食・レシピ
2015.4.15

癒しの一杯…大丈夫?「酸化したコーヒー」が体に及ぼす残念影響

コーヒーというと、抗酸化作用があり美容にも良いというイメージがあるかもしれません。でも、コーヒー自体も酸化し続けていることをご存じでしょうか。

今回は、酸化したコーヒーについて詳しくご説明いたします。

 

■酸化したコーヒーの栄養ってどうなるの?

実はコーヒーは、酸化と共にその成分が変化し、本来の成分や香りを徐々に失っていきます。コーヒーの酸化は、焙煎後空気に触れることで直ちに始まります。成分を気にする方は、とくに挽きたての豆からいれたコーヒーがおススメです。

また、挽いたコーヒーは表面積に比例して酸化が早くなるとされています。細かく挽いた細挽きから、やや粗めの中挽き、もっと粗めの粗挽きなどありますが、挽き方によって味わいも異なります。自分の好みの挽き方によって、酸化が進むスピードが変わることを考慮し、早めの使用がおススメです。

 

■真空パックなら大丈夫?

コーヒー豆は、焙煎後から二酸化炭素を放出し始めます。このおかげで香り高くなるのですが、この時に真空パックに詰めると開封の時が大変なことに……。そのため、真空パックに詰める時には、炭酸ガスの放出が終わり、酸化してから詰めることが多いので、真空パックのコーヒはすでに酸化していることがほとんどなのです。

 

■胃への負担は……?

酸化したコーヒーは酸味が増し、胃への負担も増えると言われています。カフェインが胃酸の分泌を促す作用もあるため、胃の状態が悪い時は注意してください。また、胃への血流を減らすタバコと一緒のコーヒーも、胃への負担が大きくなるので要注意です。

 

成分の変化や胃への負担を考えると、できるだけ酸化していないコーヒーがおススメ。ただそうは言っても、いつも挽きたてを飲むことが難しい場合もあると思います。酸化が気になる方は、せめて冷凍庫で保存して、酸化を遅らせるなどの工夫をしてみてはいかがでしょうか?

 

初出:美レンジャー  ライター:清崎汐里

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事