ポニーテールは「触覚」が大事!サイドバングの後れ毛で可愛さ底上げ【事例13】
前髪の両サイド、耳前の髪を出して「触覚」を作ることでポニーテールはもっと可愛くなります!アレンジがこなれて見える後れ毛の中でも顔周りの触覚は輪郭カバーも担う重要パーツ!触覚の出し方や巻き方でいつものポニーが一気におしゃれになっちゃいます。
「触覚」=顔周りのサイドバングや後れ毛のこと
触覚とは前髪の両サイド、顔周りの髪の毛のことです。ポニーテールなどのまとめ髪アレンジをしたときに顔周りの後れ毛としてまとめずに残しておくと輪郭もカバーでき、こなれた印象でひとつ結びがおしゃれに決まります。
どの長さのポニーテールも触覚でさらに可愛くなる!作り方のコツ【事例4つ】
【1】触覚は外ハネにしてニュアンスをつける(レングス:ボブ)
【Before】
後れ毛の量感を少しだけ増やしつつ、毛先にはさりげなく揺れるニュアンスを添えて、華やかな表情に。
首周りがスカッとしないよう、襟足の後れ毛でバランスをとる。
Point
襟足の後れ毛で首周りをぐっと華やかに
【2】多めの触覚でこなれた大人に見える(レングス:ミディアム)
トップのペタンコには、分け目を反対側に変えてまとめると立ち上がりができて長もち。後れ毛も多めに作って立体感もプラス。
トップから前髪を多めに下ろし、分けたい方向と逆に向かってドライヤーの風を根元に当てる。
その後毛先を反対側へもっていくと、分け目の方向が決まる。後れ毛を出し、後ろを結ぶ。
【SIDE】
【BACK】
【3】引き出した触覚で全体をひし形に意識する(レングス:セミロング)
セミロングのアレンジで最も美しく見えるのはひとつ結び。「縛っただけ」にならないためには、前から見てトップとサイドを引き出し全体的にひし形になることを意識して。分け目をコームの柄でギザギザにするところは、幅広く、細かくギザギザを描くのがコツ!
STEP1:分け目で細かくジグザグを描いて髪を持ち上げる。
STEP2:起こした髪をキープしつつ後ろをざっくりまとめる。
STEP3:後れ毛をこめかみ、耳上、もみ上げ、耳後ろに出す。
STEP4:襟足がたるまないようにあごを上げてゴムで結ぶ。
STEP5:結んだ毛束の下側を左右に引っ張って締める。
STEP6:結び目を押さえながらトップに高さを加える。
STEP7:頭がひし形になるようにサイドの髪を引き出す。
【Side】
【Back】
\これはNG!/
単に結ぶだけだと一気に老けるのみ。結び方の効果は大きい!
【4】極細触覚でハラリとした後れ毛を作る(レングス:ロング)
Point
シンプル&簡単なひとつ結びだからこそ、細部に小技を効かせるのがしゃれ感をアップさせるコツ。STEP1:根元からしっかりブラッシング
全体を丁寧にブラッシングすることで、立体的な毛流れやニュアンスが出やすくなる。
STEP2:ヘアオイルとクレイワックスを混ぜる
オイル100円玉大に対し、ワックスは指でひとすくいが目安。
STEP3:髪全体にスタイリング剤をなじませてニュアンスを出す
手ぐしでなじませて、さらっと繊細な束感に。前髪は指でつまむようにつけて。
毛先からつける。
根元から後ろへ。
前髪は最後。
STEP4:顔周りに後れ毛を作る
耳の手前、こめかみの上下から一筋ずつ、ごく少量の毛束を後れ毛として取る。毛束の長さはあご下くらいまで。
1本目
2本目
3本目
STEP5:後頭部の髪を引き出す
後頭部の髪を、膨らませるように引き出すことで、頭のシルエットをキレイに見せる。
STEP6:ゴムでひとつに結ぶ
結んだ毛束の下側半分を左右に引っ張り、襟足を締めると、結んだ毛束が収まりよく整う。
耳の真ん中くらいの高さ
ぎゅ~
STEP7:前髪と後れ毛にストレートアイロンを通す
今っぽさに巻きは不要! 軽く熱を通すことで、なめらかで繊細なニュアンスに。
引っ張らない。
スッと
STEP8:トップやサイドの髪をつまんで凸凹にして、立体感を出す
毛束を引き出して浮かせるのではなく、軽くつまんで凸凹にするイメージが正解。
STEP9:ごく少量のクレイワックスをなじませて束感を出す
後れ毛や耳周り、前髪にちゃんと束感を出すと、清潔感&こなれ感がアップ!
耳に少しだけ毛束をかけて
ポニーテール×触覚のかわいいアレンジ【7選】
【1】片側だけ触覚を作るとさりげないおしゃれに
Point
手抜きにも見えるひとつ結びは、質感と後れ毛にこだわって。スタイリング剤で束感を作り、後れ毛をアシメ トリーにするとさりげないおしゃれ感が漂います。STEP1:全体をタイトに低めの位置で結ぶ。
STEP2:片方の耳前の毛を引き出し後れ毛に。
【2】ノーバング×触覚×ハイポニー
- 根元にパウダースプレーをつけてふっくらさせてから、顔周りと耳の後ろに後れ毛を残して、サイドをタイトにして高い位置で結ぶ。
- 後れ毛はヘアアイロンで軽く巻き、全体にスプレーを吹きつけて完成!
【3】くるくる触覚がかわいいローポニー
SINCERELY ディレクター
唐沢ゆりこさん
大人可愛いアレンジの天才!20代から60代まで幅広い世代のニーズにお応え致します。もっと自分を好きになるスタイルづくりを提案させていただきます。
STEP1: 顔まわりの毛束以外を一つに結ぶ
位置を気持ち低めで結ぶのがポイント。
STEP2:26mmのカールアイロンで、顔まわりを巻く
アイロンで巻いたら結んだ下の部分の束を軽くくずしておく。
STEP3: リボンを頭に沿うように合わせゴムの結び目に巻きつけとめる
ぐるぐると程よい長さが残るまで巻いて内側で結ぶ。リボンは幅が細めのものを選んだほうが頭に馴染みやすい。
完成。
顔周りのおくれ毛を残して巻いておくことで動きも出るし、こなれ感も。
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【4】太めの触覚にバルーンフォルムでふんわりポニー
\動画で詳しくアレンジ方法をチェック!/
STEP1:ベース巻きをする。フェイスラインの毛束をリバース(後ろ向き)に巻く。その後ろの毛束はフォワード(前向き)に巻く。さらにその後ろはリバース、その後ろはフォワードと交互にくり返して巻く。
STEP2:全部を巻き終えたら手ぐしでざっくりほぐす。
STEP3:ソフトワックスを手に広げ、下から手を入れてなじませる。カールをほぐしながら全体にワックスを行き渡らせる。
ベース巻き完成。
STEP4:トップの髪を持ち上げて、ブラシで内側に逆毛をつくる。
STEP5:顔周りの髪を残して、耳を隠しながら後ろでふわっとまとめるゴムで結ぶ。
STEP6:キュッとしごいて、結び目を押さえながら、髪をところどころつまみ出す。
STEP7:襟足の髪もつまみ出しゆるめる。
STEP8:毛束の一部をゴムの上に巻きつけ、ピンで固定
STEP9:結び目の上にバレッタを飾る。
STEP10:顔周りの髪をリバース(後ろ向き)に巻いて完成!
【BACK】
【5】ハチ上の髪を引き出して前髪の分け目を曖昧に
tricca ginza ネイリスト
旭 美香さん
ヘアの施術と同時にネイルを受けられるサロン『tricca ginza(トリッカ銀座店)』で活躍中のネイリスト。上品なのに今っぽい、ほんのりエッジの効いたネイルデザインが得意。
STEP1:トップの髪を後ろからコームで逆毛に
「トップの髪を取り、上に持ち上げて後ろからコームで逆毛を立てます。逆毛は、トップの毛束の中央から根元に向かって、何度かコームを入れていけばOK」(旭さん/以下「」内同)
STEP2:ハチ上の髪を引き出して前髪の分け目の目立ちを防ぐ
「手ぐしで髪をひとつにまとめたら、ヘアゴムで結ぶ前にハチ上の髪を引き出しておきます。ひとまとめにしたときに、前髪と後ろ髪の分け目がぱっくりと分かれていると野暮ったい印象になるのを防ぎます」
STEP3:ひとつ結びは耳の後ろの高さがベストバランス
「後ろの髪をヘアゴムで結びます。結ぶ高さを耳の後ろくらいにすると、トップのふんわり感が出やすくてベストです」
STEP4:トップの髪を少しずつつまみ出してルーズに
「ヘアゴムの結び目を押さえながら、トップの毛を少しずつつまみ出してふんわり感を強調させます」
STEP5:旬のヘアカフを使って後ろ姿も美人に
「ヘアカフは、飾りにフックがついたヘアアクセサリーのこと。ヘアゴムの結び目の上から差し込むだけでアクセントになる便利アイテムで、手軽に後ろ姿も決まります」
逆毛を仕込んだおかげで、スタイリング剤を使わなくてもふんわりとしたトップに。女性らしく柔らかな雰囲気のまとめヘアが完成。
【6】先に巻いてからまとめると触覚もキレイに見える
STEP1:毛先が動くように髪の内側と外側の巻き方を変える
「32mmのコテを使い、毛先から耳の下くらいまで髪全体を巻きます。ポニーテールした毛先に動きが出るように、“髪の外側は内巻き、内側は外巻き”というように、巻く向きを変えるのがコツ」(yurika mulさん・以下「」内同)
STEP2:ハーフアップは髪を取る位置がポイント!
「両耳の上から斜め上に向かってサイドとトップの髪を取り、ハーフアップに。ポニーテールを高めの位置で結びたいので、ハーフアップの位置も高めにして、細いヘアゴムで結びます」
STEP3:ハーフアップした髪をくるりんぱする
「STEP2の結び目の上に指を入れて、ハーフアップの毛先を入れてくるりんぱに」
「これでハーフアップのくるりんぱができました」
STEP4:ハーフアップと後ろの髪をひとまとめに
「くるりんぱしたハーフアップの毛束と後ろの髪をひとつに。軽やかに見せたいので、耳の後ろくらいの高さで、ヘアゴムで結びます」
「ひとまとめにしたヘアゴムの結び目を手で押さえながら、トップやサイドの髪を少しずつつまみ出し、ラフなニュアンスを作っていきます」
STEP5:旬のスカーフつきゴムを重ねて軽さをプラス
「STEP4でひとまとめに結んだゴムの上に、ヘアアクセサリーを。スカーフがついたヘアゴムなら、手軽に使える上、ヘアスタイル全体にスカーフの動きが加わってより軽やかな仕上がりになります」
完成!
ポニーテールをハーフアップくるりんぱと2段にすることで、毛束の太さがすっきり。結び目の高さ、毛先の動き、旬のスカーフ…といった今っぽさが詰まった軽やかなポニーテール完成です。
【7】短め触覚が愛らしいおしゃれポニー
- 鎖骨~セミロングにおすすめのアップヘア。まず、全体を32mmのカールアイロンで毛先を内巻きにします。
- 後れ毛はストレートアイロンでさらっと内巻きに。もみ上げ部分だけ、ゆるめのS字カールにできると○。
- 前髪はマジックカーラーで。
- 全体にオイルを揉み込んでから、ローポニーにします。耳の半分くらいを隠すのが、ユルさと柔らかさのコツ。
- 毛束を少しとり、ねじりながら結んだゴムにひっかけ、小さな玉ねぎヘアをつくる容量で結び目を隠したら完成です。
【BACK】
ストレートアイロン&コテを使った触覚の「巻き方&整え方」
【ストレートアイロン】で巻く
毛先だけをゆるっとカールさせる!巻くと途端に古くさくなるので、軽く外にハネさせる程度に抑えて。
【コテ】で巻く
細めに毛束を取って外側にねじり、コテで挟んで外巻きに。ニュアンスをつけるだけなので、キレイに仕上げなくてOK。多少巻いていない毛束があっても大丈夫!
触覚の上手な引き出し方
\なんかダサい…/
\後れ毛をプラスするとこなれ感が出て素敵に!/
「ぴっちりまとめるのは、顔が大きく見え、今どきな雰囲気になりません。あか抜けるには画面越しでもくずし方が重要です。また、スタイリング剤も大切。後れ毛には必ずスタイリング剤をつけて艶感を足しながら、細い毛束にして」(工藤さん・以下「」内同)
【Side】
【Back】
【コツ1】髪の引き出し方
\これはNG/
表面の髪を多く引き出しすぎると、次第に緩んでお疲れ髪に…。
内側の髪10本をつまむイメージ!
これができれば、トップのペタンコはすぐに解消!「表面の髪を引き出すと、上の写真のように全体が緩みやすくなります」
STEP1:引き出すのは表面をめくった内側の奥の毛。
STEP2:髪の毛10本程度を指先でつまむ。
STEP3:後ろにスライドさせ、最後に少し戻します。
\Good/
【コツ2】後れ毛の作り方
\これはNG/
透け感のない後れ毛は顔が暗く見えて、奥行きもないので大顔に!
\Good/
小束に分けて肌を透けさせる
リモートでは前顔オンリー。その前からの顔の印象を作るのが顔周りの後れ毛です。「ただバサっと出すだけではなく、所々間引いて肌が透けるようにすると、立体感が出て、肌も明るく見
えます。難しかったら、内側の毛を耳にかけるだけでもOK」
\ロングの人は/後れ毛をカットしておくとgood!
Before
After
ワンレングスでも後れ毛用の短い髪を作ると、まとめ髪の完成度がアップ。ダウンスタイル時にはサイドになじませられる。
【コツ3】スタイリング剤を使う
\バラバラ/
\清潔感アップ/
バラバラの後れ毛を毛束としてまとめる
くずれ防止と髪の質感作りのため、普段のまとめ髪では事前にスタイリング剤を全体につけますが、リモートならば後れ毛だけでOK。「後れ毛はただ出しているだけだと、単なる疲れた人に。【2】で作った細い毛束をスタイリング剤でまとめておきましょう」
後れ毛をまとめただけで清潔感が出る。
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
『ヘアゴム1本のゆるアレンジ』(サンマーク出版)ほか5冊の著書はどれも大人気!