頭蓋骨がゆがんでいると顔が大きくなるってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】
日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、“整体”について。頭蓋骨がゆがんでいると顔が大きくなるって…ウソ? ホント? 小顔矯正・骨格矯正専門サロン・表参道パディシャの尾崎順さんにお答えいただきます。
Q:頭蓋骨が歪んでいると顔が大きくなるってホント?
ヘアサロンやショップで、ふと鏡に映った自分の顔が何だか大きく見える、写真を撮ると、いつもより顔が大きくなったような気がする…。ギクッと心当たりのある人も少なくないのでは? 実は、顔が大きくなってしまう理由のひとつに“頭蓋骨の歪み”があるのだとか。本当なのでしょうか。さっそく、この疑問を尾崎さんにぶつけてみました! 果たして答えは…?
A:ホント
「骨の形は変わらないので、頭蓋骨が肥大化して大きくなるというわけではありません。しかし、身体の歪みが原因となり、頭蓋骨にまで歪みが起こります。すると、表情筋が硬くなってうまく動けなくなり、顔が上がりづらくなる、血流やリンパの流れが滞ってむくみが出るため、顔が大きくなったように見えてしまうのです」(尾崎さん・以下「」内同)
頭蓋骨とは?
「頭蓋骨はひとつの大きな骨ではなく、15種類の骨が23個、立体パズルのように組み合わさって形つくられています。脳を囲む脳頭蓋(のうとうがい)と、顔を構成する顔面頭蓋(がんめんとうがい)に分けられます」
頭蓋骨が歪む原因
「大きな原因は、やはり身体の歪みが挙げられます。身体が歪むことで頸椎が前へ傾いたり、左右差が起きます。骨の歪みから、表情筋がうまく動かなくなって硬くなる、上へ引き上げる筋肉も弱くなり、下へ下がって硬くなってしまいます」
頭蓋骨が歪むことで引き起こる症状
「フェイスラインがたるんで広がったり、下がって見えてしまう。頬骨やエラが張ってしまう。眉や目、頬骨、あごの左右差や、かみ合わせのズレ、食いしばり、顔や側頭部のコリ、ほうれい線やクマ、小じわなどが起こります」
頭蓋骨のセルフケア
側頭骨引き上げ
- 頭の上にタオルをかける
- 両手を側頭部にあて、手指は頭頂部を押さえるようにして、ジャムの瓶の蓋を開けるようなイメージで、上へゆっくり持ち上げる
※このとき、食いしばらないように顎は少し開けておく
ほぐし
- 歯を食いしばったときに出るエラ部分の筋肉・“咬筋(こうきん)”を両手でほぐす
- 口を開けて、奥歯と奥歯の間に指を入れるイメージで、外からほぐす
文/木土さや
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
2009年パディシャを開業。「真の美は健康にこそ宿る」をモットーに、美容矯正を根幹としながらも、顔・身体の全てが美しく、かつ健康となるよう全身矯正を探求。モデルやタレントの顧客も多く、ひとり一人に寄り添った悩みを解決すべく日々研鑽錬磨を続けている。