【レポート】ニュージーランドのサスティナブル美容の魅力~エコストア、トリロジー他
ニュージーランドと聞くと、“人の数より羊の数が多い国”というイメージでしょうか。自然豊かなニュージーランドは、オーガニックコスメを牽引している国でもあります。今回は、ニュージーランドビューティの魅力を教えてくれた発表会をレポートします。
ニュージーランドは自然の素材が豊富な隠れ美容大国
9月にニュージーランド大使館で行われた『NEWZEALAND SUSTINABLE BEAUTY』。ニュージランドを代表するオーガニック・ナチュラルブランドのecostore(エコストア) 、torilogy(トリロジー)、me today(ミートゥディ)が集結し、ニュージーランドビューティのいまを教えてくれました。
自然豊かなニュージーランドは、大気汚染の心配が少ない国でもあります。そのため、良質な天然の素材がたくさん摂れ、ニュージーランドビューティを支えています。また、海に囲まれた国なのでマリンスポーツが盛んで、マリンスポーツを楽しむために水をキレイに保とうとする意識の高さも知られています。
“ecostore”
そこで1993年に誕生したのが、
“ecostore”
。今では洗剤などを量り売りするパイオニアです。今回は、1回分を簡単に計量できるポンプ式ボトルを採用し、使用水量を55%カットする進化した洗濯洗剤を発表。環境に優しいのに泥汚れはしっかり落とせるのはもちろん、エコな洗剤って高いのでは…という不安を解消すべく、1回約¥44と続けやすい価格設定になっています。
エコストア ランドリーコンセントレートポンプ ユーカリ/ゼラニウム&オレンジ 各480ml ¥1,760
また、人気の固形のヘアケアアイテムは、水を使わないから防腐剤不使用というメリットのみならず、容積が減るので運送時に出るCo2の削減にもなっています。
ecostore シャンプーバー スムース 100g ¥1,540
ecostore ナリッシングコンデショナーバー80g ¥1,760
“torilogy”
9月に多数の新製品が発表された
“torilogy”
は、赤いパッケージが目を引くオーガニックスキンケアブランド。ハーブ商の父を持つ姉妹が、父がアフリカから輸入したローズヒップに魅了されて2007年に立ち上げました。ブランドの顔であるローズヒップオイルは、ビタミンEとオメガ3が豊富で、エイジングケアに効果的な成分。世界中で25秒に1本売れているほど人気を博しており、ローズヒップを栽培しているアフリカの女性の雇用を安定化させるサスティナブルな取り組みにも一役買っています。
トリロジー ローズヒップオイル 20ml ¥3,740
ブランドのスローガンのひとつに“10年後の肌を約束する”を掲げているtorilogy。今回発表された新作の中で注目なのが、植物性のレチノールと呼ばれるバクチオールを配合したラインです。バクチオールは、毛穴の開きやシワ、たるみといったエイジングサインに働きかける成分で、美容クリームやナイトクリーム、夜用マスクなどラインアップも豊か。価格は現地のニュージーランドとほぼ同額で日本でも発売されているという点も魅力的です。
トリロジー ラインスムージンング デイクリーム 60ml ¥6,380
トリロジー リプレニッシング ナイトクリーム 60ml ¥7,480
トリロジー リジュブネイティング オーバーナイトマスク 60ml ¥5,170
“me today”
“me today”
は、妻が乳がんのステージⅢと診断されたことをきっかけに2018年に誕生したプレミアムサプリメント&スキンケアブランド。仕事を辞めて自分の看病をしようとしてくれた夫に、まず夫自身の健康を第一に考えるように願い、夫は体を内側と外側から満たす方法を考えました。ブランドのアイコンは、良質なマヌカハニー。ニュージーランド原産のマヌカの花から採取された上品でなめらかなマヌカハニーは、栄養価が優れているのにマイルドな味なのが特徴です。
me today マヌカハニーUMF13+ 250g ¥6,804
日本と緯度が近いニュージランドは、四季の移り変わりや気候が似て、海に囲まれていて水が豊かな国という共通点があります。親和性の高いニュージーランドのビューティを取り入れて、美しさに磨きをかけてみませんか。今回ご紹介した3ブランドは、『コスメキッチン』や『Biople』でチェックできます。
取材・文/越後有希子
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