石井美保の美になる話。
2021.11.24

石井美保さんのオフの日の過ごし方は?|石井美保の美になる話。vol. 04

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読むだけで、昨日よりちょっとキレイになれる。石井美保さんの注目の新連載、第4弾です。

vol.04|OFFの過ごし方って?

好きなことに集中して、ひとりの世界に没頭する。今の自分の気持ちに正直になって丁寧に過ごす。そんなしみじみとした幸せを感じる大切な時間

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ひとりで好きなことに没頭して過ごす時間に癒される

「いつ休んでいるの?」「大丈夫?」と心配してくださる方も多いのですが、私自身、実は最近はそこまで忙しいと感じていないんです。というのも、毎日の撮影やサロンの仕事に加え、これまではあった、人に会ったりお食事をしたりという機会がなくなった分、時間に余裕がもてるようになりました。

元々ONとOFFの切り替えは得意なのですが、私にとって「好きなことに没頭してひとりの時間を過ごすこと」が最も理想的なOFFの過ごし方。例えば、私はカメラが好きで、趣味で写真を撮っているのですが、月がキレイな夜にはバズーカ砲のような巨大な望遠レンズつきのカメラをかついで、近所に散歩に出かけます。レンズからのぞく四角い世界の中に、どう被写体を収めるか。そのことだけに集中していると、頭が空っぽになってリラックスできるんです。普段、周りにいる人の動きや目線などかなり広範囲に気を張っているので、視野をぎゅーっと絞ることが究極の癒しなのかもしれません。手先に集中する手芸も好きで、昨年のステイホーム期間には刺し子に手を出してしまい、大げさでなく寝食を忘れて体調が悪くなるまでなみ縫いをし続けました(笑)。

あとはお茶を飲むこと。“良いお茶は外で飲むもの”だったのが、そうはいかなくなったため、家で飲むお茶にこだわり始めたところ、凝り性&コレクター気質が手伝って、家中がお茶だらけに(笑)。マグカップやティーカップ、茶器など、「たまにしか使わないし飲めればいいや」と、実用性重視だったのが、多種多様に取りそろえるに至りました。これまでは、朝から帰宅する夜遅くまで息つく暇もありませんでしたが、今は家に帰ったらお気に入りのティーカップに注いだお茶を飲んでひと息つくのがルーティン。高々5分か10分のことですが、そうした時間に感じるしみじみとした幸せは、失うものが多く焦燥感の募るこの2年でも、唯一得られたお土産のようなものかもしれません。

自分の今の気持ちや心地よさで香りを選ぶ

ずっと大好きな“香り”との付き合い方も少し変わりました。これまでは、ファッションや見せたい印象などで香水を選んでいましたが、自分がほっとする香りや季節の移ろいを感じる香りを選ぶようになりました。香りは、嗅覚を通して感情や感覚を自分の脳に納得させることができるので、その香りを嗅いだら即スイッチがOFFになる、そんな究極のリラックスの香りを常に追い求めています。

私の中で、既に何種類かそういった香りはあるのですが、もっとほかにも出合えるはず、と探す過程や期待感に胸が躍ります。だから香水に関するレビューを読むのも好き。ポエムのように独特な世界に浸ることができて、なかなかほかでは得られないような体感があります。「どんな香りなんだろう…」と文章から感じる香りに想像を巡らせる時間も楽しく、さらにいざその香りを手にして「想像どおりだった」「想像以上の香りだった」など答え合わせをするときの発見や気分の高揚感もいい。香りって正解がなくて、とてもパーソナルなもの。

私は最近では朝、午後、お風呂上がりにと 1日3種類をレイヤードして楽しんでいますが、日によって、時間によって、そのときそのときの自分の気持ちに正直に香りを楽しめたらいいですよね。正直、香水って高価ですし究極の嗜好品だと思います。でもそのちょっとの贅沢が、『なんか好きかも』『落ち着く』という感覚に一歩踏み込み、心の声に耳を澄まして自分で自分を大切にしてあげるきっかけになるはず。そしてそれは、人生の充足感にもつながるのではないでしょうか。

引きずる時間はもったいない!無理にでも切り替えるクセを

やるべきことが終わらない、心配事や嫌なことがある…。「どうしようどうしよう」と解決するまで不安で夜も眠れない。私もかつてはそうでした。でもサロンをやるようになって、経営者の先輩から『どうしようは何も生まない無駄な時間』と教えられました。自分がやれること、やるべきことを迅速にすべてやったなら、強制的にでも違うことに目を向けるんです。同じ時間を使って何かほかの有益なことをするべきだと。一旦離れてリフレッシュしたり、OFFの時間を意図的に作ったりすると、冷静になっていいアイディアが浮かぶ場合もありますしね。

だから私は嫌なことがあっても、すぐに切り替えるクセをつけていて、いっさい引きずりません。「あんなことがあったのに信じられない!」と周囲には毎度驚かれます(笑)。私の場合はカメラやお茶、香りなどひとりの時間を過ごすことですが、お料理でもTVや映画を観るなど、なんでもいいので自分なりに「これをしたらOFFに切り替わる」というものを見つけておくのもいいかもしれないですね。

 

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Profile

石井美保さん
1976年生まれ。美容家、トータルビューティサロン『Riche』オーナー。誰もが憧れる美肌のもち主であり、自身の経験や確かな技術に基づく美容法が多くの女性に支持される。

『美的』2021年12月号掲載
撮影/岡本 俊(まきうらオフィス) ヘア/大野朋香(air) スタイリスト/有本祐輔(7回の裏) 構成/村花杏子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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