巻き肩を矯正すれば二の腕が細くなるってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】
日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、“整体”について。巻き肩を矯正すれば二の腕が細くなるって…ウソ? ホント? 小顔矯正・骨格矯正専門サロン・表参道パディシャの尾崎順さんにお答えいただきます。
Q:巻き肩を矯正すれば二の腕が細くなるってホント?
巻き肩を放置すると二の腕がどんどん太くなる、巻き肩は二の腕太りの原因というウワサを耳にしたことがある人も少なくないはず。ともすれば、巻き肩を矯正すれば二の腕が細くなる⁉ 本当なのでしょうか。さっそく、この疑問を尾崎さんにぶつけてみました! 果たして答えは…?
A:ホント
「巻き肩を整えることで、肩関節が本来の位置である後ろに戻り、二の腕が細く見えるようになります。骨盤矯正と同じで脂肪が減って痩せるというのではなく、歪みによって本来の形よりも太く見せていたものを元に戻すというのが正しい考え方です」(尾崎さん・以下「」内同)
巻き肩とは?
「極端にいうと、肩関節が前に出ている状態です。肩甲骨が外側に開くことで肩甲骨が前方にずれてしまいます」
巻き肩の原因
「最初に考えられるのは、身体の中心である骨盤の歪みでしょう。骨盤の歪みによって上半身も引っ張られ、肩甲骨が開き、肩関節が前にずれて猫背になります。また、長時間パソコンやスマホを使用することで、肩を前に出した姿勢が多くなっていることも原因です。現代生活では背中を丸める姿勢ばかりで、肩を後ろに引くという動きをしなくなってきています。すると、身体は楽をしたいので、“これはもう動かなくて良いのだ”と認識してしまうのです」
巻き肩を放置するとどうなる?
「背中や肩甲骨の筋肉が前方に引っ張られることによって、肩こりが起きます。さらに胸から肩前面の筋肉は縮んで硬くなるため、胸の狭まりや呼吸の浅さ、自律神経の乱れが起こってきます。
見た目では、首の横が土を盛ったように盛り上がり、首が短く見えてしまう、鎖骨のラインと肩の高さの左右差やバストラインが落ちてしまう、二の腕が太く見えるとい症状が挙げられます」
巻き肩のセルフチェック法
- 横から見たときに肩が前にずれている
- 肩甲骨が横から大きく見える
- 立ったときに、手の甲が前面を向いている
- 鎖骨が外側に向かって大きく上がっている
- 鎖骨がえぐれたように見える
- 寝たときに肩と布団の間に隙間があり、肩が布団につかない
- 歩いているとき、腕が前方には動くが、後ろに引きづらい
「チェック項目に当てはまる数が多いほど、巻き肩になっている可能性が。セルフケアやサロンでケアしてあげてくださいね」
巻き肩のセルフケア
脇伸ばし
- あお向けになり、下半身をねじるようにして右足を90度横に曲げる
- 右手を上にあげ、脇を伸ばすようにして大きく円を描きながら回す×5回
- 反対も同様に行う
文/木土さや
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
2009年パディシャを開業。「真の美は健康にこそ宿る」をモットーに、美容矯正を根幹としながらも、顔・身体の全てが美しく、かつ健康となるよう全身矯正を探求。モデルやタレントの顧客も多く、ひとり一人に寄り添った悩みを解決すべく日々研鑽錬磨を続けている。