【冷え対策】冷えやすい6つの体のパーツはここ! 冷えの原因や対策法を専門家が解説

「なかなか冷えが取れない…」という人は、“間違った”温め方をしているのかも!?実は、パーツごとに、温め方の正解は違うんです。最新のアイテムと共にお伝えします!
『パーツ別に冷えとりっこガイド』
冷えの原因は大きく分けるとホルモンの影響
毎年寒くなると悩まされる“冷え”。中村幸代先生によると、冷えで悩む女性が多い原因はふたつ。
「冷えを防ぐには全身に血液を送る自律神経を整えることが大切ですが、自律神経をコントロールしている部分とホルモンの司令塔は、同じ視床下部にあるのです。そのため、月経によるホルモンの変化に影響されて自律神経が乱れ、代謝の悪化や冷えなどの不調が起こりがち。また、視床下部は大切な内臓に優先して血流を促すため、末端が冷えやすくなります。もうひとつの原因は、体のエネルギーを作る筋肉量が少ないこと。熱を作れず冷えやすくなります」。
それでも「冷えを改善することは可能。苦痛に感じたり、生活に支障が出る程冷えるのであれば、温まる工夫を」と、小林香里さん。
小林麻利子さんも、「対策さえすれば冷えは改善できます。改善しないならやり方が間違っているかも」。自分が冷えやすいパーツに効率良くアプローチをして、今年こそ冷えとおさらばしましょう!
冷えやすい6つのパーツはここ!
1.
頭・顔
…露出していることが多い
2.
首・肩・背中
…コリを感じやすい
3.
手先
…自律神経の乱れが現れやすい
4.
おなか・子宮
…下痢や生理痛がある人は注意
5.
腰・お尻
…脂肪の多さが原因
6.
足先
…冷えを感じる人が多数
『美的』2021年12月号掲載
撮影/金野圭介 イラスト/Uca 構成/越後有希子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
女性の冷えを研究。著書に『根拠に基づく冷え症ケア』(日本看護協会出版会)がある。