基本~応用まで!ポニーテールを綺麗に仕上げる「コツ」
ポニーテールはコツを押さえれば崩れにくくこなれ感ある仕上がりに! ただのひとつ結びとは違うやり方をご紹介します。
【崩れにくい】ポニーテールのコツ
【コツ1】しっかりブラッシング
全体を丁寧にブラッシングすることで、立体的な毛流れやニュアンスが出やすくなる。
【コツ2】髪全体にスタイリング剤をなじませる
手ぐしでなじませて、さらっと繊細な束感に。前髪は指でつまむようにつけて。
\毛先からつける!/
\根元から後ろへ/
\前髪は最後!/
【コツ3】左右に引っ張り締める
結んだ毛束の下側半分を左右に引っ張り、襟足を締めると、結んだ毛束が収まりよく整う。
\ぎゅ~/
【コツ4】ふんわり感キープは逆毛にあり!
「トップの髪が短めだから、まとめ髪をしたときにボリュームを出そうとすると、崩れてきたり、分け目がぱっくりと分かれたりしやすい」と悩んでいたネイリストの旭 美香さん。
ハードスプレーやワックスなどを使わずに、ふんわりとさせるには、“逆毛”が有効なんだとか。
ひと手間でふんわりと柔らかい印象を与える“まとめ髪アレンジ”を教えてもらいました。
STEP1:トップの髪を後ろからコームで逆毛に
「トップの髪を取り、上に持ち上げて後ろからコームで逆毛を立てます。逆毛は、トップの毛束の中央から根元に向かって、何度かコームを入れていけばOK」(旭さん/以下「」内同)
STEP2:ハチ上の髪を引き出して前髪の分け目の目立ちを防ぐ
「手ぐしで髪をひとつにまとめたら、ヘアゴムで結ぶ前にハチ上の髪を引き出しておきます。ひとまとめにしたときに、前髪と後ろ髪の分け目がぱっくりと分かれていると野暮ったい印象になるのを防ぎます」
STEP3:ひとつ結びは耳の後ろの高さがベストバランス
「後ろの髪をヘアゴムで結びます。結ぶ高さを耳の後ろくらいにすると、トップのふんわり感が出やすくてベストです」
STEP4:トップの髪を少しずつつまみ出してルーズに
「ヘアゴムの結び目を押さえながら、トップの毛を少しずつつまみ出してふんわり感を強調させます」
STEP5:旬のヘアカフを使って後ろ姿も美人に
「ヘアカフは、飾りにフックがついたヘアアクセサリーのこと。ヘアゴムの結び目の上から差し込むだけでアクセントになる便利アイテムで、手軽に後ろ姿も決まります」
逆毛を仕込んだおかげで、スタイリング剤を使わなくてもふんわりとしたトップに。女性らしく柔らかな雰囲気のまとめヘアが完成。
【高い位置】できれいに作るコツ
- 根元にパウダースプレーをつけてトップはふんわり
- 高い位置で結んで後頭部にボリュームを出す
- サイドはキュッと締めてくずれないように
- 後れ毛はダレないように巻いてスプレーを
\How to/
- 根元にパウダースプレーをつけてふっくらさせてから、顔周りと耳の後ろに後れ毛を残して、サイドをタイトにして高い位置で結ぶ。
- 後れ毛はヘアアイロンで軽く巻き、全体にスプレーを吹きつけて完成!
【低い位置】できれいに作るコツ
- トップは自然に凹凸に
- 後頭部に柔らかな丸み
- 結ぶ位置は下めに
- 毛先にさりげない束感
- 前髪はさらっと
- 繊細な後れ毛
\動画で詳しくやり方をチェック!/
STEP1:根元からしっかりブラッシング
全体を丁寧にブラッシングすることで、立体的な毛流れやニュアンスが出やすくなる。
STEP2:ヘアオイルとクレイワックスを混ぜ、髪全体にスタイリング剤をなじませてニュアンスを出す
オイル100円玉大に対し、ワックスは指でひとすくいが目安。手ぐしでなじませて、さらっと繊細な束感に。前髪は指でつまむようにつけて。
STEP3:顔周りに後れ毛を作る
耳の手前、こめかみの上下から一筋ずつ、ごく少量の毛束を後れ毛として取る。毛束の長さはあご下くらいまで。
STEP4:後頭部の髪を引き出す
後頭部の髪を、膨らませるように引き出すことで、頭のシルエットをキレイに見せる。
STEP5:ゴムでひとつに結ぶ
結んだ毛束の下側半分を左右に引っ張り、襟足を締めると、結んだ毛束が収まりよく整う。
STEP6:前髪と後れ毛にストレートアイロンを通す
今っぽさに巻きは不要! 軽く熱を通すことで、なめらかで繊細なニュアンスに。
STEP7:トップやサイドの髪をつまんで凸凹にして、立体感を出す
毛束を引き出して浮かせるのではなく、軽くつまんで凸凹にするイメージが正解。
STEP8:ごく少量のクレイワックスをなじませて束感を出す
後れ毛や耳周り、前髪にちゃんと束感を出すと、清潔感&こなれ感がアップ!
【おしゃれに見える】ポニーテールのコツ
美眉アドバイザー
玉村麻衣子さん
眉の技術者資格を持ち、あらゆる眉悩みに応えるスペシャリスト。観相学視点からのアドバイスも行っている。インスタグラム(@maiko_tamamura)では、バリエーション豊富な眉メイクを披露。
- ランダムに巻いてベースを作る
- 逆毛でトップにボリューム
- 程よく崩す
\How to/
STEP1:ハチくらいの高さまで髪をランダムに巻く
「毛先からハチくらいまで、コテでランダムに巻いていきます。ランダムに巻くことで、ポニーテールにした毛先に動きが出ます」(玉村さん/以下「」内同)
STEP2:髪全体にヘアワックスをなじませる
「ひとつにまとめやすいように、髪全体にヘアワックスを。ヘアワックスを手のひらに広げたら、髪をもみ込むようになじませます」
STEP3:逆毛を立ててトップにボリュームを
「ヘアゴムで結ぶ前にトップに逆毛を立てておくと立体感を作りやすいので、コームで逆毛に」
STEP4:髪全体にヘアスプレーをしてボリュームをキープ
「【STEP2】と【STEP3】で出したボリュームをキープするために、髪全体にホールド力のあるヘアスプレーを仕込みます。髪を潰さないように、遠目の位置からシューッとスプレーするのがポイント」
STEP5:結ぶ位置は耳下の高さの低い位置
「手ぐしで髪をまとめたら、ヘアゴムで結びます。結ぶ高さは耳下の延長線上。この高さは後頭部の髪を引き出しやすく、立体的に見えます」
STEP6:後頭部の髪を思いっきり引き出す
「横から見たときに後頭部に丸みが出るように、髪をたっぷりとつまみ出します。つまみ出したあと、もう一度後頭部にヘアスプレーをしてホールドを」
STEP7:顔まわりの髪はつまみ出しながらヘアスプレーを
「顔まわりのふんわり感は、髪をつまみ出したときにヘアスプレーをして作ります。これで引き出した髪をしっかりホールドできます。仕上げに結び目にヘアカフをして、ヘアゴムを隠します」
完成!
顔まわりに引き出した髪がふんわりと柔らかい印象に。ヘアワックスとヘアスプレーのW使いで、このふんわり感を1日中キープ。
横から見ると…
たっぷりと引き出した後頭部の髪のおかげで、絶壁感ゼロ。美しい立体ヘアに仕上がっている。
「ボブ」は高すぎず低すぎず、後れ毛でおしゃれに!
【Before】
【After】
結び方はロングの基本と同じ。後れ毛の量感を少しだけ増やしつつ、毛先にはさりげなく揺れるニュアンスを添えて、華やかな表情に。
首周りがスカッとしないよう、襟足の後れ毛でバランスをとる。
Point
襟足の後れ毛で首周りをぐっと華やかに巻くと途端に古くさくなるので、軽く外にハネさせる程度に抑えて。
Point
毛先だけをゆるっとカールさせる完成。
「ミディアム」はゆるふわニュアンスを付けて【3選】
【1】ゆるっとした後れ毛で今っぽさアップ!
drive for garden
一番合戦 彩さん
サロンを代表するトップスタイリスト。女性ならではの感性にトレンドを加えた、大人カジュアルなスタイル作りの名手。親しみやすい人柄も人気。
\トライしたのは…美的クラブ・吉田奈央さん/
\Howto/
STEP1:後れ毛を出す
もみ上げと、襟足の両角をひと束ずつ引き出して後れ毛にする。
STEP2:緩巻きして束感を出す
32mmアイロンで、後れ毛の中間部分を内巻き→毛先は外巻きにして、S字のカールを作る。後れ毛と前髪に少量のオイルをなじませ、束感を出す。
【2】ランダムに巻いて崩す大人なポニー
\How to/
STEP1:全体を外巻きにする
・細めに毛束を取って外側にねじり、コテで挟んで外巻きに。
・ニュアンスをつけるだけなので、キレイに仕上げなくてOK。
・多少巻いていない毛束があっても大丈夫!
STEP2:トップの表面を軽く巻く
・せっかくのアレンジも、トップがペタっとしていると完成度が急降下。
・ふわっとボリュームを出すために、ガイド部分の毛束を細かく取り、写真のようにひと巻きして!
巻き終わるとこんな感じ!
STEP3:セミウエットスプレーを振る
・アレンジをおしゃれに見せるキモは、後れ毛&結んだときに表面に出る毛束感。
・必ずスタイリング剤を仕込むのを忘れずに。表面だけでなく、内側からもスプレーを。
STEP4:くしゃっともみ込む
・STEP3のスタイリング剤を髪全体になじませるように、くしゃっともみ込む。
・これをすることで、ゴムやピンの留まりが良くなり、アレンジに適した質感に。
STEP5:低い位置でひとつに結ぶ
・顔周りの後れ毛を分量多めに分け取ったら、全体を低めの位置でまとめてゴムで結ぶ。
・ムードのある雰囲気にしたいときには、“後れ毛たっぷり”がおすすめです。
STEP6:全体の毛束を引き出す
・全体の毛束を引き出し、表面が波打つようなニュアンスをつける。
・特に後頭部付近を大胆に引き出しボリュームを出すと、結び目がキュッとタイトに見えてメリハリUP。
STEP7:毛束を2本取り、ねじる
・端1/4くらいの毛束を取って2本に分けたら、それを毛先までねじる。
・後でくずすので、きつめにねじっておくのがコツ。
・うまくいかないときは、ワックスを軽くつけると◎。
STEP8:細かく毛束を引き出す
・毛束の先端を持ちながら、ねじった部分を所々細かく引き出す。
・ざっくりとでもOKですが、写真のように繊細に引き出すと、またひと味違う女らしい仕上がりに。
STEP9:ゴムに巻きつけピンで留める
・毛束をゴムに巻きつけてピンで固定する。
・STEP4で繊細に毛束を引き出したことで、ゴムに巻きつけたときにフラワー状の立体感が出て、バックスタイルがより女性らしく。
完成!
【3】バルーンフォルムのローポニー
\動画で詳しくアレンジ方法をチェック!/
\How to/
STEP1:ベース巻きをする。フェイスラインの毛束をリバース(後ろ向き)に巻く。その後ろの毛束はフォワード(前向き)に巻く。さらにその後ろはリバース、その後ろはフォワードと交互にくり返して巻く。
STEP2:全部を巻き終えたら手ぐしでざっくりほぐす。
STEP3:ソフトワックスを手に広げ、下から手を入れてなじませる。カールをほぐしながら全体にワックスを行き渡らせる。
ベース巻き完成。
STEP4:トップの髪を持ち上げて、ブラシで内側に逆毛をつくる。
STEP5:顔周りの髪を残して、耳を隠しながら後ろでふわっとまとめてゴムで結ぶ。
STEP6:キュッとしごいて、結び目を押さえながら、髪をところどころつまみ出す。襟足の髪もつまみ出しゆるめる。
STEP7:毛束の一部をゴムの上に巻きつけ、ピンで固定。結び目の上にバレッタを飾る。
STEP8:顔周りの髪をリバース(後ろ向き)に巻いて完成!
「ロング」は凝って華やかに【3選】
【1】波巻き×ミニくるりんぱで作るポニー
Point
◆波巻きでうねりをつけるストレートアイロンを使って、内と外のCカールを重ねていく波巻きがベース。髪全体にうねりがつき、ゆるふわ感が出る。
◆正面から見たときに、ひし形になるように髪を引き出す
トップと耳の上の髪を重点的に引き出して、正面から見たときにひし形のシルエットになるように意識する。
◆後れ毛を束っぽくする
後れ毛がバラッとしていると、くずれたようにだらしなく見えるので、スタイリング剤をつけて束っぽくまとめるのがコツ。
\How to/
STEP1:保護スプレーをつける
・まず軽く髪を湿らせる。
・髪を保護しながら、しっかりくせづくスプレーをシュッ。
STEP2:波巻きをする
・ストレートアイロンで、根元からCカールをつなげるように巻いていく。
・内、外と交互に毛先まで巻く。
STEP3:フロントをギザギザに分ける
・きっちりした分け目は浮いてしまうので、指先を使ってジグザグの分け目に。
・根元をふわっとさせる。
STEP4:スタイリング剤をもみ込む
・ツヤの出るジェルミルクを手に広げる。
・表面の髪を握るようにくしゃっとつける。
STEP5:髪を引き出して浮き毛を作る
・手ぐしで空気を入れてから、顔周りに後れ毛を残してひとつに結ぶ。
・髪を10本ずつくらいつまんで、向こう側の空間が見えるよう1cm程引き出す。
<トップ>
<サイド>
<結び目付近>
<襟足>
STEP6:毛先を巻き足す
・毛先もしっかりうねりをつけたいから、ここで再度波巻きに。
・ボリューム感と立体感がさらに加わる。
STEP7:ミニくるりんぱを3つ作る
・くるりんぱツールを使い、少ない毛束を取って結び目にミニくるりんぱを3つ作る。
\これを使うと◎/
価格 |
---|
¥528 |
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STEP8:くるりんぱをくずす
・3つのくるりんぱが一体化するように、毛束を広げるようにしながらくずす。
・これでドーナツ形に!
STEP9:後れ毛に束感をプラス
・残しておいた後れ毛も波巻きに。
・指にミルクを少しつけて髪をつまみつつ、左右に裂くようにくずす。
\巻いて/
\スタイリング剤を!/
STEP10:浮き毛をスプレーでキープ
・引き出した浮き毛や、毛束をつまみながら空間をあけて、ハードスプレーでキープする。
【2】くるりんぱで編んだ風ニュアンスを出したポニー
\YU-Uさんのヘアアレンジのコツ/
鉢下を全体的に緩く巻き、後ろの表面には3毛束くらい縦巻きのくるっと立体的なカールをプラス。柔らかい毛流れが出て、こなれ感アップ。
STEP1:片サイドの髪を残し、ざっくりとポニーテールに。
・残しておいた髪は中間をゴムで結び、くるりんぱにする。
・毛先を通す穴を下にずらしながらさらに2回くるりんぱして編んだようなニュアンスに。
STEP2:STEP1の毛束を緩くほぐし、ポニーの結び目に巻きつけてピンで留める。
完成。
【3】こなれ感たっぷりのくずしポニー
Point
◆髪をバラけさせる一気に巻くとカールがまとまってしまうため、少なめの毛束でランダムに巻く。巻いた後にしっかりほぐすことも大事。
◆スタイリング剤はハードスプレーのみ!
「キープ力は高いのに、白い粉が出なくて使いやすい」というスプレーを愛用。ベースから仕上げまでできるスグレもの。
◆結ぶ前にくずしておく
髪を集めながら部分的に髪を引き出してくずし、結ぶ前にある程度形を作っておく。結んでからくずすより、こなれた感じに。
\How to/
STEP1:表面は少なめの毛束で巻く
・32mmのアイロンで、リバースとフォワードのミックス巻きに。
・表面は少ない毛束でランダムに巻く。
STEP2:髪がバラけるようにスプレーを
・髪の内側から空気を入れてカールをほぐしながら、ハードスプレーを吹きつける。
STEP3:分け目を曖昧にする
・分け目を曖昧にボカすと、たちまちこなれた雰囲気に。
・髪を横分けにして、根元にスプレーを。
こんな感じ! 分け目が曖昧になり、根元がキープされてトップに高さが出るためフォルムが決まりやすくなる。
STEP4:まとめるときに髪を引き出す
・髪を後ろにまとめる。
・まとめるときにサイドと襟足はタイトに、後頭部はふんわりさせてから結ぶ。
STEP5:毛束をギュッと引っ張る
・ゴムで結んだ毛束を左右に分けて、ギュッと引っ張る。
・結び目が緩みにくくなり、形がキープできる。
こんな感じ! サイドはタイトだけど、トップや後頭部はふんわり。表面に作った筋っぽい毛束も、こなれた印象。
STEP6:後頭部の丸みを調整
・ほぼフォルムはでき上がっているので、最後は後頭部の丸みを調整。
・バランスを見て髪を引き出す。
STEP7:ゴムを隠す
\毛穴を巻きつけて/
\ピン留め/
STEP8:毛束の根元をキープ
・後頭部の膨らみとのバランスをとるために、結んだ毛束の根元も高さが出るようにスプレーでキープ。
STEP9:毛束をエアリーに
・毛先にもボリュームを出しつつ、毛束を裂くようにして空気を入れる。
・スプレーを吹きつけてる。
完成!
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
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