健康・ヘルスケア
2021.11.11

おなか・子宮の冷えはリスクが沢山! 冷えの改善方法を専門家が伝授

おなか・子宮は女性にとって大切なパーツ。冷やさない体作りを!冷え対策に効果のある3点を専門家の先生に教えていただきました。

『パーツ別に冷えとりっこガイド』

冷えのパーツ【おなか・子宮】

%e7%b4%8d%e5%93%81%e3%83%87%e3%83%bc%e3%82%bf_%e3%82%a6%e3%82%a8%e3%82%b9%e3%83%88
「漢方では、おなかが冷えている人は、五臓六腑の脾(主に胃腸)が弱いため、栄養が取り込めず、疲れやすくなったり、おなかを下したりすることが多いと考えます。また、下腹部が冷えている人は子宮が冷えているサインかも。生理痛で悩んでいる人は下腹部を温めるようにしましょう」(小林香里さん)

「おなかと子宮は直結しています。冷えやすい人は妊娠中に早産しやすかったり、陣痛が起きにくくてお産が長引く、逆子になりやすいといった研究結果もあるので、冷えを改善しておくといいでしょう」(中村先生)

 

Check!こんな人はおなか・子宮の冷え注意報

  • 下痢をしやすい
  • 生理痛がある
  • 胃腸が弱い
  • 夕食を食べる時間が遅い

おなか・子宮の冷え対策、3つのTRY!

TRY1. 脾(主に胃腸) を強くするものを食べる

「おなかが冷えている人は、五臓六腑の脾が弱く、特に胃腸が弱っていたり、疲れやすい傾向が。温めるのも大事ですが、胃腸を強くするといいでしょう。食生活を見直してみるのもいいですよ」(小林香里さん)

img_0204
「脾を強くする食べ物には、カボチャやブロッコリー、きのこがあります。きのこの中でも特に舞茸がおすすめ」(小林香里さん)

 

TRY2. 血を補い、巡らせる食べ物 を取り入れる

「なかなか冷えが改善できない人の特徴として、血虚(血の不足)も挙げられます。血流が良くなる黒い食べ物を取り入れるようにしましょう。食養生は続けていけば冷えの改善につながります」(小林香里さん)

img_0206
「黒い食べ物の代表は、黒米(左下)、黒砂糖(右)、乾燥の黒きくらげ(左上)。ほうれん草やにんじん、卵も血を補うのに役立ちます」(小林香里さん)

 

TRY3. ヨモギ で芯から温まる

「下腹部が冷えて生理痛がひどい人は、ヨモギを取り入れてみて。ヨモギには温めて血を巡らせる働きや、鎮痛効果もあります。ヨモギ茶を飲んだり、お風呂にヨモギの入浴剤を入れるといいですよ」(小林香里さん)

yomogi
国産無添加ヨモギの入浴剤。ハーブティーのような心地よい香りと自然の色を楽しめる。
発酵温浴nifu at home よもぎ湯 90g×5包 ¥2,300

 

横浜市立大学医学部 看護学科 母性看護学教授

中村幸代先生

国際中医師・ 国際中医薬膳師

小林香里さん

 

『美的』2021年12月号掲載
撮影/金野圭介 イラスト/Uca 構成/越後有希子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事