SDGs
2023.6.15

「サステナブルな活動って実はとっても簡単!」by新井ミホさん|キレイなあの人の「ご自愛♡サステナ美容ライフ」vol.1

多くの企業や団体、人々が意識するようになった【サステナブルな活動】。しかしながら、“自分が力になれるかしら”とか“どうやって活動すればいいのかわからない”…と、難しいように感じている方もいるかもしれません。それなら、『美的』読者のみなさんが大好きな“美容”を通して考えてみませんか?

実際に“サステナ美容”を取り入れている美容賢者の方々に、生活の中で【サステナブルな活動】を取り入れるコツを教えてもらいました。今回お話を伺ったのは、ナチュラル&オーガニックビューティライフPR会社代表・新井ミホさんです。

自分がキレイになれるコスメを購入する…これがサステナブルな活動のひとつ

「“サステナブル美容”と聞くと、なんだか小難しく感じるかもしれませんが、まず美容で大切なのは、自分がキレイになること。そのために選んだコスメを購入することが、サステナブルな活動に参加していることになると知ったら、簡単に感じませんか? コスメを選ぶときに、サステナブルな取り組みをしているコスメを選択肢のひとつにして、気に入ったら購入することで、社会貢献の一歩を踏み出せるのです。

みなさんがコスメを選ぶときは、使用感や香り、パッケージ、価格など、こだわりを持ってチェックされていると思います。そのときに、ブランドの理念なども見てみると、サステナブル美容が身近に感じられると思います。

製品の説明を見ると、そのコスメが肌にどのようにアプローチするとか、香りがどのように脳や心に働きかけるかなどを知ることができます。それももちろん大切なことですが、その一歩手前に、どういう思いで作っているかとか、世の中にどう貢献しているのかなども知ると、選択肢が広がるように感じます。肌がキレイになって、香りに癒されて、心がハッピーになると生活が豊かになる…それが結果として社会貢献になってキレイが循環することが、サステナブル美容だと思っています」(新井ミホさん)

オーガニック&ナチュラルコスメはサステナブル美容に繋がるコスメが豊富!

「オーガニックやナチュラルなコスメブランドさんは、積極的にサステナブルな取り組みをされています。アップサイクルに積極的だったり、地域創生に取り組んでいたり、サステナブルな取り組み方はブランドごとによってさまざまなので、コスメを選ぶときに口コミを見るのと同じ感覚で、ぜひホームページやsnsなどをチェックしてみてください。知識を持って選択できるようになると、キレイの楽しみ方が増えると思います」(新井さん)

例えば…植物のパワーを感じながらアップサイクルにも取り組めるコスメ

左:エベレスト エシカルハンド&ボディクリーム/コーヒー 30g 2,500
コーヒーかすは、エイジングサインにアプローチすると言われているポリフェノールや、保湿効果の高い油分が多く含まれていることに着目。こだわりのラテが大人気のコーヒーショップ『ストリーマーコーヒー』と提携し、コーヒーかすを米麹で発酵させて成分を余すことなく取り入れたハンド&ボディクリーム。

中左:アースアンドユー 美容乳液 100ml 7,200
ナチュールワインのワイナリーで栽培された長野県のナチュラルワイン生産者が除草剤も肥料も化学合成農薬も使用しないで栽培するぶどうを伐採剪定したときに出る大量のつるをアップサイクル。ぶどうのつるから独自に高濃度抽出したスーパーポリフェノールレスベラトロールは、紫外線を始めとするさまざまな外的要因からぶどうの樹が自らを守るために生成する高濃度なポリフェノールの一種で、海外で今最も注目されているエイジングケア成分。キメを整え、触り続けたくなるような肌へ導く。

中右:フレナバ ナチュラル&オーガニック バランシングローション 100ml 4,840
金沢の老舗酒蔵発の有機栽培米と白山に自生するクロモジを使用した化粧水。日本酒を作る杜氏の肌が白く美しいことにヒントを得て、保湿成分を豊富に含むアルコール0%の有機コメ発酵液(製法特許)を開発。有機酒粕から抽出したポリフェノールや近年注目されるD-アミノ酸なども配合し、酒粕の廃棄ゼロを実現しながら、米ぬか、米粉、米のとぎ汁も有効活用。日本の森林を元気にする「木づかい運動」にも貢献している。

右:ビオスタイル NEMOHAMO ブースターオイルスムース 30ml 6,380
高麗人参とも呼ばれるオタネニンジンは、ハリ、ツヤ、整肌、保湿力が高く、エイジングケアにアプローチする力に優れた素材。農薬不使用で育ったオタネニンジンのひげ根も葉も茎も花も、あますところなくエキス化したコスメを作っていることが、ネモハモ(根も葉も)というブランド名の由来。ベタつき肌も乾燥肌もゆらぎ肌も、穏やかで生き生きとした肌へ導くさらっとした使用感のブースターオイルが人気。
年齢に応じたケア

例えば…豊かな自然の恵を存分に受けながら地方創生に繋がるコスメ

左:ICOR オイルクレンジング 120 ml 4,290
北海道の成分を多く配合し、地産地消や環境保護に取り組むブランド『ICOR(イコ)』。化粧品作りに欠かせない水にこだわり、北海道ニセコ羊蹄山の雪どけ湧き水を使用。約7080年もの月日をかけて天然のフィルターでゆっくり浄化されたミネラル豊富な超軟水は、人のPH値に近い弱アルカリ性で肌なじみの良さを体感できる。毛穴ケアまでできるオイルクレンジングながら、W洗顔不要でマツエクOK

中左:ビオスタイル NEMOHAMO 植物まるごとブライトニングローション 120ml ¥5,940
上記のアップサイクルでもご紹介したブランド“NEMOHAMO”の工場がある福岡県北部の町の裏手には、有機JAS認証を取得した里山があり、その一部の農園を管理。サステナブルコスメアワード”を3度受賞して殿堂入りした化粧水は、水を一切使わず、植物が持つ水分をまるごと絞った植物生体水100%の美容成分で透明肌へ導く。

中右:nifu hinoki bath salt 400g 4,290
奈良の吉野の森を守るために行なっている間伐によって生まれるヒノキをおがくずにして発酵温浴施設で使用したり、ヒノキのエキスを使ったコスメを展開している“nifu”。パンデミックで免疫力を高めるために体温を上げようという意識が高まった中で、おうち温活を至福のひと時にするヒノキの香りいっぱいのバスソルトは、入浴剤としてもボディスクラブとしても使えると大好評。

右:ハナオーガニック ホワイトジェリー 30ml 6,050
さまざまな地域のパワフルなオーガニック素材を厳選しているブランド。以前ハイブリットなコスメの商品開発されていた開発者の方の知識と、植物が持つ力を融合させた製品展開が魅力。“肌が困っているときの植物エキス”と謳っている和漢の天然植物由来の美容液は、一度使うと手放せない人が続出。

どんなサステナブル美容ブランドがあるか知れるフェスでチェック!

ナチュラルオーガニックコスメ=サスティナブル美容だとわかっても、コスメは使って実感することが大事。そこでおすすめしたいのが、2023年617日(土)・18日(日)に東京・原宿の「WITH HARAJUKU HALL」にて開催される“ラキャルプフェス”。72ブランドが集結し、セミナーなども開催。ブースに寄るとサンプルがもらえたり、セミナーに参加するとお土産がもらえるという特典も。ぜひ、素敵なナチュラルオーガニックコスメブランドに出合って、美肌力を上げながらサステナブル美容を感じて。

お話を伺ったのは…
ナチュラル&オーガニックビューティライフPR会社代表・新井ミホさん 

Profile
あらい・みほ/ナチュラル&オーガニックビューティライフ専門のPR会社「ラキャルプ」代表。植物療法士の資格を持ち、ビューティディレクターとして製品のアドバイスなども行う。ナチュラル&オーガニックのコスメ・フードブランドが集結した『ラキャルプフェス』を毎年開催。
https://lacarpe.jp/ @mihoarai0527

撮影/島村 緑 取材・文/越後有希子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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