腰・おしりの冷えやすい原因は? 食事に気を付けて体を内側からも温めて!
脂肪の多いパーツで一度冷えると温まりにくいから冷えを回避せよ!腰・おしりの冷えのポイントを押さえて正しい温め方を実践♪
『パーツ別に冷えとりっこガイド』
冷えのパーツ【腰・おしり】
「脂肪には保温効果がありますが、その効果を発揮するには筋肉で血流を促して熱を作る必要があります。筋肉量が少ないと温まらず、脂肪は冷えやすくなります」(小林香里さん)
「デスクで座りっ放しなど同じ姿勢でいると筋力が低下します。休憩時間にスクワットなどの運動を取り入れたり、歩行時には大股で歩いて股関節周りを動かすように意識して」(小林麻利子さん)
「冷えは“首”がつく部分を温めるといいといいますが、腰も入ります。太い静脈が皮膚の近くを通っているので実は温めやすいのです」(中村先生)
Check!こんな人は腰・おしりの冷え注意報
- 筋肉量が少ない
- 座りっ放しなど同じ姿勢でいることが多い
- あまり歩かない
- しゃがむのが苦手
腰・おしりの冷え対策、3つのTRY!
TRY1.腰をしっかりと さすって温める
「腰が冷えて痛いときの解消法は、腹巻きやカイロなどで物理的に温める方法と、手でさすって熱を与える方法が。自分の手のひらを使えばいつでもでき、“手当て”という言葉があるように効果的です」(小林香里さん)
「まず両手のひらをこすり合わせて温めてから、腰に手を当て、摩擦が起きるくらいさすると温まりますよ」(小林香里さん)
\温めグッズなら便利♪/
快適な温度で温めるシートを使うのも手。
花王 めぐりズム 蒸気の温熱シート 下着の内側面に貼るタイプ 5枚 ¥391(編集部調べ)
TRY2. 腎を温める食事 をとる
「漢方では、腰やお尻は、五臓六腑の腎と関連すると考えます。腎を補い、温めることは、下半身の冷え対策につながります。普段の食事で意識してみてください」(小林香里さん)
「腎を補い温める食材は、エビ(右上)やクルミ(左)など。特にエビの温め効果は抜群。ほかに、黒豆(右下)も腎のサポートに○」(小林香里さん)
TRY3. 杜仲茶 を飲む
「ダイエットの味方として有名な杜仲茶葉は腎を温めてくれます。杜仲茶葉をお茶として飲めば、冷え対策をしつつ、ダイエットも期待でき、一石二鳥です♪」(小林香里さん)
「スーパーでも手に入りやすい杜仲茶。いつもの飲み物に置き換えて飲んで」(小林香里さん)
\もしくは、紅茶+シナモンも◎/
「杜仲茶の味が苦手なら、紅茶にシナモンを入れたものも冷え解消に効果的。紅茶は発酵させているので温め食材です」(小林香里さん)
『美的』2021年12月号掲載
撮影/金野圭介 イラスト/Uca 構成/越後有希子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
女性の冷えを研究。著書に『根拠に基づく冷え症ケア』(日本看護協会出版会)がある。