食・レシピ
2023.2.28

お好み焼きの糖質と栄養まとめ|ダイエット・美容への取り入れ方

ふわふわの生地と甘辛いソースがおいしい食べ物、お好み焼き。飲食店やお祭りの屋台で食べられるほか、家庭で作ることも多い身近な料理です。今回はダイエットや糖質制限などを行っている方へ、お好み焼きの糖質や栄養素を見ながら、おすすめの食べ方を管理栄養士がご紹介します。

お好み焼きの「糖質」と「カロリー」

お好み焼きのエネルギーおよび糖質

お好み焼き1枚(247g)
エネルギー:373kcal
糖質:36.9g

ほかの料理との比較

料理の種類 エネルギー(kcal) 糖質(g)
たこ焼き(8個310g) 314 43.5
チヂミ(1人前247g) 495 51.2

出典:文部科学省|日本食品標準成分表2020年版(八訂)

お好み焼きは、ほかの粉物の料理に比べるとエネルギーが高めですが、糖質はそれほど高くないことがわかります。しかし、餅やとうもろこしなどの糖質が多く含まれる食材を加えると、お好み焼きの糖質は高くなるため注意が必要です。

お好み焼きに多く含まれる「栄養素」

お好み焼き1枚(247g)に含まれる主な栄養素は、以下のとおりです。

たんぱく質:14.2g
食物繊維:2.1g
ビタミンB1:0.24mg
ビタミンK:50μg

出典:文部科学省|日本食品標準成分表2020年版(八訂)

お好み焼きはキャベツをたっぷり加えて作ることが多く、キャベツに含まれる食物繊維やビタミンKを摂取できる料理です。お好み焼きに使われることが多い豚肉は、たんぱく質やビタミンB1が豊富な食材で、バラ肉には脂質も多く含まれます。ダイエット中は、お好み焼きをあまり食べ過ぎないようにしましょう。

ビタミンB1

ビタミンB1は、糖質がエネルギーに変わるのをサポートする栄養素です。余分な糖質は、体に脂肪として蓄積されやすくなります。糖質をたくさん摂ってしまったときは、糖質からエネルギーへの変換がスムーズになるように、ビタミンB1をしっかり摂取してください。

ビタミンK

骨の健康維持に働く栄養素が、ビタミンKです。カルシウムを骨に取り込む作用をサポートするため、丈夫な骨作りに役立ちます。ケガをして出血したときに自然に血が止まるのも、ビタミンKの働きによるものです。

ダイエットに効果的な「摂取方法」

摂取量

お好み焼きには豚バラ肉やサラダ油が使われており、脂質が多くなりがちです。揚げ玉を具材に加えたり、マヨネーズをかけて食べたりすると、さらにエネルギーや脂質が高くなります。お好み焼きを食べるのは1日に1枚程度にとどめ、ダイエット中であれば豚バラ肉やマヨネーズなど、脂質が多いトッピングを控えるようにしましょう。

摂取に適した時間帯

お好み焼きを食べるのは、昼食がおすすめです。エネルギーが高めのお好み焼きを夜に食べると、消費しきれなかったエネルギーが脂肪になって体に蓄積されてしまい、肥満につながる可能性があります。胃腸の働きが活発ではない朝に、脂質が多いお好み焼きを食べると、内臓に負担をかけてしまうかもしれません。胃腸への負担が少なく、お好み焼きから摂取したエネルギーを午後の時間で消費できる昼食に、お好み焼きを食べるとよいでしょう。

お好み焼きを食べる際の組み合わせ

ダイエット中に食べるのならば、イカやエビが入っている海鮮お好み焼きをおすすめします。イカやエビは、低脂質かつ高たんぱく質な食材です。脂質が多い豚バラ肉の代わりにイカやエビを加えたお好み焼きを食べると、脂質の摂取を抑えられます。イカやエビを食べてたんぱく質を摂取できれば、筋肉量が増えて、痩せやすい体になる効果が期待できるでしょう。

「美容」への作用・メリット

お好み焼きは具材次第で、美容効果が見込める食べ物になります。お好み焼きの材料に使われることが多いのが、キャベツと長芋です。キャベツと長芋に含まれるカリウムは、体内の余分な塩分を排出する作用があるため、むくみの解消効果が期待できるでしょう。イカやエビを加えて海鮮お好み焼きにすれば、たんぱく質を摂取できます。たんぱく質は筋肉だけではなく、肌や髪の毛のもとになる栄養素です。たんぱく質をしっかり摂取して、健やかな肌や美しい髪の毛を育んでください。

管理栄養士

いしもとめぐみ

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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