健康・ヘルスケア
2022.12.31

骨盤矯正をすると痩せやすくなるってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】

日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、“整体”について。骨格矯正をすると痩せやすくなるって…ウソ? ホント? 小顔矯正・骨格矯正専門サロン・表参道パディシャの尾崎順さんにお答えいただきます。

Q:骨格矯正をすると痩せやすくなるってホント?

骨格矯正をしたら、ずっと履けなかったスキニーパンツが履けるようになった、産後戻らなかった体型がすんなり戻った、なんて話を耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。本当なのでしょうか。さっそく、この疑問を尾崎さんにぶつけてみました! 果たして答えは…?

A:ホント

「骨盤矯正は痩身施術とは違うため、確実に痩せたり、暴飲暴食をしても太らないというわけではありません。しかし、骨盤矯正を行うと姿勢が正され、体重が変わらなくても、痩せて見えるようになります。また、身体本来の動きが戻ることで凝り固まった筋肉がほぐれて可動域が広がり、血行が促進されます。すると基礎代謝や運動代謝が上がり、痩せやすい体質となります」(尾崎さん・以下「」内同)

骨盤矯正とは?

「骨盤は、身体の中心にある骨格で、尾骨(びこつ)・寛骨(かんこつ)・仙骨(せんこつ)の3つの骨の組み合わせでできています。骨盤矯正とは、骨の開きや左右の歪み、前後の傾きを整え姿勢や不調の改善をすることを指します」

  • 骨盤は、尾骨(びこつ)・寛骨(かんこつ)・仙骨(せんこつ)の3つの骨が組み合わさりできている
  • 骨盤矯正では、骨の開きや左右の歪み、前後の傾きを整えて姿勢や不調の改善をする

骨盤が歪むと引き起こる症状

「骨盤が開くと、骨盤を締める筋力が低下して身体全体を支えられなくなり、前屈や後屈が起きます。身体を横から見たときの骨盤の傾きを想像すると分かりやすいかもしれません。傾きによって、骨盤が前に倒れ、“反り腰”が起きます。すると、お腹に押され、腹筋にも力が入らないため内臓が支えきれず下垂し、下腹がぽっこり出てしまうのです。

上半身では、腰が沿った反動で胸椎の後湾が強くなり、猫背や巻き肩、ストレートネック、首の左右の傾き、さらに顔が下向きに動くことでフェイスラインも下がります。そして、さらに左右のねじれが起こります。すると、右と左の腰の位置がずれる、くびれの位置が違う、腰の上にのっかっているお肉の左右差、肩の高さが左右で違う、首が左右どちらかにずれていきます。

また、股関節も開いてしまうため、身体の外側に体重がかかり、太ももが太くなる、太ももの左右差、O脚やX脚など膝下にかけての歪み、お尻が下がるなどの身体全体の症状を引き起こします。つまりは、骨盤という身体の土台部分が歪んでしまうため、上半身も下半身もずれて身体全体が歪んでしまうということなのです」

  1. 反り腰
  2. ぽっこりお腹
  3. 猫背
  4. 巻き肩
  5. ストレートネック
  6. 首の左右の傾き
  7. フェイスラインのたるみ
  8. 左右の腰の位置のズレ
  9. くびれの位置の左右差
  10. 腰の上にのっかっているお肉の左右差
  11. 肩の高さの左右差
  12. 太ももが太くなる
  13. 太ももの左右差
  14. O脚やX脚など膝下にかけての歪み
  15. お尻のたるみなど…

骨盤の歪みセルフチェック

力を抜いて直立したときの両足の開き具合

「両つま先が同じ角度かどうかをチェックします。大抵の人は、右足が開いていることが多く、この場合は右の骨盤が歪んでいることが分かります」

 靴のかかとが片方だけすり減る

「靴のかかとのすり減りかたにも骨盤の歪みが現れます。どちらかのかかと部分や、ヒールのゴム部分が早くすり減ってしまう場合は、すり減った側の骨盤の歪みが考えられます」

セルフでできる骨盤の歪みケア

 坐骨タオル

「バスタオルを丸めて、クッションのように坐骨下に入れます。骨盤を立たせることで歪みを調整し、正しい位置で座れるようになります」

マスターボディデザイナー

尾崎 順さん


表参道パディシャ ▶︎

文/木土さや

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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