ボディケア
2022.4.12

話題の胸鎖乳突筋、ほぐし方3選【美のプロ実践メソッド】

耳の下から鎖骨にかけての筋肉「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)」がほぐれていると、首筋を綺麗になり、顔のむくみが解消され小顔効果があります。簡単にできるストレッチ法を3つご紹介します。

【1】2分でOK!コリほぐしマッサージ

森 拓郎さん

どこの筋肉?胸鎖乳突筋の位置

胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)の位置

耳の下から鎖骨にかけての筋肉で、頭を支え、首を回したり曲げたりする役割がある。ここがスッキリしていると首が長く見え、相対的に顔が小さく見える場合もある。

耳下から鎖骨に向かって指で少しずつつまんでもみほぐす(2分)


胸鎖乳突筋がこるとリンパ液の流れが悪くなり、老廃物がたまって顔がむくむ原因に。顔を軽く横に向けて筋を出し、耳下から鎖骨に向かって指で少しずつつまんでもみほぐす。これを3〜5回、逆側も同様に行う。

 

【2】むくみ解消ストレッチ

ヨガ講師

密山 礼巳さん

「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)をほぐすことで、表情がやさしくなり、顔のむくみも解消されます」(密山さん)

STEP1:右手を腰にあて顔を左に向ける


右手の甲を腰に当て、息を吸います。
息を吐きながら顔を左に向け、胸鎖乳突筋をストレッチしていきます。
あごを下に向けるとさらに効果的

STEP2:反対側も同様に


左手の甲を腰に当て顔を右に向け、同様にほぐしていきます。
肩が上がりすぎないように、まっすぐな背骨を意識して

【3】さすり流しで、コスメの効きがよくなる

瀬戸口めぐみさん

大切なのは土台の流れ!「筋・血・水循環プログラム」

筋肉・血流・水の滞り。ここを流すと、コスメの効きが良くなる。

【血ゾーン】首すじから耳の横を通ってこめかみや側頭部に流れる動脈が、顔面に新鮮な血液を送り届けている。この部分は眼精疲労や肩こりなどで固くこわばりがちで、循環が滞りやすい。

【筋ゾーン】首ー鎖骨ー肩を結ぶ3角ゾーンの筋肉。姿勢が悪いとこの部分が縮んだまま固まり、循環が悪くなってしまう。また、頭部を物理的に支えている筋肉なので、正しい状態にほぐしハリをもたせると、それだけでフェースラインが引き締まる効果も。

【水ゾーン】頬骨の下からえらにかかるゾーンには太い静脈があり、流れが滞るとこの部分に水分がたまりやすい。法令線の目立ちやフェースラインのもたつきなどにダイレクトに影響する。

顔を支える土台・筋肉のこりや詰まりをほぐす

ほぐすべきは2大筋肉。耳から首筋を通って鎖骨までつながる「胸鎖乳突筋」と、胸から上を広くカバーする「大胸筋」。このエリアは老廃物の集まる場所でもあり、ほぐすとむくみも取れます。スキンケアを始める前の準備として行います。

STEP1:肩回し


まずは準備運動。両手を肩に置き、ひじで大きな円を描くようにして肩を回します。前回り・後ろ回りに各5回。このとき猫背になっていると腕が回りにくいので、姿勢を正すように意識するとより広い範囲の筋肉がほぐれます。

STEP2:首・鎖骨流し


耳の後ろから首筋を通って鎖骨まで浮き上がる筋肉「胸鎖乳突筋」を手のひらでさすり流します。その後鎖骨を肩方向に向かってさすります。左右それぞれ3回ずつ。その後、首の前面や首筋など気持ち良いと思うところをまんべんなく。

STEP3:胸ほぐし


指をそろえて、胸から上の筋肉を押しもむようにしてほぐします。固い部分は手をグーにして圧をかけてもOK。詰まり感が全体的に取れてきたら、最後に鎖骨を内側から片側に向かって手のひらで流して仕上げ。

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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