食・レシピ
2018.11.18

乾燥肌、冷え、くすみ、便秘…1日1杯のみそ汁で身体の不調を撃退!

秋~冬にかけて、冷えやくすみ、乾燥肌など、身体の不調が気になりませんか? そんなときは、1日1杯のみそ汁で身体の内側から不調を整えましょう。今回は、料理家・管理栄養士であるエダジュンさんにキレイに効くみそ汁についてお聞きしました!

【TOPIC 1】実は最高の美容食! 1日1~2杯が美人を作る

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みそは、発酵過程でビタミンB群やE、カルシウム、イソフラボン、オリゴ糖、ポリフェノールなど、美容と健康に欠かせない栄養素が増えたり、生成される超スーパーフード。血管を若く保ち、美肌効果やダイエット、エイジングケア、腸活、集中力アップ…と、その美容&健康効果は書き切れない程。

「体内では作れない必須アミノ酸もとれ、遊離リノール酸がメラニンの生成を抑えるので美白効果もあります。みそ汁にすれば具の栄養素もとれる。具は2~3種類で充分。たんぱく質を含む食材に葉もの野菜を合わせると食感も栄養バランスもとりやすいです」(エダジュンさん)

1日1~2杯のみそ汁、実は最高の美容食!

【TOPIC 2】みそは大きく3種類。量は2杯で大さじ1~2を目安に

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みそは、原料となる大豆に、塩と麹を加え発酵させて造られます。使う麹の原料によって、米みそ、麦みそ、豆みその3種類。このうち、2種類以上の異なるみそをブレンドさせたのが合わせみそ。「みそは遠いものを合わせよ」といわれるように、産地や種類が遠いものを合わせると、よりおいしさが引き立つといわれます。

「みそ汁2杯分なら、水500mlにみそ大さじ1~2がざっくりな目安。みそは熟成期間の違いなどで色と味に違いが出ます。西京みそなどの白みそは甘みがあり、まろやか。赤みそは辛口で濃厚なうまみがあります。好きな味を見つけて!」(エダジュンさん)

【TOPIC 3】みそ汁をおいしく作るコツはだしをしっかりとること

味が薄い…と思ってみそを増やすとしょっぱいだけ。おいしく作るコツはズバリ、だし!

「だしをしっかり効かせると、みそが少量でもおいしくなるし、減塩にもなります。みそ汁のだしは濃い味のみそと合わせるので、一番だしじゃなくてもいいし、時間がなければ昆布を水につけるだけでもOK。トマトや桜エビ、豚肉、しょうゆやナンプラーなどうまみが出る食材を使えば、だし代わりにもなりますよ!」(エダジュンさん)

簡単&手軽なだしのとり方

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王道昆布だしは2時間~ひと晩つけて
水1Lに昆布20gを目安に、最低2時間~ひと晩つける“昆布水”でも充分。だしは多めにとる方がおいしくできます。

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お茶パックで一緒に煮込む
だしをより効かせるなら、みそ汁を作るとき、お茶パックにカツオぶしをいっぱい(約20g)に詰めて熱湯に入れ、渋みが出すぎないよう中火で2~3分煮込みます。昆布を小さく切って一緒に入れると、深い味わいに。

【TOPIC 4】みそ汁をおいしくするあの人の定番!

エダジュンさんに加えて、美容家の神崎恵さん、美容コンサルタントの余慶尚美さんにもお伺いしました!ほぼどんな食材も受け止めてくれて、失敗なしで作れるみそ汁。より手軽に、おいしく作りたい人に、料理上手の愛用品を教えてもらいました!

みそ編

\編集部おすすめ/
マルサン 香りつづく とろける味噌 あごだし
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液状タイプのアゴだしみそ。湯に溶くだけで風味豊かなみそ汁に。使う分だけ出せる鮮度ボトル入り。化学調味料無添加。
205g ¥280
(問)マルサンアイ

\エダさんおすすめ/
ひかり味噌 無添加 円熟こうじみそ
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有機大豆、国産米、天日塩で造る無添加の米みそ。米麹の自然な甘さやうまみで、「飽きの来ない味」と料理のプロのファン多数。
750g ¥580
(問)ひかり味噌

\余慶さんおすすめ/
はつゆき屋 天塩麦みそ(白)
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国産原料にこだわって造る、自然熟成3か月の減塩麦みそ。田舎みそらしい素朴で優しい味わいの甘口。保存料不使用。
1kg ¥702(税込み)
(問)はつゆき屋

だし編

\エダさんおすすめ/
マギー 無添加コンソメ チキン
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着色料、香料無添加で、使いやすい顆粒タイプのコンソメ。脂質0、塩味控えめで、みそ汁の具材を引き立てる味わい。
4.5g×8本入り ¥200
(問)ネスレ

タイコウ だしこころ
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“だしの目利き”による、1lのだしが1回とれるセット。1本釣りカツオぶし2袋、天然真昆布1枚入りで初心者でも極上のだしが引ける。
¥1,000
(問)タイコウ

\神崎さんおすすめ/
茅乃舎 茅乃舎だし
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焼きアゴなどを使った本格だし。優しく、でもしっかりとした味で手放せない人多数。化学調味料、保存料無添加。
8g×5袋入り ¥386(税込み)
(問)茅乃舎

【TOPIC 5】キレイな人は続けています。美容賢者の定番レシピ

美への最短ルートは1日1杯のみそ汁。美容賢者にみそ汁愛と定番レシピを教えてもらいました!
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余慶さんの1杯

お湯を注ぐだけ。簡単&時短!薬膳効果もある「茶節」
お椀に、麦みそ、削りぶし(できればカツオぶしから削ると風味も良くてなお良し)、青じそやみょうが、しょうがなどの好きな薬味、卵を入れ、お湯(またはお茶)を注いで混ぜて食べる。チンピをトッピングして上品な味わいに。
チンピ(ミカンの皮を乾燥させたもの)にはリラックス効果や、ガスがたまったおなかをスッキリさせる効果も。

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神崎さんの1杯

体を温める具だくさん豚汁風
豚肉、長ねぎ、にんじん、大根、こんにゃく、厚揚げ、白菜やキャベツなどの葉もの野菜に、冬は体を温める効果のあるカボチャを加えて、米みそベースで。仕上げに一味を振り、さらに体あっため効果を!

 

教えてくれたのは…
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料理家、管理栄養士
エダジュンさん
えだ・じゅん/東京都生まれ。エスニック料理から野菜たっぷりのサラダ、スープなどヘルシー系レシピも評判。
「白みそはシチューの隠し味にしたり、クリームチーズと合わせてディップにしたり。赤みそは麻婆豆腐の甜麺醤の代わりにも使っています!」

 

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美容家 神崎 恵さん
夕食には欠かさず!冬の定番の具はカボチャ
「何十年も毎日の食卓に当たり前にあるおみそ汁。冬、冷え対策でカボチャを入れるときは、白みそや、米麹と麦麹を合わせて造る甲州みそを使っています。香りをプラスしたいときはみょうがやゆずこしょうをトッピングします」

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美容コンサルタント/漢方美容家・薬膳料理専門家 余慶尚美さん
麦みそを手作り。韓国産だし昆布が優秀!
「我が家の定番のごちそうみそ汁は、地元・鹿児島の精進料理『かのこ汁』。だしは、韓国産のだし昆布、アゴ、厚めの削りぶしで。週1回大量に作り、ストックします。最近のおすすめの具は、『ワカメ+エゴマパウダー』。ワカメをごま油で炒めてみそ汁を作り、エゴマパウダーを入れ軽くひと煮立ちさせると、濃厚なポタージュ風でおいしいです!」

 

『美的』12月号掲載
撮影/神林 環 料理/エダジュン スタイリスト/洲脇佑美 構成/松田亜子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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