健康・ヘルスケア
2023.1.5

ぽっこりお腹と猫背は関係しているってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】

日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、“整体”について。ぽっこりお腹と猫背は関係しているって…ウソ? ホント? 小顔矯正・骨格矯正専門サロン・表参道パディシャの尾崎順さんにお答えいただきます。

Q:ぽっこりお腹と猫背は関係しているってホント?

食後でもないのに、ぽっこりと膨らんだお腹。さらには、内側に丸まった猫背。ついつい楽な姿勢をとろうとすると、あまりにも身体が老けた印象に見えると悩んでいる人も多いのでは? 実は、ぽっこりお腹と猫背は完成しているのだとか。本当なのでしょうか。さっそく、この疑問を尾崎さんにぶつけてみました! 果たして答えは…?

A:ホント

「胸のまわりには肋骨がありますが、お腹まわりには何も守る骨はありません。背中が曲がって、身体が前方に丸まった猫背の状態になると、筋肉が縮こまって胸が下がり、お腹はゆるんで腹筋が使えず、内臓も支えきれずに落ちてしまうため、ぽっこりお腹になってしまうのです」(尾崎さん・以下「」内同)

猫背とは?

「脊柱(せきちゅう)の中の胸椎が後湾している状態です。背中が丸まってしまっているので、背筋を伸ばしたり、後ろへ引く動作で辛さを感じます。また見た目では分かりづらくても、胸椎がガチガチに凝り固まった“隠れ猫背”の人もいます」

猫背の原因

「巻き肩同様に、猫背も骨盤の歪みが原因です。骨盤が歪んでしまうことで上体が支えられなくなり、背骨が曲がり、姿勢の歪みが起こります。長時間のデスクワークやスマホ操作など、前かがみの姿勢を続けてしまうことも猫背の原因となります。

また、姿勢が悪い人に多いのが“運動習慣がない”ということ。そのほかにも、運動習慣があっても歪みやすい人は、お手本の動きを自分なりにコピーしてしまい、体幹の意識ができていないことが多いですね。正しい姿勢をキープするためにも、体幹を意識した運動習慣を取り入れるのがおすすめです」

猫背が引き起こす症状

「まず、肩こりや巻き肩はもちろん、頸椎が前へ傾くことによるストレートネックが挙げられます。さらに、ぽっこりお腹や腰痛、肺の圧迫感、横隔膜が縮こまってしまうことで呼吸が浅くなる、自律神経の乱れ、代謝低下などを引き起こします。そして、何よりも猫背は老けて見えてしまいます」

猫背のセルフチェック方法

  • 座ったときに腰が後ろに倒れて、上体が丸まってしまう
  • 顔が上に向きづらい
  • 仰向けで寝ると、胸の後ろ側だけが圧迫されるような感じがして寝られない
  • 呼吸が浅く、疲れやすい

「チェック項目に当てはまる数が多いほど、猫背になっている可能性があります。ついつい楽な姿勢をとると猫背になってしまうという人は、気付いたときに背筋を伸ばして正しい姿勢を意識してみるだけでも変わってきますよ」

猫背改善のセルフストレッチ

  1. あお向けに寝る
  2. 背骨の下にクッションを入れる
  3. 両手を伸ばし、みぞおちを伸ばすようなイメージで胸を開く(30秒)

「ストレッチを始めて15秒ほどすると、脳が“リラックスしていいんだ”と認識できるようになります。身体の力が抜け切り、心地よい脱力感を得られることでよりストレッチ効果を高めてくれます」

マスターボディデザイナー

尾崎 順さん


表参道パディシャ ▶︎

文/木土さや

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事