健康・ヘルスケア
2022.8.16

40代ならではの、綺麗な人の特徴って? 習慣まとめ

40代に入ってもなお、もしくはさらに魅力が増す女性っていますよね。容姿だけでなく内側から輝くような「40代で綺麗な人の特徴」をまとめました。綺麗な人が意識していることとは?

【1】お洒落をやめない

美容家

神崎 恵さん


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【ファッション】新しい服を手に入れる

おしゃれして出かける予定がなくても、新しい服を買うと、それだけで美のスイッチが入ります。こんなメイクを合わせよう、こんなところへ着ていこう、と、どんどん行動的になれる。今なら仕事着やご近所服、ぜひ新調してみてください。おすすめは、似合うかよりも心のときめきに忠実に選ぶこと。普段とテイストが違っても、ヘアとメイクで調整すればいい。そこでまた、どうやって似合わせようかな? と美のスイッチが入りますから。

 

【メイク】アイメイクは40歳からが面白い

ここ数年、気づけばメイクの主役はすっかりリップに移行し、目元は引き算がデフォルトへ。

「アイメイク全盛期に青春時代を過ごしてきたグラン世代が今のトレンドに戸惑うのは当然です。しかもいざ引き算してみると、目元が小さく見える、ボケるという新たな悩みも噴出…。でもネガティブな面ばかりではありません。私個人的には40代は、もう一度アイメイクが楽しくなる時期だと思っています。なぜなら悩みが多く複雑になる分、まつげの角度やアイラインの引き方ひとつで印象が劇的に変わるから。それは、目元がパーンと張って、まつげもたっぷり生えていた若い頃には、味わえなかった感動です」(神崎さん・以下「」内同)

ラインやマスカラの1mmで顔が変えられるのは大人の醍醐味
グラン世代がまずするべきは、意識改革だと神崎さん。

「目元の魅力を引き出すアプローチは、大きさや強さだけではないことを知ると、長年の目力信仰から解放され、アイメイクがもっと自由に。新しい価値観を基に、全体のバランスを重視してメイクすると、不思議と盛っていないのに、目元の存在感が高まるんです

そのバランスの極意を伺うと。

目元をあえて主役にしないこと。そのために私は、リップやチーク、眉を仕上げて、アイメイクは最後に。そうすると自然とやりすぎが防げます。決して力まず、でも薄すぎず。このバランスこそ、大人のアイメイクの理想形です

 

【2】清潔感がある

美的GRAND編集長・美容エディター

天野 佳代子


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あなたが思う“キレイな人”は、どんな人ですか?

顔だちの美しさもあれば、肌の美しさもあります。そこには心根の美しさも関与してくることでしょう。容姿や顔の好みはあれど、人が抱くキレイの指標を突き詰めると、間違いなく“清潔感”というワードが大きく占めるはずです。例えばキレイの評価が高い女優さんたちを思い浮かべると、年齢に関係なく誰もが清潔感にあふれています。篠原涼子さん、天海祐希さん、石田ゆり子さん、吉永小百合さんらは、大人の清潔感をそのまま体現されている方たちです。

では、この清潔感の正体とはなんでしょう。彼女たちを思い浮かべると答えは見えてきます。そこにあるのは、透明感に満ちた明るい肌、艶のある髪、輝く歯、なめらかな手…。パーツのクリアさが相まって、清潔感を形成しています。

でも、清潔感は努力を怠った瞬間から消滅していく儚(はかな)きものでもあります。肌のくすみ、髪のパサつき、頭皮、白目、歯の黄ばみ…と、加齢による影響で濁りが広がり、悲しいことに汚い印象が増し、そこから老いが際立ってきます。

イメージしてみてください。同年齢で若く見える、老けて見えるの差は、清潔感によるところが大きいことを。逆にいえば、シワの深さや輪郭のたるみは、清らかさが満ちていればカバーできるのものでもあることを。キレイは清潔感がベースになければ成り立ちません。“清潔感のある女”を人生のテーマに掲げ、積極的にケアを行っていきましょう。肌は美白ケアを、髪は保湿を、頭皮は血行アップを、手は保湿とシワのケアを、爪はささくれ予防を…。年齢を重ねる程、よりケアを入念に。面倒なことはありません。老けたくないという精神があればできることです。

 

【3】スタイルをキープしている

美容家

神崎 恵さん


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Q.スタイルキープのためにしていることを教えてください
A.バランス良く食べて、食後は階段の上り下りを10分

「食べないダイエットはNG。その代わり食後はトレーナーの先生に教えてもらった階段の上り下りで血糖値が急上昇するのを防ぎます。踏み台などを使って同じ場所でやってもOK」(神崎さん・以下「」内同)

Q.トレーニングはどのくらいしていますか?
A.1時間半を週に2回

「トレーナーさんについて、正しく鍛えるようにしています。筋トレはもちろんピラティスなどができるトレーニングマシンも自宅に購入。より良い体作りのために本気です(笑)!」

 

【4】努力をしている

目標に向かって探り続ける

美容家

神崎 恵さん


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「書籍をきっかけに運動にのめり込み、終わってひとつなし遂げた感があり、ふと、これから先どうやって生きていけばいいんだろうと立ち止まった期間がありました。今はじっくり数年単位で取り組む目標を見つけて、ワクワクしているところ。年齢と共に体調も変化し始めたので、そんな自分とも向き合いながら。こうして一生、目標に向かって探り続けていくんだろうなと思っています」(神崎さん)

 

今がピークだとは思わない

美容家

石井 美保さん


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私自身、よく褒め言葉として「45歳(※記事公開当時)には見えませんね!」と言っていただくのですが、実はそれって苦しいこと。翻って『若く見えないと、私に価値がないのか?』と感じてしまうから。同世代や先輩方で輝いている方がたくさんいらっしゃる中で、ひと昔前で止まっている“45歳像”と比べて評価されるよりも、それ以外のところで美しいと感じていただけるようになるのが、私の目標でもあります。美容家としても決して今がピークだとは思っていなくて、年齢を重ねていく中で、必死に老いに抗うのではなく、美しく年をとるというあり方をお見せしていくことで、何か皆さんのお役に立てればいいなと思っています。

 

“今”だけを見すぎない

Tocco Closet 取締役

大野真理子さん

「今漠然と将来に不安を抱えるのではなく、10年後を想像して“逆計算ケア”をしています。30代のときは40代で白髪に悩むだろうから、カラー剤を頭皮につけないようにしてきました。40代の今は、50代になったときに健康が大事だと思うだろうから筋肉貯金中」(大野さん)

 

【5】年を重ねることを恐れない

年を重ねるのは自由度が広がること

女優

中村ゆりさん

2022年3月15日に、40歳の誕生日を迎えました。周りの方々から「節目ですね~」「40代、どうですか?」などと言っていただくのですが、自分の実感としては「すごく楽しみ」。年を重ねるって、自由度が広がることだと思います。私の場合、20~30代前半は求められたことに応えるだけで精一杯でした。休日に出かけるときも「この経験は仕事のためになるかも」と考えていたり。勤勉でいなければという思想がありました。

でも30代後半になって、ある演出家さんの「もっと人生を楽しもうよ」という言葉をきっかけに、今を満喫したい気持ちが芽生えてきたんです。休日は自分を解放してただただ楽しむ。仕事以外にも興味深いことって無限に転がっています。1日休みがあれば遠出したり、好奇心の赴くままに楽しんでいたら、いつしか仕事にも不要な気構えがなくなり、新しい出会いも広がっている気がします。

 

真に価値あることは、若さより人間として豊かであること

美容家

石井 美保さん


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過去に戻れるなら…と想像してみると、体力は欲しいけれど、今もっている考えや知識をそのままもっていけないなら、戻りたくはないです。失敗や苦い経験もたくさんありますが、それを経た今の自分の方が、圧倒的に人間として豊かだと思うから。

よくお話ししていますが、私の人生は120年設定。これからの長い人生、若さという価値観にしがみついていると、つらい時間がとてつもなく長い。ではいかに生きるかと考えたとき、若さという価値観以外で、自分の武器となるものをコツコツ育み、人間的に豊かな人の勝ち。元気に動ける限りは「歳をとった」なんて感じる必要はないから、年齢を重ねる度に経験と知恵をつけた自分で、新しいことに挑戦できることに、私はちょっとワクワクしています。

 

年を重ねるのは楽しみなこと

美容家

神崎 恵さん


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「美容の世界でよく耳にする“若々しく”という言葉に、ずっと違和感がありました。私自身は、若々しくありたいと思ったことは一度もありません。今年45歳(※記事公開当時2021年)になりましたが、年齢を重ねるってパワーアップしていくことなんだな、という実感。ゲームでいう“レベルアップ”のような…日々学びがあり、失敗を経て経験が増えて、それにより自由になったり強くなったり。心も解放されて素直になれますし、今、とても楽しいです」(神崎さん・以下「」内同)

そんな風に思えるのは、周囲の影響もあるのかも、と言います。

仕事でご一緒する女性たちに、年齢と共に英気を養い、輝いていく先輩がたくさんいるんです。もしも環境が逆だったら、年齢を恐れるようになっていたかも。今、私がフォローしている80代の方々のように発信力のある素敵な大人の女性はたくさんいますから、SNSで見つけるのもおすすめですよ」

 

【6】新しいことに挑戦する

美容家

神崎 恵さん


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「以前から“日本一大きな美容学校を立ち上げたい!”という夢があったのですが、年齢や性別を問わず美容を楽しめる時代に なった今が“べスト!”と思い、実現に向けて実は昨年から準備を始めました。いろいろ決まったら、ご報告しますね!」(神崎さん)

 

【7】バランスのいい食生活にする

ヘルシーな手料理

女優

中村ゆりさん

ごはんと豆腐と薬味とだししょうゆ、混ぜて食べると美味なんです。野菜たっぷりのおみそ汁を添えて。

山芋と豆腐と納豆、卵のチーズグリル。

 

食べるデトックス

美容家

石井 美保さん


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「体にムダなものがたまっていると感じた日は、食事はスープだけにします。野菜をたっぷり入れて食べ応えや見栄えを良くすれば、1品でも満足度が高いんです。じっくり煮込み、消化にエネルギーを使わなくてすむようにするのもポイント。胃腸を休ませることもデトックスにつながります」(石井さん・以下「」内同)

ごはんはしっかり寝かせた酵素玄米が基本
「普段白米は食べず、玄米を3日以上寝かせて発酵させた酵素玄米が主食です。腸内環境を整える働きがあります。目玉焼きとしらすでたんぱく質もプラス!」

大麦と野菜をたっぷり煮込んだ、腸に優しいデトックススープ
「食物繊維が豊富な大麦やオクラ、デトックス効果のあるセロリ、むくみ解消に効くズッキーニなどの具材をクタクタに煮込んでコンソメ味のスープに。おだしで湯むきしたトマトも添えて満足度をUP!」


チキンブロスがあると参鶏湯も作れる
「鶏ガラと野菜を煮込んで作ったチキンブロスを使って参鶏湯風スープに。鶏肉がトロトロで消化が良く、腸が温まります」

 

【8】ネガティブ発言をしない

心身をヘルシーに保つ秘訣

美容家

神崎 恵さん


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Q.いつもイキイキとしている神崎さんの強さの秘訣はなんですか?
A.心も体も健康でいること

「よけいなことを考えたり、ネガティブな感情に体力を使うのはやめました。そこに時間もパワーも費やすなんてもったいないから。いつも心身をヘルシーに保つことを心掛けています」(神崎さん)

 

ポジティブな気持ちにさせるような言葉を選ぶ

美容家

石井 美保さん


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会話にネガティブな要素を入れない人。お天気の話ひとつをとっても、「暑いですね」という入り口から、「しんどくて嫌になります」と進めるのか、「かき氷がおいしい季節ですよね」と進めるのかで、かなり違ってきます。不幸話やグチを言ったり、相手に気を遣ってあえて自分を下げたりしても、相手にとって何のプラスにもなりません。それよりも相手を励まし、ポジティブな気持ちにさせるような言葉を選べる知性を身につけたいものです。「いい人だけれど会った後、なぜか疲れる人」と「会うといつもパワーをもらえる人」の違いはそこにあると思います。

同じように、何か褒めていただいた際、「いえいえ、私なんて…」と謙遜して自分のダメポイントを挙げるのか、「ありがとうございます」と言えるのかも大きく違います。私もやりがちなのですが、謙遜して否定しすぎると、せっかく褒めてもらったのに、相手に“褒め損”のように感じさせかねませんし、端から見てもその姿は素敵ではないですよね。褒められたら素直に受け入れ、さらに、「でもあなたの○○なところも素晴らしいですよね」と、褒め言葉のお返しが即座にできると、素敵だと思いませんか? 褒めた側も褒められた側も心が温かくなるーーそんな会話ができるような人に憧れます。

 

【9】自分を労わる

疲れをためない

美容家

石井 美保さん


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「日々撮影や取材をこなしながら美容サロンの運営も行っているので、どうしても帰宅が遅くなってしまいます。疲れを取って美肌を保つには、睡眠がいちばん。疲れると巡りが悪くなってくすむので、湯船で体を温めることも大切です。私は、湯船につかりながらタブレットで仕事の残りを片づけるなど、入浴の時間をできるだけ有効利用するようにしています。まずはこのふたつを徹底することが、疲れリセットと美肌のカギです」(石井さん)

 

ホルモンケアをしっかり!

美容家

神崎 恵さん


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コロナ禍できっと知らず知らずのうちにストレスをためていたりするのかなとも思うし、年齢的なものもあるのですが、しっかり体のケアをしたいなと。時間を作ってスクールに通い、東洋医学の勉強をスタート。いつかひずみが出ないように、今から対策を講じておきたいんです。

 

【10】趣味を楽しんでいる

好きなことに没頭する時間を作る

美容家

石井 美保さん


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元々ONとOFFの切り替えは得意なのですが、私にとって「好きなことに没頭してひとりの時間を過ごすこと」が最も理想的なOFFの過ごし方。例えば、私はカメラが好きで、趣味で写真を撮っているのですが、月がキレイな夜にはバズーカ砲のような巨大な望遠レンズつきのカメラをかついで、近所に散歩に出かけます。レンズからのぞく四角い世界の中に、どう被写体を収めるか。そのことだけに集中していると、頭が空っぽになってリラックスできるんです。普段、周りにいる人の動きや目線などかなり広範囲に気を張っているので、視野をぎゅーっと絞ることが究極の癒しなのかもしれません。手先に集中する手芸も好きで、昨年のステイホーム期間には刺し子に手を出してしまい、大げさでなく寝食を忘れて体調が悪くなるまでなみ縫いをし続けました(笑)。

あとはお茶を飲むこと。“良いお茶は外で飲むもの”だったのが、そうはいかなくなったため、家で飲むお茶にこだわり始めたところ、凝り性&コレクター気質が手伝って、家中がお茶だらけに(笑)。マグカップやティーカップ、茶器など、「たまにしか使わないし飲めればいいや」と、実用性重視だったのが、多種多様に取りそろえるに至りました。これまでは、朝から帰宅する夜遅くまで息つく暇もありませんでしたが、今は家に帰ったらお気に入りのティーカップに注いだお茶を飲んでひと息つくのがルーティン。高々5分か10分のことですが、そうした時間に感じるしみじみとした幸せは、失うものが多く焦燥感の募るこの2年でも、唯一得られたお土産のようなものかもしれません。

 

休日を気持ちよく過ごす

女優

中村ゆりさん

休日は気持ちのいいことがしたい!旅に出られない今は、都内で観光しています。“天赦日”や“一粒万倍日”といわれる吉日に、縁起のいい場所へ出かけるのが好き。1月の吉日には、気がいいと聞いた葛飾区の柴又へ行ってみました。寅さんと一緒に記念撮影(笑)。

 

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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