ヘアスタイル・髪型
2021.12.28

前髪のボリューム、どんな出し方が?【必須テクまとめ】

ぺたんこ前髪をボリュームアップさせる方法を髪のプロが教えてくれました。根本からふんわりさせる乾かし方やスタイリング・お直し方法をご紹介いたします。これでふんわり前髪をキープしましょう!

前髪がぺたんこになる【原因】

風や湿気のせい

ヘアサロン tricca代表

毛利俊英さん

「蒸し暑い時期に前髪が潰れてしまう原因は、髪が湿気の水分を吸ってしまうから。

前髪のスタイリングが崩れやすいのは、風や湿気のせい。スタイリングするときに髪の形固定させてあげる必要があります」(毛利さん)

 

「シャンプーとすすぎ」を見直してぺたんこを防ぐ

シャンプーはスムース or ハリコシUP タイプがおすすめ

ビューティ・プロデューサー

美香さん

つぶれやすい髪には、ふんわりさらさら仕上げのものや、ハリ・コシが加わるタイプがおすすめ。

「ハイダメージケア用を使いたい場合は、シャンプーもトリートメントも根元をしっかりすすぐことを心掛けてください。さもないと、ペタンとしたまま!」(美香さん)

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さらっと潤い、絡みやすい髪もなめらかに。リンゴ系の爽やかな香り。

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同 トリートメント

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ドライヤーなどの熱を利用し芯から扱いやすい弾力ヘアに。髪に弾力を与えつつ、くせ毛もケアできるシリーズ。

根元までしっかり洗い流す

\教えてくれたのは…花王ヘアケア研究所 主任研究員 渡邊俊一さん/
毛髪の基礎研究に10年間従事した経歴をもつ、毛髪のエキスパート。現在は、エッセンシャルなどの商品開発を担当。

「根元のベタつきも、つぶれる理由。根元を丁寧にすすぎ、トリートメントが根元につかないように注意しましょう。

下向き洗いとは、頭を下げて上からシャワーを浴びる方法。後頭部~襟足のすすぎ残しを防ぎやすくなります」(渡邊さん)

上向き洗いと必ずセットで、毎日行って。

根元からふんわりさせる【乾かし方2つ】

【1】夜のドライヤーも根元を起こすように意識

ビューティ・プロデューサー

美香さん

Point

毛流れに逆らうように手ぐしを入れたりドライヤーの風を当てて乾かすと、根元が起きてふんわりとした仕上がりに。
「水分を絶対に残さないようにするのがコツ!」(美香さん)

\How to/

STEP1:分け目をかき消すように手ぐしを入れて乾かす
つぶれやすい髪は必ずトップから乾かして。分け目に手ぐしを入れ左右に動かしながら、やや下からドライヤーの風を当てて根元を起こす。


STEP2:首を傾けながら毛流れとは逆方法にドライ
分け目を境に右の毛束を左へ、左の毛束を右へ根元から移動させ、真横から髪の根元へドライヤーを当てて乾かす。その後、全体をドライ。


【2】水スプレーで湿らせ引っ張り上げてドライ

ヘア&メイクアップアーティスト

輝・ナディアさん

Point

つぶれやすいトップやハチ周りの髪は根元から大胆に引っ張り上げ、根元を集中攻撃するようにドライヤーの風を当ててふんわりさせて。
「つぶれやすい髪も顔周りはうねって広がりやすいので、ここだけはボリュームを抑えるようにブローします」(輝さん)

\How to/

STEP1:前髪とトップを中心に水スプレーで湿らせる
トップのつぶれやうねりは髪の根元から。リセットするために前髪と分け目、つむじの根元を水スプレーで軽く湿らせる。

STEP2:トップの髪を90度に引っ張り上げてブロー
前髪に手ぐしを入れて左右に振って乾かした後、トップの毛束を軽くひき上げつつ、根元にドライヤーの風を当ててしっかり乾かす。

STEP3:顔周りは上からブローしボリュームダウン
耳より前の髪はうねりがち。頭を下げて前に垂らし、手ぐしを入れて左右に振りながら上からドライヤーを当ててボリュームを抑えて。

STEP4:つぶれやすいハチ上も引っ張り上げて乾かす
つぶれやすいハチ上の毛束をブラシを使って90度もち上げ、ドライヤーの温風→冷風の順に根元へ当てる。仕上げにパウダー系のスタイリング剤を根元中心につけて、ふんわり感をホールド!

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前髪をボリュームアップする【スタイリング方法2つ】

【1】キープ力のあるスプレーを使ってふんわりをキープ

ヘアサロン tricca代表

毛利俊英さん

Q.前髪を巻いてもすぐにぺたんと潰れてしまう…どうしたら持ちが良くなる?
A.コテで巻いた後は、熱が冷めるまでそのまま形をキープして!
「前髪のスタイリングが崩れやすいのは、風や湿気のせい。スタイリングするときに髪の形固定させてあげる必要があります。でも、バリバリに固めてしまうのは今っぽくないですよね。コツは、コテで巻く前にスタイルキープのスプレーを仕込み、コテで巻いたら熱が冷めるまで形をキープすること。この2点で持ちが格段にUPしますよ」(毛利さん/以下「」内同 )

\How to/

STEP1:前髪にカールキープ力のあるスプレーをする
「乾いた前髪に、カールキープ力のあるヘアスプレーをします。前髪が濡れているとカールの持ちが悪くなるので、ドライヤーで乾かしてからスプレーを。スプレーは、ドラッグストアなどに売っているものでOK。ハードスプレーではなく、スタイルキープと謳っているものを選んで」

STEP2:コームでとかしてスタイリング剤をまんべんなくつける
「STEP1でスプレーしたスタイリング剤が髪の内側までまんべんなくつくように、コームで前髪をとかします。このひと手前でカールキープ力に差がつきますよ」

STEP3:少しきつめにコテで巻く
「なるべく長持ちさせるには、しっかりめに巻くのがコツ。強めにカールをつけると、前髪が潰れてしまうまでの時間が稼げます」

STEP4:コテを外した状態で熱が冷めるのを待つ
「コテの熱で髪が温かいうちに触れると、崩れのスピードが早まってしまいます。前髪の毛先を手のひらで支えるようにして、熱が冷めるのを待って」

完成。
「毛先を左右に散らして完成。髪の根元に触れると崩れやすくなるので、毛先だけ触れるようにしてください」


【2】ピンを活用してふんわり仕上げる

ヘア&メークアップアーティスト

佐川理佳さん

Q.ぺたんこになりやすい人の朝のスタイリングのコツは?
A.根元から四方に髪を倒してドライヤーをかけ、できるだけトップをふんわり作っておくこと
スタイリング前によく乾かして湿気をとばしておくのはマスト。
「このとき、上から下だけではなく、下から上、後ろから前など、髪を根元からあらゆる方向に倒しながらドライヤーの風を当てましょう。生えぐせを取り、根元をふわっと軽く立ち上げておくことが大切。全体をかけ終わったら整えて、出かける直前までトップの根元をピンで留めておくと立ち上がりをキープできます」(佐川さん)

\How to/

STEP1:9:1で左に寄せ風を当てる
ぐいっと持ってきて。耳上くらいから髪をざっくり手グシで反対の左サイドまで持っていき、右の髪の根元にドライヤーで温風→冷風を当てる。

STEP2:反対側も同様に
風は根本にしっかり。今度は左の耳上から上の髪を反対の右サイドにざっくり持っていき、左側の髪の根元にドライヤー で温風→冷風を当てる。

STEP3:トップから全体を前に
割れグセも◎。次に、トップから全体の髪を前に持ってきて、後ろから前にドライヤーで風を当てる。最後に放射 線状に風を当てて整える。

STEP4:ピンで根元を立てて留める
トップの立ち上げたい部分の根元をキュッと1cmくらい指でつまんで、フラットなミニピンを使って立体的に留める。

STEP5:温風&冷風で固定する
ドライヤーでトップに温風→冷風の風を当て、根元の立ち上がりを固定する。出かける直前までこのまま放置して。


「カーラー」を使ったにぺたんこ前髪の【お直し方法】

ヘアサロン tricca代表

毛利俊英さん

Q.外出中に湿気で前髪がぺたんこになってしまいやすい。パッとできるお直しのコツを教えて!
A.ミニサイズのスプレー、マジックカーラー、コームでお直しを
「蒸し暑い時期に前髪が潰れてしまう原因は、髪が湿気の水分を吸ってしまうから。できたらドライヤーで乾かしてあげるといいのですが、外出先ではなかなか難しいですよね。そんな時は、スタイルキープ力のあるスプレー、マジックカラー、コームを持ち歩いてお直しを。スプレーは、ミニサイズのものバリエーションが豊富にありますよ。マジックカーラーは巻く位置によってひと昔っぽくなってしまうことがあるので、下の方法で今っぽい前髪を復活させてください」(毛利さん/以下「」内同)

\How to/

STEP1:スタイルキープ力のあるスプレーをする

「まずは前髪にスタイルキープ力のあるスプレーを。ソフトに固まるタイプなら、湿気を含んでいてもカールのもちが良くなります」

STEP2:おでこと垂直になるように前髪を巻く

「STEP1でつけたスプレーが乾かないうちに、マジックカラーで巻きます。今っぽいストンとした前髪にしたいなら、前髪をおでこと垂直の高さに持ち上げてマジックカーラーを巻きつけて。髪の根元までしっかり巻きつけるのもポイントです」

\これはNG!/
「カールをしっかりつけようと、前髪を持ち上げてマジックカーラーをつけると、根元が浮いて”ひと昔前風”になってしまうのでNGです」

NG例を横から見ると…
NG例のマジックカーラーで巻いたところ。根元がふわっとするものの、おしゃれ感はないので巻く時の前髪の向きに注意して。

STEP3:毛先のみコームでとかして整える

「 マジックカーラーを巻く時間の目安は、3分ほど。STEP1でつけたスプレーがしっかり乾いてから外して。その後、前髪の根元を触ると潰れやすくなるので、コームで毛先だけとかして整えるようにして完成です」


※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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