュイ韓国風ヘア
・【2】ナチュラルなくすみカラーのかき上げセミロング
・【3】顔周りニュアンスがおしゃれなウェーブヘア
・【4】ちょっぴりモードなアンニュイロング
・【5】エアリーな抜け感ウェーブロング
- 「スタイリング&アレンジ」で作るアンニュイヘア【2選】
・【1】アンニュイでマニッシュな前髪
・【2】顔周りの後れ毛がポイントのざっくりポニー
アンニュイってどんな感じ?
少し頼りなくて、トロンとしていて、消えてしまいそうな雰囲気がある儚げ女子。ほんのりけだるかったり、神秘的だったり…。程よく力が抜けた雰囲気。
「ショート~ショートボブ」のアンニュイな髪型【5選】
【1】長めバング×もみあげニュアンスの地毛風ショート
Point
前髪は下ろしも流しもできるよう薄めにつくり、幼く見えないよう長めにするのもポイント。地毛風のダークブラウンとも好相性です。【how to“ベース&カラー”】
カットは、首の真ん中くらいの長さで平行ボブに。顔まわりに覆うようにレイヤーを入れます。こめかみが隠れる長さでサイドバングを切り、前髪は、長めの目にかかる長さでカット。
カラーは、6レベルのダークブラウンをチョイス。少しだけグレーを加えることで、落ち着いた印象の地毛風カラーに。肌なじみがよく、柔らか見せを叶えます。
【how to“スタイリング”】
スタイリングは、ストレートアイロンで。内巻きではなく、表面にアイロンを通してツヤ感を出します。顔まわりのみ少しだけ内に入れるとグッド。軽めのオイルを内側からなじませ、手に残っているものを表面につけます。両サイドのもみ上げを一束ハラリと出して整えます。
担当サロン:GARDEN YOKOHAMA (ガーデンヨコハマ) 金井悠華さん
【2】決め過ぎないのが魅力!ウザバンショート
Point
長めバングは、薄めに下ろして顔まわりの動きをつけることも、センターパートに分けてハンサムショート風にすることもできる2WAYに。カラーは、トレンドの地毛風カラーに。【how to“ベース&カラー”】
カットは、サイドを耳たぶの長さに設定し、前髪ともみあげを繋いだマッシュベース。えり足は短めにすっきりさせ、丸みシルエットになるようグラデーションで切っていきます。
カラーは、6レベルのオリーブグレーで地毛風カラーに。寒色系をセレクトすることで、地毛では味わえない軽さと透け感をプラス。透明感のある仕上がりを叶えます。
【how to“パーマ&スタイリング”】
基本的にはドライヤーで乾かすだけでOK。乾かす時、えり足が浮かないようドライヤーの風を上から当て、後頭部は根元をふんわりさせるとグッド。また、前髪はゆるいカール感があると手をかけている印象を与えるので、マジックカーラーを巻くと◯。スタイリング剤は、軽めのスタイリングオイルをチョイスして、ナチュラルに仕上げます。毛先2〜3cmになじませ、空気感がでるようバランスを整えたら完成です。
担当サロン:GARDEN ginza (ガーデンギンザ) 今野佑哉さん
【3】センターパートのクールフェイスなショート
Point
ほつれ感があり柔らかく落ちるバングがポイントとなり、女性らしい優しさのあるスタイルに。また、洗練された雰囲気を与えつつ、アンニュイなイメージもある美人ヘア。【how to“ベース&カラー”】
ベースカットはグラデーションを入れたショートボブ。表面に軽くレイヤーを入れます。顔ぎわの柔らかニュアンスのコツは、レイヤーとも違う内側の角を削るカットにあり。ほんの少し動きが出るだけでお洒落感がUPします。
カラーは、地毛風に5レベルのアッシュブラウンをチョイス。透明感があり、光に当たった時に柔らかく見えるので、ダークカラーはアッシュ系がイチオシです。
【how to“スタイリング”】
前髪はセンターパート(6:4でも)にし、ふわっとした立ち上がりがつくように乾かします。前髪を顔側に引き出し、ストレートアイロンで軽ーく丸みをつけるように通し、その後、オールバックにするようにかき上げます。ツヤ感の出るオイルorバームを馴染ませて、束感を整えたら完成です。スタイリング剤は、軽めのタイプを選んで。
担当サロン:grico(グリコ) 寺尾 フミヤさん
【4】ゆるっとニュアンスのミニボブ
Point
顔まわりの柔らかい動きが魅力のミニボブ。前下がりにすることで、顔まわりのアイロンが巻きやすくなり、ゆるっとしたニュアンスが出しやすくなっています。【how to“ベース&カラー”】
ベースを顎先にかけてゆるい前下がりでカット。巻いた時の表情になるよう、表面にちょっとだけレイヤーを入れます。前髪は小さな三角ベースを取り、鼻先の長さでカットします。
カラーは、8レベルのオリーブベージュをチョイス。寒色系でもツヤ感があり、赤みをおさえて色落ちしてもキレイ色が持続します。
【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンで全体を軽く内巻きに。表面の髪は外巻きに、前髪は内巻きにカールさせます。顔まわりは内巻きと外巻きを交互に。
スタイリング剤は髪質にもよりますが、基本的に軽めなオイルを。耳から下の髪を中心に、さらっと手ぐしを通すようにつけたら完成です。
担当サロン:MINX 銀座店(ミンクス ギンザテン) 岡本麻利さん
【5】アンニュイカラーのマッシュ風ショートボブ
Point
全体にモーヴカラーを忍ばせて髪に透明感を出す技は、最新カラーリングの王道テク。暖色を多色ミックスしたモーヴピンクは、ブラウンを足して中明度に落とすことで、ピンクの色もしっかり感じさせながら落ち着いたムードに。ピンクが肌映り良く、色白に見せてくれる効果も。【how to“カラー”】
全頭ブリーチを2~3回して髪をかなり明るくしてから、カラーをON。色は、オレンジ・レッド・ピンク・パープル・ブラウンをミックスして調整した、9トーンくらいの中明度のモーヴピンクを全体に入れます。
SIDE
BACK
担当サロン:SUNVALLEY 土田美沙子さん
「ボブ」のアンニュイな髪型【4選】
【1】アンニュイとクールビューティーが楽しめるピンクボブ
Point
暖色系カラーと聞くと、若々しいイメージを持ちますが、実は大人の女性にもぴったりなヘアカラーなんです。上品でオンとオフどちらでも楽しめます。ふんわりと柔らかいスタイリングだとフェミニンな甘酸っぱい女性に、ウエット感を出してアンニュイなクールビューティーな女性に2面性楽しむことができます。【how to“ベース&カラー”】
カットは肩にかかるくらいで、ヘアアレンジも楽しめる韓国風ミニボブに。
暖色系カラーの中でもナチュラルな色味の「ラズベリーピンク」は、女性らしさが増して顔色も良く見えるのでモテカラーとも言われています。特に色白の方とは相性抜群です。自然光に当たると、よりキレイに発色してくれるので夏に特にオススメ。トーンは13と明るめでブリーチ2回することで、ここまで透明感が出ます。
【how to“スタイリング”】
はじめにダメージ補修・ツヤの出るMTGのロックオイルを髪全体につけます。前髪にカーラーを巻き込みます。(カーラーはつけたまま後ろの髪を巻いていきます)。32ミリのカールアイロンで、耳後ろから分けとり、4パネルずつ毛先を外ハネに巻きます。(温度は大体180度~200度で、1パネル2~3秒ずつ熱を当てていきます)。毛先が巻き終わったら4パネルの中間部分を後ろ向きに1回転させます。顔周りのサイドバングを外巻きしていきます。前髪のカーラーをはずしてコームや手ぐしで毛流れを整えます。バームのスタイリング剤を1円玉くらい手にとり、全体につけていきます。最後に崩れないようにヘアキープスプレーをつけたら完成です。
担当サロン:AFLOAT D’L (アフロート ディル) 市原大翼さん
【2】おしゃれに差が付くイヤリングカラーボブ
Point
耳下をダブルカラーし、チラ見せするイヤリングカラーを入れてベースの暗髪とコントラストをつけ、周りと差がつくアンニュイな雰囲気に。【how to“ベース&カラー”】
長さはぱっつんのため毛先をそろえる程度に。レングスはギリギリ結べるくらいで肩につかないくらいの長さに設定。前髪はシースルーでぱっつん前髪にし、抜け感をプラス。
ベースは5トーンのダークアッシュな暗髪に設定。
【how to“スタイリング”】
毛先をストレートアイロンで外ハネにし、オイルとバームを混ぜ、艶感をだします。前髪の毛先だけ、ちょんちょんっと手に余ったバームをつけ束感を出したら完成です。
担当サロン:AFLOAT D’L (アフロート ディル) 市原大翼さん
【3】ゆるっと抜け感のあるイヤリングカラーボブ
Point
イヤリングカラーは、印象チェンジになるのはもちろん、お洒落を楽しみたい人にも◯。カットは、ベーシックな外ハネなので、波巻きに仕上げて抜け感をプラスして。【how to“ベース&カラー”】
カットは、鎖骨くらいの長さで緩やかな前下がりラインに。前下がりにすることで、横からのシルエットをきれいに見せつつ、あごラインのカバーも。前髪は、目と眉の間で薄めにカットします。
インナーカラーは、ベージュっぽくなるようモノトーンとブラウンをMIX。全体は、9レベルのブラウンに。暖色系統にまとめて、暖かみのある女性らしさを引き出します。
【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンで毛先から緩めのウェーブ巻きに。外ハネはしっかりつくり、くびれ感を演出します。束感がつくりやすいバームを手に取り、毛先中心になじませます。適度な透けができるよう前髪を整えたらフィニッシュ。
担当サロン:MINX shibuya smart salon (ミンクスシブヤスマートサロン) 岩谷流星さん
【4】長めバング×耳かけのナチュラルボブ
Point
前上がりのカットラインにレイヤーを入れることで、長さをキープしたまま顔まわりの印象に軽さをプラス。前髪は、長めのシースルーで大人女性にも◯。【how to“ベース&カラー”】
えり足3cmの長さで前上がりラインカットし、軽いボブベースをつくります。丸みシルエットになるようにグラデーション、動きを出すレイヤーを顔まわりに入れます。
カラーは9レベルのアッシュベージュをチョイス。カラーでも軽さをプラスしますが、明るくすると赤みが出やすくなるので赤みをおさえるアッシュ系にするのがグッド。透明感UPで春カラーにもおすすめです。
【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンでカールはつけずにフラットに仕上げます。サイドバングと顔まわりは、後ろに流すように毛流れをつけても。最後に軽めのオイルを手ぐしを通すようになじませたら完成です。すっきり耳にかけても可愛い。
担当サロン:MINX ginza 2chome(ミンクス ギンザニチョウメ) 丹下海兼さん
「ミディアム」のアンニュイな髪型【5選】
【1】アンニュイ雰囲気のこなれミディ
Point
動きを出したいところに狙ってレイヤーを入れているので、乾かすだけでキマる再現性の高いスタイルとなっています。長めの前髪は、アンニュイな雰囲気を醸し出し、大人のこなれ感を演出。【how to“ベース&カラー”】
肩に当たる長さで切りっぱなしボブにカット。動きが欲しいところにレイヤーを入れ、くびれ感をプラスします。前髪は、ほおにかかる長めにすることで雰囲気のある大人印象に。
カラーは、シアーダスティーラベンダーに。透明感とくすみ、相反するトーンがMIXした色となり、くすみのあるラベンダーで透明感を引き出し、肌色をキレイに見せることができます。
【how to“スタイリング”】
自然な動きが出るようにカットされているので、揉み込みながらドライヤーで乾かすだけの簡単スタイリング。この時、毛先をふわっとさせるのがポイントです。ツヤ感を出すバームorバームワックスを揉み込むようになじませたら、毛先をつまんで整え、最後に軽く前髪につけたら完成。
担当サロン:grico(グリコ) 吉塚さとりさん
【2】ふんわり感が魅力のナチュラルミディ
Point
ふわっとした柔らかい動きのくびれミディ。ナチュラル印象のベージュブラウンのカラーで、さらに柔らかさUP。程よい可愛らしさで大人女性にもおすすめです。【how to“ベース&カラー”】
ベースを鎖骨下の長さでカットし、ほおの高さまでレイヤーをオン。
前髪は、束感が出やすいようにカットするのがポイントで、サイドと斜めにつないで流れを出しやすくします。
カラーは、10レベルのベージュブラウンに。ふわっとした柔らかい質感のカラーで、光に当たるとさらなる柔らか見せを叶えます。
【how to“スタイリング”】
32mmのアイロンで毛先を外ハネにワンカール、トップの髪は内巻きにワンカール巻きます。最後に、動きが出しやすいオイルスフレを全体になじませ、束感を整えたら完成。
担当サロン:Violet `jem(バイオレットジェム) 浅沼雄元さん
【3】大人な抜け感が出るレイヤーミディ
Point
顔まわりにレイヤーを入れ、軽さや動きを出すのが今季のトレンドとなり、レイヤーの入れ方により洒落感に差がつきます。長めの前髪+顔まわりレイヤーで、今っぽいこなれ感のあるスタイルを実現。【how to“ベース&カラー”】
鎖骨下10cmでベースをカット。顔まわりに独立したレイヤーを入れ、前髪はリップラインに。さらに、顔まわりをスライドカットで調整し、ニュアンスを出しやすくします。
カラーは、8レベルのベージュをセレクト。クールでキレイめな雰囲気をプラスするので、大人の春夏カラーにぴったりです。優しく柔らかい質感にも見せてくれます。
【how to“スタイリング”】
ヘアダーメジを軽減はもちろん、ニュアンスのあるカール感づくりには、ヘアアイロンは160度の低温が鉄則。32mmのカールアイロンで、全体を外ハネ、顔まわりは内巻きにします。くっきりとしたカールではなく、抜け感のある柔らかいカールを目指します。
セミウェットな質感となるスタイリングオイルで、中間から毛先、最後に根元付近になじませます。最後に手ぐしorクシでとかせるとグッド。
担当サロン:MINX ginza(ミンクス ギンザ) 根岸啓太さん
【4】ゆるパーマのニュアンスミディ
Point
重めのベースに、パーマの動きをプラスすることで柔らかさのある重軽デザインを実現。今っぽい軽さが出るので、お洒落に垢抜けたい人におすすめです。また、髪の量が多く、減らすと広がりが気になる……、そんな人にもぜひトライして欲しいスタイルになります。【how to“ベース&カラー”】
カットは、鎖骨ラインでグラデーションスタイルに。トップにのみレイヤーを入れ、さらにスライドカットで浮遊感をプラスします。前髪は、リップラインを基本に、丸顔さんは長め、面長さんなら短めと骨格に合わせてカットします。
カラーは、8レベルのココナッツベージュに。ベージュの柔らかさに加えて、しっとりとした質感で深みがある色味です。赤みをおさえたニュートラル色なので、アッシュからのカラーチェンジにもぴったり。
【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは、26〜38mmのロッドを使い、毛先から2回転の平巻きに。トップのみ、根元まで巻き込むことでふんわりとした柔らかいカールを叶えます。スタイリングは、ソフトワックスにオイルを少し混ぜ、中間から毛先に揉み込みます。オイルをMIXすることで、ツヤ感とゆるっとしたニュアンスが出しやすくなります。
担当サロン:grico(グリコ) 原田直美さん
【5】ウェット質感の無造作ワンレンミディ
Point
髪が硬く動きが出にくい方におすすめのスタイルをご紹介。毛先にレイヤーとオイルをつけて、髪を柔らかく見せれば、硬さなんて全く気にならないカジュアルで可愛い無造作ウエットヘアが完成します。【how to“ベース&カラー”】
ワンレンの無造作ストレートヘア。髪質が硬く、柔らかく見せたい人は毛先に少しレイヤーを入れることで動きのある柔らかスタイルになります。
さらに髪の毛が柔らかく見える8レベルのブラウンベージュで透明感カラーにしています。ブラウンベージュはどんな方にでも、どんなシーンにもマッチする万能カラーなのでおすすめです。
【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンを使って毛先を軽く外はねベースにしていきます。そのあとのスタイリングは、オイルを毛先から揉み込むようにつけてウエットな無造作感を出せば完成です。
担当サロン:k-two Esola IKEBUKURO(ケーツーエソラ 池袋) 土佐 優奈さん
「セミロング~ロング」のアンニュイな髪型【5選】
【1】色っぽくてアンニュイ韓国風ヘア
韓国で人気の“ヨシンモリ”風の巻き髪スタイル。大きめのカール感と首元のくびれが特徴で、360度どこから見てもアンニュイな色っぽさが。
Point
後ろへ流れるようにコテで巻いた、前髪~顔周りの大きなS字ラインが、気品と抜け感を演出。ボリュームを出しつつもくびれを作ることで、暗髪でも柔らかく軽やかな印象に。〈カット〉
顔周りに前上がりのレイヤーを入れ、前髪は鼻の位置でカット。
〈カラー〉
ブルーとグリーンで赤みを消した、暗めのアッシュカラー。
SIDE
BACK
担当サロン:SIX 長谷川明星さん
【2】ナチュラルなくすみカラーのかき上げセミロング
Point
芯の強さとしなやかさを感じる女性をイメージ。長めの前髪からサイドバング(前髪の両端)に自然につなげることで顔周りにほのかな動きを出し、ひし形シルエットが作りやすくなります。毛先にゆるっとした動きがつく程度の毛流れで、生っぽく抜け感のある雰囲気に。【how to“ベース&カラー”】
カットは、全体は鎖骨下でワンレングスにカット。前髪は鼻下~リップラインに設定し、サイドバングから顔周りにかけ流れるようにつないで。顔周りを中心にレイヤーを入れ、軽やかな質感に。
カラーは、落ち着いた6トーンのイルミナカラーでモノトーンのダークアッシュイルミナ。黒に近いダークカラーは地毛っぽさがありつつ透け感も出る、大人にぴったりな色味です。
【how to“スタイリング”】
ハチ下は毛先だけを外ハネにし、ハチ上の表面は中間に動きがつくように1回転のリバース(後ろ方向)巻きに。バームやオイルなど濡れ感が出るスタイリング剤を選んでしっかり手に広げ、髪の内側からなじませて表面は手ぐしで塗布。ひし形シルエットになるように整えたら完成です。
担当サロン:XELHA (シェルハ) 白川 雄副さん
【3】顔周りニュアンスがおしゃれなウェーブヘア
Point
明度の違う色を入れることでまるでハイライトが入ったようになる。立体感も生まれるし、白髪をなじますのにもおすすめです。【how to“ベース&カラー”】
動きを出したいので、シースルーバングで顔まわりにレイヤーをいれます。顔まわりにおくれ毛もつくって動きが出るようにカット。前髪はダブルバングにもなる、ほんの少しのシースルーを作りました。
カラーは12トーンのミルクティーベージュ。バレイヤージュにするため、それよりも明るい色を入れてハイライト感を出します。
【how to“スタイリング”】
毛先を軽く巻いて、ウェット感の出るオイルで前髪をシースルーにしています。巻くのが面倒な人はパーマをかけるのもおすすめです。明るめの色とウエーブ、耳掛けで抜け感を出すことで大人っぽい外国人風スタイルになります。
担当サロン:Lila by afloat(レイラバイアフロート) 小笠原剛さん
【4】ちょっぴりモードなアンニュイロング
Point
全体的には程よくローレイヤー、顔まわりにはさらにレイヤーをプラスすることで、スタイリング剤で整えるだけでエアリーな表情をつくります。【how to“ベース&カラー”】
鎖骨下のレングスでベースをカットし、全体にレイヤーをいれます。前髪は、鼻先くらいの長めに設定し、前髪~サイドにかけてさらにレイヤーをプラス。
カラーは、10レベルのアーモンドブラウンに。ツヤ感を出す赤みを加え、くすみ知らずの暖かみのあるカラーです。
【how to“スタイリング”】
乾かす前に、軽めのオイルを中間から毛先になじませます。ドライヤーで乾かす時、髪をバサバサと動かしながら散らすようにするとグッド。最後にエアリーな質感を出すミスト状スタイリング剤を全体につけたら完成です。ヘアミストは、ボリュームUPタイプでもOK。
担当サロン:grico(グリコ) 吉塚さとりさん
【5】エアリーな抜け感ウェーブロング
Point
エアリーで抜け感のあるこちらのロングヘア。柔らかく透明感のある女性に近づけてくれるウェーブヘアとなっています。【how to“ベース&カラー”】
カットベースは、胸下10cmのワンレングス。動きが出るようたっぷりとレイヤーを入れ、前髪は長めにカットし、ふわっとした柔らかい印象にします。
カラーは、6レベルのグレージュをセレクト。少しだけマットを入れることで、透明感のある柔らかい質感に。地毛風カラーで、上品な雰囲気となっています。
【how to“スタイリング”】
スタイルのポイントでもあるセットは、34mmのコテで、中間〜毛先をリバース巻きに。表面は、細めに毛束をとり、根元からリバースに巻きます。巻きすぎないのがコツで、特に毛先は緩めに巻き、カールをほぐすと可愛く仕上がります。
セット剤は、スタイルをキープできる泡タイプがおすすめで、毛先から揉み込むようになじませ、ラフな束感をつくったら完成です。
担当サロン:S.HAIR SALON(エス) 椙田蒼さん
「スタイリング&アレンジ」で作るアンニュイヘア【2選】
【1】アンニュイでマニッシュな前髪
「髪型を変えるにはちょっと勇気がいるけれど、前髪だけなら気軽にできます。いちばん目に留まりやすいパーツなので、少し変えるだけでも印象はかなり変わるはず。さらにスタイリング次第で見え方も大きく変化。普段慣れていない人でも、前髪ならやりやすいですよ」(谷口さん)
Before
After
前髪のマッシュラインを生かし、“うざったく”下ろしたスタイル。センターで分けたこめかみから前の髪に、ストレートアイロンで顔側に向けた動きをつけます。サイドを耳にかけ、ワックスをなじませながら前髪の束感を出し襟足をハネさせて、フォルムを調整。
【2】顔周りの後れ毛がポイントのざっくりポニー
ヘア&メイクアップアーティスト
中山 友恵さん
Three Peace所属。3年のヘアメイクアシスタント期間を経て、独立。抜け感があり、ノスタルジックでガーリーなヘアメイクを得意とする。タレント・女優・アーティストのヘアメイクを数多く手がけ、雑誌・広告・TVなどで活躍中。
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STEP1:高めの位置でざっくりポニーに
手ぐしでざっくり髪をひとつにまとめる。高い位置でラフに結んで、夏らしいポニーテールに。スタイリング剤はつけなくてOK。
STEP2:後れ毛はこめかみ部分のみが◎
こめかみの毛はバランスを見ながらコームで少しずつ引き出して。後れ毛を作ると、ピタッとしすぎず隙のある雰囲気が生まれる。
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
『K-two GINZA』でサロンワークを行いながら、メイクアップアーティストとしても活躍。プロダクトの開発も手掛ける。