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2024.9.5

生理痛やPMSがつらいなら、我慢せず「低用量ピル」を味方に!ゆうちゃみさんも「飲んでます♡」【わたしにもできるフェムテックBeauty】生理ケア編

「ピルは避妊したい人が飲むもの」というのは、ひと昔前の発想。 確かに、ピルを飲むと排卵が起きないので避妊はできるけれど、今は、生理に関連して起こるつらい症状の軽減など、避妊以外の目的で処方されることが増えています。

7月某日、オンラインピル診療サービスを展開する「mederi(メデリ)」が、7月28日を「低用量ピルで生理ケアの日」と定め、生理ケアのひとつとして低用量ピルについて理解を深めるイベントを開催。第1部は慶應義塾大学名誉教授・産婦人科医の吉村泰典先生による「生理ケアの重要性と低用量ピルの役割」についてのレクチャー、第2部はモデルのゆうちゃみさんをゲストに迎え、「わたしと生理」をテーマにトークを展開しました。生理に振り回されない快適な毎日のために、美的世代に役立つ情報がいっぱい! その内容をダイジェストでお届けします。

月経回数の多い現代女性のさまざまな不調を「低用量ピル」が救う!?

「現代女性が生涯で迎える月経の回数は平均450回程度。これは100年前の約9倍にあたり、そのせいで婦人科系の病気になりやすいことがわかっています。代表的なのは子宮内膜症で、生理痛不妊の原因にもなる病気です。

生理痛の改善には、従来、鎮痛剤が多く使われてきましたが、最近は、低用量ピルが処方されることが増えています。また、ピルには、生理の経血量を減らしたり生理周期を整える効果もあります。そのほか、月経前の身体的や精神的な不調、いわゆるPMS(月経前症候群)の緩和にも有効です」(吉村先生)

◆低用量ピルの主な効果

  1. 生理痛・排卵痛の緩和
  2. 生理不順の改善
  3. PMSの改善
  4. 経血量の減少
  5. ニキビ・肌あれの改善
  6. 99.7%の避妊効果

低用量ピルは副作用のリスクより副効用のメリットが大きい!

「低用量ピルはホルモン剤なので、副作用が心配という声をよく聞きます。でも実際は、高血圧の方や乳がんの罹患経験者、喫煙者、血栓症のリスクが高い方を除けば、強い副作用に見舞われるのはごくまれ。むしろ低用量ピルは体にとってのメリットが多く、最近は、我々産婦人科医も、月経トラブルを抱えている方には、積極的に服用を薦めています。

生理痛や過多月経、PMSなどのつらい症状は、低用量ピルを服用することで軽減でき、QOL(生活の質)が改善します。引いては、仕事や勉強などパフォーマンスの向上にも役立ちます。ピルは、女性が社会で活躍する上での必須アイテムだということを知っていただけると嬉しいです」(吉村先生)

ゆうちゃみさんも低用量ピルで生理痛やPMSのつらさを軽減!

生理関連の悩みやケアについてのトークセッションは、ゆうちゃみさんと一緒に、mederiのオンライン診療を担当している産婦人科医の郡 詩織先生、mederiの代表取締役・坂梨亜里咲さんが登壇しました。

➖ゆうちゃみさんは、生理についての悩みはありますか?

ゆうちゃみさん(以下、敬称略):生理中のロケで、近くにトイレがなかったり、室内でも収録が長時間にわたると、漏れへんかなって不安になりますね。運動系の仕事のときはなおさらで、結構しんどいです。生理痛も年々ひどくなってきたみたいで…。

郡先生(以下、敬称略):生理痛は、普段の生活スタイルやストレスの多い環境、そのときの体調や体質によって痛みが出やすいことはありますね。中には、子宮筋腫や子宮内膜症などの病気が隠れていることもあります。

ゆうちゃみ:あと、さっきまでハッピーだったのに急に落ち込むとか、メンタルもジェットコースター。生理の2週間前くらいからPMSが始まって気絶しそうなくらいめちゃくちゃ眠いです! 仕事中だと、ホンマに勘弁してくれ!ってなります(笑)

坂梨さん(以下、敬称略):私も、30代に突入してから、生理のトラブルや不調を感じるようになりましたね。生理の10日前あたりからは情緒が不安定になったり…。

:最近、生理前の体調不良、頭痛や腹痛、眠気、イライラ、気分の落ち込み、情緒不安定などを訴えて、クリニックを受診する方が増えています。SNSやネットで調べて、自分は「PMSかも!?」と気づく方が多いようです。PMSで受診された方々には、低用量ピルを処方することも多いです。

➖ゆうちゃみさんは、低用量ピルの効果をご存知でしたか?

ゆうちゃみ:私は以前から、生理不順とかPMSの悩みがあったので、友達に勧められて低用量ピルを飲んでいました。受診するのが面倒でしばらくストップしていたんですが、つい先日、オンラインで処方してもらえるサイトを見つけて、それがたまたまmederi だったんです。早速申し込んだらすぐに届いて、ちょうど飲み始めたところです。

坂梨:偶然にも、ゆうちゃみさんがご自身でメデリピルを見つけて申し込んでくださっていたなんて、びっくりしました。とても嬉しいです!

ー実際にオンライン診療を受けてみていかがでしたか?

ゆうちゃみ産婦人科の先生が一つひとつの質問に丁寧に答えてくださって、利用しやすかったです。病院に行かなくていいのはめちゃくちゃラク! 診療後、すぐにピルが届くのもいいですね。

:オンラインでも、事前に問診票にきちんと答えていただきますし、診療の際もどんなことに悩んでいるか、どんな目的でピルを飲みたいかなどをきちんと確認して、その方にいちばん合うピルを処方しています。

mederi Pill(メデリピル):現役産婦人科医がオンラインで診療し、ユーザーそれぞれの症状や目的に合うものを処方。料金は4つのプランからセレクト(1シート¥1,963〜)。https://mederi.jp

ゆうちゃみ:ただ、ピルは太るというイメージがあるので、実はそれがちょっと気になっているんですが…。

:その「噂」が広がったのは、ピルの副作用のひとつにむくみがあるからでしょう。飲み始めの2〜3か月はどうしてもむくみやすいので、一時的に体重が増えたと感じる方はいます。でも、慣れてくると元の体重に戻るので、気にしなくても大丈夫です。

ゆうちゃみ:それが一番気になっていたので安心しました!

ゆうちゃみ「あいつ(生理)」は月1回必ずやってくるので、向き合い方を自分でちゃんと考えて、少しでもハッピーが増えればいいなって思います。

坂梨:弊社にも生理に悩んでいるメンバーがたくさんいます。低用量ピルを飲んでいる人もいれば、飲んでいない人もいて、それはそれぞれの選択肢。一人ひとりが自分に合った生理ケアや健康管理を受け入れて、お互いに支え合っていくのが理想ですね。

イラスト/リバー・リー(softdesign) 構成/つつみゆかり

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