丸顔さんの悩み、まるっと解決!【15の簡単ヘアアレンジ術】

なるべくフェースラインを強調したくない丸顔さん。コツを知れば、お悩みもカバーできておしゃれの幅が広がります。『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンから、丸顔さんに似合うヘアアレンジをご紹介します。
気になる輪郭をカバーするアレンジの【コツ3つ】
- “フェースラインの後れ毛”こそ最強のシェーディング。
- ふんわりニュアンスやトップにボリュームを出して丸顔をカモフラージュ。
- 縦ラインを意識。
丸顔さんをカバーするアレンジ「ボブ」【3選】
【1】トップふんわりカチューシャ風アレンジで骨格カバー
髪質:毛量は多めで硬さはふつう、直毛
髪型:あご下ボブ
ヘアカラー:アッシュ系ブラウン
パーマ:なし
髪コンプレックス:直毛で重たい印象に。丸顔が目立ち、地味な印象を与えがち
「ふつうの編み込みよりも簡単にできる“カチューシャ風ツイスト編み込み”なら、骨格&顔立ちカバーと脱マンネリが叶うんです!」(増田さん・以下「」内同)
\How to/
STEP1:トップの髪を少量とる
トップを7:3の位置でざっくり分けて、7側の毛束を少量とります。
STEP2:顔まわりをツイスト編み込みに
毛束を2分して、交差させツイスト編みにしていきます。
顔まわりの毛を少しずつすくい、交差させて前側にきた毛束と合わせて編み込み風に。
そのまま耳うしろまでツイスト編み込みを続けます。
「トップはゆるめに、サイドは少しタイトにツイストさせるのがコツです」
STEP3:トップの毛を引き出す
ツイストした毛先を片手でしっかり押さえ、もう片方の手でトップの毛を部分的に引き出して、ボリュームとルーズ感を出します。
STEP4:サイドの毛を引き出す
同様に片手でツイストした毛を押さえ、もう片方の手でサイドの編み目を少しずつ引き出してルーズ感を出します。
「サイドは引き出しすぎないのがポイントです」
STEP5:毛先をアメピンで固定する
ツイストした毛先をアメピンで固定します。
「大人っぽく仕上げたい場合は、小さめの黒いアメピンを目立たないように、カジュアル感を出したい場合は、色つきのアメピンを交差させてとめると◎!」
完成!
【SIDE】
「トップをねじってふんわりとしたボリュームを出すことで、丸顔+地味顔をカバーしながら、優しい印象を醸し出すことができます。ふつうの編み込みは難しいですが、ツイスト編み込みなら不器用さんでも簡単にできるので、ぜひ試してみてくださいね!」
【2】顔周りに後れ毛を残したルーズアレンジ
\How to/
STEP1:こめかみ上の髪を後頭部で結ぶ
こめかみ上の髪を手ぐしでざっくりと後頭部に集めて、シリコンゴムか細い黒ゴムで結びます。
「先にごく少量のジェル状スタイリング剤を全体に広げておくと、まとめやすくなります」(増田さん・以下「」内同)
ゴムに最後のひと通しをするとき、抜き切らずに、毛束が根元部分で下向きに折れた状態でキープします。
STEP2:残った髪の毛先を外ハネに
残った髪の毛先をストレートアイロンで外ハネにします。
STEP3:前髪を少量とり、ポンパドールに
前髪の中央部分を少量とり、トップに持ち上げた状態でゆるくねじってアメピンで固定し、小さなポンパドールをつくります。
STEP4:結んだ毛束をルーズに崩す
結んだ毛束の二つ折り部分を、少しずついろいろな方向に引き出して、ルーズな質感とボリュームを出します。
STEP5:トップの毛を引き出す
トップの髪(結んだ髪とポンパドール部分を一緒に)を部分的に引き出します。
「丸顔の場合は高さをしっかりと出し、面長の場合は高さを控えめに引き出すのが小顔に見せる秘訣です」
STEP6:結んだ毛束にシュシュをオン
結んだ毛束のゴムを隠すように、シュシュをかぶせます。
「シュシュは、少しボリュームのあるタイプを選ぶと、バランスよく仕上がりますよ」
完成!
「ボブアレンジは、コームやブラシを使わずに、手ぐしだけでざっくりルーズに仕上げるのがオシャレに見せるポイントです」
【SIDE】
【BACK】
【3】トップをふわっ!編み込みアレンジ
Point
・360度どこから見ても可愛く仕上げるには、フォルムのバランスが重要。・丸顔さんはトップをふわっとさせたり、エラ張りさんは後れ毛を多めにしたりと、顔型に合わせた工夫を。
\How to/
STEP1:後れ毛を残してまとめる
ラフ巻きにしてシアバターをなじませ、こめかみ、耳前、耳後ろの毛束を残して髪をまとめる。
STEP2:編み込みにする
まとめた髪は3束にわけ、大きく編み込みにしてバレッタで留める。ボブなら3回編む程度。
STEP3:表面をくずす
表面の髪を所々指でつまみ出す。面長さんは、横もふんわりさせるとGOODなバランス。
丸顔さんをカバーするアレンジ「ミディアム」【5選】
【1】前髪あり×トップボリュームで丸さをカバー「動画付き」
\動画で詳しくアレンジ方法をチェック!/
\How to/
STEP1:根元中心にライトワックスをもみこむ。
STEP2:両側のこめかみから毛束をとり、同時に上方向へねじる。
STEP3:ねじった毛束をバレッタで留め、ハーフアップに。
STEP4:トップの毛束を指でつまみ出し、軽くほぐす。ソフトワックスを毛先側へもみ込み、動きを出す。
【SIDE】
【BACK】
【2】大ぶりスカーフをサイドで強調「動画付き」
\動画で詳しくアレンジ方法をチェック!/
\How to/
STEP1:ベースを巻く。フェイスラインの毛束をリバース(後ろ向き)に巻く。その後ろの毛束はフォワード(前向き)に巻く。さらにその後ろはリバース、その後ろはフォワードと交互にくり返す。
STEP2:全部を巻き終えたら手ぐしでざっくりほぐす。
STEP3:ソフトワックスはこのくらい。手に広げて、下から手を入れてなじませる。カールをほぐしながら、全体にワックスを行き渡らせれば、ベース巻きの出来上がり。
STEP4:左側の顔周りの髪を残して、サイドの髪を後ろ向きにねじる。
STEP5:左耳の下でピンで固定。
STEP6:右側は襟足の髪をねじり上げて、左耳の下でひとつに集めてゴムで結ぶ。
STEP7:結び目を押さえながら、髪をところどころつまみ出す。
STEP8:指にキープスプレーをつけて、前髪を横分けにして整える。
STEP9:2つ折りにしたスカーフを結び目の下に置き、輪にした方にもう片方を通し、キュッとしごく。
STEP10:リボン結びにして完成!
【3】ワンサイドヘアで縦シルエットを演出「動画付き」
\動画で詳しくアレンジ方法をチェック!/
\How to/
STEP1:ハチ上の髪を分けてまとめる。
STEP2:襟足を軽くねじってピンで留める。
STEP:バレッタを飾る。
完成!
【4】毛束感のある前髪で丸みをカバーしたお団子
\How to/
STEP1:動きを出しやすくするために毛先を巻く
「アップにしたときに毛先まできっちりまとめないので、軽やかに見せるためにコテで巻いていきます。巻き方は内巻きと外巻きをランダムにして動きを出します」(鬼束/以下「」内同)
STEP2:ヘアゴムの最後を通しきらずにコンパクトなお団子を
「ポニーテールをするようにヘアゴムで髪をひとつにまとめていきます。最後だけヘアゴムを通しきらず、親指1本分が入るくらいのコンパクトなお団子の状態でストップ。お団子は小さめの方がボリュームを抑えられ、タートルネックとのバランスがよくなります」
STEP3:ヘアゴムに髪を巻きつけて結び目を隠す
「後ろ髪から少し毛束を取り、ヘアゴムに巻きつけて結び目を隠します。巻きつけた毛先は、【STEP2】で結んだヘアゴムに入れて固定を」
STEP4:トップの髪をつまみ出して縦長ラインに
「【STEP2】の結び目を持ち、トップの髪を少しずつつまみ出していきます」
STEP5:前髪の毛先にヘアオイルをつけて毛束感を
「前髪の毛先にヘアオイルをつけて、毛束感を出します。前髪を少しずつ毛束にすると動きがついて、フェースラインが目立ちにくくなります」
完成。ラフな毛束感のある前髪で、顔の丸みをカバー。ボリュームのあるタートルネックのセーターを着ても軽やかな印象に。
後ろから見ると…
【5】縦長フォルムを意識したカチューシャアレンジ
\How to/
STEP1:トップの髪を後ろに流す
「カチューシャをつけやすいように、前髪を残してトップの髪をかき上げて後ろに流します。手のひらにほんの少しヘアオイルを広げておくと、毛流れを動かしやすいですよ」(鬼束さん/以下「」内同)
STEP2:カチューシャを頭頂部から差し込む
「カチューシャを、とめたい位置の真上から差し込みます。前から髪を持ち上げるようにするのではなく、差し込むのが今っぽくなるコツです」
STEP3:毛先にオイルでツヤとまとまり感をプラス
「ダウンスタイルの時は毛先のパサつきも気になるので、オイルをなじませてツヤを出します。毛先のまとまり感もよくなりますよ」
STEP4:トップの髪をつまみ出して縦ラインを作る
「カチューシャの後ろのトップの髪をつまんで高さを出します。これで頭の形が縦長になり、丸顔もカバーできます」
完成。太めカチューシャでハリのボリュームを自然にカバーしつつ、トップはふんわりとしてすっきり縦長に。
丸顔さんをカバーするアレンジ「ロング」【3選】
【1】ふんわり×縦ライン協調の三つ編みアレンジ「動画付き」
\動画で詳しくアレンジ方法をチェック!/
STEP1:ねじり×3つ編みを組み合わせた複雑なアレンジ。始めにしっかり逆毛を立てておくと安定感が増す。
STEP2:耳上の毛を逆サイド寄りにねじってピンで留める。この位置を中心にし、左右交互にあと2回これを繰り返す。
STEP3:髪をサイドに寄せて、毛先まで3つ編みをする。この後ほぐすので、あまり緩くしすぎないように。
STEP4:指で毛先を固定しながら所々引っ張る。ランダムな形にすることで、3つ編みよりも凝った印象に。
STEP5:細い毛束を毛先に巻きつけたら、上からピンを挿して固定。毛束と3つ編みに絡めるようにピンを挿すとほつれません。
[BACK]
[SIDE]
【2】大胆にゆるっと前髪も流して顔周りをカバー「動画付き」
\動画で詳しくアレンジ方法をチェック!/
\How to/
STEP1:前髪を深めにとって8:2に分け、耳上の毛束を後ろまでねじる。
STEP2:サイドの毛束を少し引き出す。
STEP3:後頭部をピンで留める。
STEP4:
・反対側は前髪を残し、同じように後ろまでねじる。
・毛束を少し出し、ピンで留める。
STEP5:トップを引き出してボリュームをつける。
STEP6:
・毛束を二つに分け、片方を毛先までねじったら折り返す。
・輪になった部分をピンで固定。余った毛束を折り込んでピンで留める。
STEP7:
・残りの髪も同じようにねじって折り返す。輪になった部分をピンで固定。
・毛先も折り込んでピンで留める。ねじった部分をゆるめてピンで隠す。
STEP8:
・ワックスを手の平になじませ、サイドの髪を引き出す。
・前髪のトップを揉んで立ち上がりをつけ、毛先をサイドに流す。
完成。
【3】縦シルエットになるボヘミアン風サイド結び「動画付き」
\動画で詳しくアレンジ方法をチェック!/
\How to/
STEP1:
・手ぐしで分け目と逆側にまとめる。
・飾りゴムで結ぶ。
STEP2:毛束を細くとる。
STEP3:
・三つ編みにしてゴムで結ぶ。
・このあともう一つ三つ編みを作る。
完成。
「アレンジの種類別」ポニー、ハーフアップ、お団子など【4選】
【1】トップの丸みをたっぷり出した「ポニー」
Point
・下をあえてたるませルーズにまとめる。・はらりと落ちたようなナチュラル後れ毛。
\How to/
STEP1:後れ毛を残してまとめる
耳後ろの髪を後れ毛用に細く分け取る。下をたるませながら全体をまとめ、後頭部の位置で結ぶ。
STEP2:トップの毛束を引き出す
結び目を手で押さえながら、トップの毛束を細く引き出す。ハチが張り気味な人は、やや高めに引き出して。
STEP3:ゴムに毛束を巻きつける
ポニーテールから毛束を1本取り、ゴムに巻きつける。最後はゴムの下でピンを挿して固定。
【SIDE】
【BACK】
【2】ゆるふわボリューム「ポニー」動画付き
\動画で詳しくアレンジ方法をチェック!/
\How to/
STEP1
・オールバックになるよう手ぐしで高い位置にひとまとめに。
・少しだけ前髪を引き出します。
STEP2
・髪を手でまとめた状態で、トップの毛束を細かく引き出す。
・立体的なシルエットを作っていきます。
STEP3
・高すぎる位置で結んでしまうと、ポニーの長さが短くなりボリュームを出しづらくなる。
・後頭部上め辺りが◎。
STEP4
・ゴムは毛束でキレイに隠して。
・毛束はポニーの下から取って結び目に1周させ、下でこっそりピン留めしましょう。
STEP5
・ポニーに弾むようなリズムをつけるには逆毛が必要!
・クマの手で下から上へざくっとたっぷり逆毛を立てて。
完成!
【3】トップボリュームとたゆませがポイントの「ハーフアップ&くるりんぱ」
Point
・ちょこっと耳にかけて、ゆるリラックスなムードに!・ハーフアップをたるませて緩やかな曲線を作る。
\How to/
STEP1:耳上の髪をまとめて緩く結ぶ
顔周りの後れ毛を細くひと束残し、耳上の髪をまとめる。結んだ後ゴムを少し下げて緩める。
STEP2:ゴムの上から毛束をくぐらせる
ゴムの上に穴を作ってくるりんぱ。仕上げに毛束を左右にぎゅっと引っ張り、ゴムを押し上げる。
STEP3:毛束を引き出してくずす
結び目付近の毛束を細かく引き出してゴムを隠す。トップと耳横の毛束も引き出し、ラフな空気感をプラス。
【FRONT】
【BACK】
【4】たっぷりの後れ毛で顔周りをカバーしたゆるふわ「お団子」動画付き
\動画で詳しくやり方をチェック!/
\How to/
STEP1:直毛ぎみの人はヘアアイロンを使って内巻きと外巻きをランダムにミックスし、ゆるい動きを全体につける。
STEP2:両側のこめかみの毛束を同時にねじり、ゴムで束ねてハーフアップにする。
STEP3:くるりんぱ(毛先を結び目の奥へ入れ込む)をしたら、毛先をしごく。
STEP4:髪全体をまとめたら、その毛束を折ってゴムで挟み、お団子にする。
STEP5:仕上げにヘアコームをつける。
完成!