健康・ヘルスケア
2023.1.8

頭蓋骨がゆがんでいると顔が大きくなるってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】

日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、“整体”について。頭蓋骨がゆがんでいると顔が大きくなるって…ウソ? ホント? 小顔矯正・骨格矯正専門サロン・表参道パディシャの尾崎順さんにお答えいただきます。

Q:頭蓋骨が歪んでいると顔が大きくなるってホント?

ヘアサロンやショップで、ふと鏡に映った自分の顔が何だか大きく見える、写真を撮ると、いつもより顔が大きくなったような気がする…。ギクッと心当たりのある人も少なくないのでは? 実は、顔が大きくなってしまう理由のひとつに“頭蓋骨の歪み”があるのだとか。本当なのでしょうか。さっそく、この疑問を尾崎さんにぶつけてみました! 果たして答えは…?

A:ホント

「骨の形は変わらないので、頭蓋骨が肥大化して大きくなるというわけではありません。しかし、身体の歪みが原因となり、頭蓋骨にまで歪みが起こります。すると、表情筋が硬くなってうまく動けなくなり、顔が上がりづらくなる、血流やリンパの流れが滞ってむくみが出るため、顔が大きくなったように見えてしまうのです」(尾崎さん・以下「」内同)

頭蓋骨とは?

「頭蓋骨はひとつの大きな骨ではなく、15種類の骨が23個、立体パズルのように組み合わさって形つくられています。脳を囲む脳頭蓋(のうとうがい)と、顔を構成する顔面頭蓋(がんめんとうがい)に分けられます」

頭蓋骨が歪む原因

「大きな原因は、やはり身体の歪みが挙げられます。身体が歪むことで頸椎が前へ傾いたり、左右差が起きます。骨の歪みから、表情筋がうまく動かなくなって硬くなる、上へ引き上げる筋肉も弱くなり、下へ下がって硬くなってしまいます」

頭蓋骨が歪むことで引き起こる症状

「フェイスラインがたるんで広がったり、下がって見えてしまう。頬骨やエラが張ってしまう。眉や目、頬骨、あごの左右差や、かみ合わせのズレ、食いしばり、顔や側頭部のコリ、ほうれい線やクマ、小じわなどが起こります」

  • フェイスラインがたるみや広がり
  • 頬骨やエラの張り
  • 眉や目、頬骨、あごの左右差
  • かみ合わせのズレ
  • 食いしばり
  • 顔や側頭部のコリ
  • ほうれい線が目立つ
  • クマ
  • 小じわ

頭蓋骨のセルフケア

 側頭骨引き上げ

  1. 頭の上にタオルをかける
  2. 両手を側頭部にあて、手指は頭頂部を押さえるようにして、ジャムの瓶の蓋を開けるようなイメージで、上へゆっくり持ち上げる

※このとき、食いしばらないように顎は少し開けておく

 ほぐし

  1. 歯を食いしばったときに出るエラ部分の筋肉・“咬筋(こうきん)”を両手でほぐす
  2. 口を開けて、奥歯と奥歯の間に指を入れるイメージで、外からほぐす

マスターボディデザイナー

尾崎 順さん


表参道パディシャ ▶︎

文/木土さや

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事