ヘアカラー
2023.8.9

オレンジブラウン系カラー【実例16】パサつきを抑えてツヤが出る

日本人の肌色に馴染む、オレンジブラウン。明るさによって変わる透け感や艶感の出る髪型を掲載。髪色別に『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからご紹介します。

オレンジブラウンってどんな色?

THE ORIGIN’S SALON(オリジンサロン)トップスタイリスト

太郎Taroさん

【オレンジベージュ・オレンジブラウン】とは
暖かみのあるオレンジと柔さかさのあるベージュを組み合わせたカラーで、明るく優しい印象を与える事が出来ます。ブラウンを入れる場合は少し見た目も暗めになります。年齢問わずおすすめのカラーです。

暗め:~5トーン
まろやかな質感とこっくりとした艶感が特徴。5トーンでも少し明るく見えるので、初めてカラーに挑戦する方にもオススメ!イエベ・ブルベどちらでもOK。

中間:6~9トーン
日本人の髪特有のギラついたオレンジとは違い、ベージュが足されることで柔らかさを表現出来る。イエベの方にオススメ!

明るめ:10トーン~
硬い髪質の方は1回ブリーチをすると綺麗な発色に。思い切ってハイトーンにすれば肌色も綺麗に見えるし馴染みも良いので挑戦してみる価値アリ!イエベ・ブルベどちらでも似合います。

 

「暗め」オレンジブラウン系スタイル【3選】

【1】シンプルだけどこなれ感スタイル

Point

カラーリングは、ほんのり赤味をプラスしたニュートラルカラーのカカオブラウンに。ツヤ感と柔らかさを感じさせる色味で、肌映りがよく顔が明るく見える効果も。


【how to“ベース”】
鎖骨の長さでワンレングスにカット。緩やかな前下がりにしているので、外ハネがキレイにまとまります。適度な重さを残して量感調整することで、ツヤ感のある洗練された印象に。前髪は、ややワイドのシースルーにします。


【how to“スタイリング”】
26mmのコテで毛先をワンカール外ハネにします。軽めのオーガニックオイルを指と指の間にしっかり馴染ませ、もみあげ→えり足→毛先→中間→根元付近→前髪の順に塗布します。指の間に髪を通すようにすると、立体感のある仕上がりを叶えられます。

担当サロン:MINX青山店(ミンクス アオヤマテン)  清水豊さん

 

【2】切りっぱなしでナチュラル美人スタイル

Point

カラーはブラウンに紫とロゼをミックスしたショコラブラウンに。イエベ、ブルベ、どちらにもマッチし、深みがある色持ちのいいカラーです。


【how to“ベース”】
ベースは肩ギリギリの前下がりローグラデーションでカット。切りっぱなしでも、ワンレンで切るより動きがあり丸みのあるスタイルになります。顔まわりは、重さを取る程度のレイヤーを入れて、ふわっと後ろに流れるようにします。


【how to“スタイリング”】
乾かす際は、髪を後ろに向かってドライしながら、表面の髪を根元からふんわり仕上げます。乾いたら32mm、もしくはストレートアイロンを使って、顔まわりを外ハネに、表面は内巻きにします。ヘアオイルを手に伸ばしたらまず、襟足から付けるのがポイント。その後、全体になじませて毛束感を出します。スタイリング剤はやや多めの方がニュアンスのあるヘスタイルに仕上がります。

担当サロン:GARDEN harajuku(ガーデン ハラジュク)  細田真吾さん

 

【3】落ち着いた色味で血色あげスタイル

Point

カラーは5レベル〜11レベルの薬剤、カシス、レッド、ピンク、パープル、ブラウン、グレイの色味を調合した加減法カラー。8トーン単色で出せない色味を様々な薬剤を混ぜ合わせて造る8トーンの透明度、色味は抜群に綺麗なカシスグレージュにしました。


【how to“ベース”】
セミロング+ローレイヤーの巻き髪スタイルでお嬢様風に。乾かすだけで簡単にまとまり、扱いやすく、巻き髪もワンランク上のデザイン性となる様にカット。前髪、お顔周りは一人一人の骨格を考慮し馴染む様にデザインに。


【how to“スタイリング”】
前髪、お顔周りはストレートアイロンで内巻きに、全体は波巻きをメインに細かくリバース巻き、フォワード巻きを組み合わせ今っぽく、可愛いデザインに。スタイリング剤は、クリームタイプのものを全体にも見込めば、作り込んでいるがやりすぎ感なく見える自然なスタイルに。

担当サロン:Press. Salon (プレスドットサロン)  徳崎 ヨシヒデさん

 

「中間」オレンジブラウン系スタイル【8選】

【1】8トーンのウルフミディスタイル

Point

カラーはオレンジブラウンで8トーンで秋色に仕上げています。


【how to“ベース&カラー”】
癖をいかしたくびれレイヤースタイルでウルフヘアに。顔まわりは頬骨にかかる位が小顔効果抜群でおすすめです。顔まわりの癖が強い方は少し長めにすると、髪があばれにくいです。レングスの設定はお好みですが、鎖骨位が綺麗にハネやすく◎。顔まわりの長さから綺麗なひし形に、肩上でくびれるようレイヤーをつなげていきます。毛量の多い方や、くびれにくい方は、メリハリのついたレイヤーをいれると扱いやすくなります。


【how to“スタイリング”】
スタイリングはとっても簡単。癖を活かして少し手櫛を通したり、ねじりながら乾かし、まとまるスタイリングをつけて完成です。

担当サロン:Lila by afloat(レイラバイアフロート)  緒方創惟さん

 

【2】8トーンの切りっぱなしボブスタイル

Point

カラーは、ツヤ感のあるオレンジベージュを8レベルで。暖色系の暖かさとベージュの柔らかさを両立させる色味で、肌なじみがよく、肌色をキレイに見せてくれるのも◯。


【how to“ベース”】
カットは、あご下1cmの長さでやや前下がりの切りっぱなしボブに。ライン感を残しつつ、量感調整で毛先の軽さを出します。前髪はシースルーにカットし、骨格に合わせてサイドバングをつくります。


【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンで、ストレートタッチの外ハネに。しっとりまとまる保湿系のオイルを髪に軽くなじませ、櫛でとかしてスリークヘアに仕上げます。お洒落にするには、コーミングで細めの束感を作ることをお忘れなく。

担当サロン:Laf from GARDEN(ラフフロムガーデン)  田中双葉さん

 

【3】9トーンの外ハネスタイル

Point

カラーは、9レベルのシアーオレンジブラウンをセレクト。はっきりしたオレンジとは一味違い、透明感溢れる色になります。


【how to“ベース”】
カットベースは、肩に当たる長さの切りっぱなしボブ。トップにレイヤーを入れ、軽やかな動きを出しやすくします。もみ上げを短めにつくり、ニュアンスが出やすいようレイヤーを入れます。前髪は、目にかかる長さのシースルーに。


【how to“スタイリング”】
アイロン不要で、ざっと乾かしてから、オイルやバームをなじませるだけの簡単ヘア。タイトに仕上げず、もみ上げをつまんで産毛のように見せるのがスタイリングのコツです。

担当サロン:grico(グリコ)  吉塚さとりさん

 

【4】9トーンの抜け感ボブスタイル

Point

カラーは、9レベルのオレンジブラウンをチョイス。上品なツヤ感があり大人世代におすすめ。柔らかくぱっと明るい印象を与えてくれる春カラーです。


【how to“ベース”】
ベースは、あご下3cmで平行ラインのボブに。表面から中間にレイヤーを入れて、軽やかな動きを出しながら、ふわっとボリュームUPも叶えます。前髪は、程よいシースルーで、抜け感をプラス。


【how to“パーマ&スタイリング”】
髪を上下に分けたら、26mmのコテで、下部を外ハネ、上部は内巻きにします。前髪は、軽ーく内巻きに。スタイリング剤は、束感とツヤ感を出す軽めをオイルを。ぺたっとさせないように、根元を避け中間〜毛先にさらっとなじませます。前髪は毛先に少しなじませるだけでOKです。

担当サロン:Laf from GARDEN(ラフフロムガーデン)  田中双葉さん

 

【5】9トーンで明るい印象スタイル

Point

カラーは9レベルのオレンジブラウンをチョイス。暖かみのある暖色系は、ツヤ感を与え、顔まわりを明るい印象にするので華やかなイメージに。


【how to“ベース”】
肩に当たるくらいの長さで、やや前下がりボブにカット。前髪は目と眉の長さに設定します。パーマと合わせてシースルーバングに仕上げるので、やや薄めにカットします。


【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは、20〜23mmロッドで平巻きに。えり足は強め、トップの髪は、ほおラインに動きがでるように巻きます。柔らかい表情となるよう、前髪は17、20mmと太さの違うロッドを使います。

髪を乾かし、ムースを全体的に塗布したら完成の楽々スタイル。外国人のような“素髪感”に仕上げたいので、ウェットになるオイルではなく、柔らかい質感となるムースタイプを選ぶのがポイント。

担当サロン:MINX 銀座五丁目通り店(ミンクス ギンザゴチョウメテン)  秋山拳太郎さん

 

【6】9トーンとイヤリングカラーで抜け感スタイル

Point

インナーカラーは、ベージュっぽくなるようモノトーンとブラウンをMIX。全体は、9レベルのブラウンに。暖色系統にまとめて、暖かみのある女性らしさを引き出します。


【how to“ベース”】
カットは、鎖骨くらいの長さで緩やかな前下がりラインに。前下がりにすることで、横からのシルエットをきれいに見せつつ、あごラインのカバーも。前髪は、目と眉の間で薄めにカットします。


【how to“パーマ&スタイリング”】
ストレートアイロンで毛先から緩めのウェーブ巻きに。外ハネはしっかりつくり、くびれ感を演出します。束感がつくりやすいバームを手に取り、毛先中心になじませます。適度な透けができるよう前髪を整えたらフィニッシュ。

担当サロン:MINX shibuya smart salon (ミンクスシブヤスマートサロン)  岩谷流星さん

 

【7】9トーンで艶感と透明感スタイル

Point

カラーは、トレンドの兆しがある暖色系をいち早く取り入れ、9レベルのウォームブラウンに。落ち着いた印象で、ツヤ感と透明感が欲しい人におすすめのカラーリングです。


【how to“ベース”】
カットは、鎖骨レングスのワンレングスに。顔まわりとトップにレイヤーを入れて、毛先に動きを出しやすくします。前髪は、束感がつくりやすい薄めに。目の高さでラインでカットしたサイドバングは、おくれ毛と繋げることで小顔効果も。


【how to“パーマ&スタイリング”】
32mmのコテで、毛先を外ハネにワンカール、表面と顔周り、おくれ毛は、毛束を上に持ち上げて内巻きにするのがポイントです。前髪は、マジックカーラーでナチュラルに。

シアバターor軽めのオイルをなじませますが、スタイリング剤も巻いた位置でつけるとふんわり仕上がります。慣れれば5分でできる簡単ヘアです。

担当サロン:THE GARDEN TOKYO(ザガーデントウキョウ)  田中麻由さん

 

【8】9トーンの肌馴染みがいいスタイル

Point

カラーは肌に合わせてオレンジ、ベージュ、ピンク、ブラウン、パープルと5種類の薬剤を調合し、ドンピシャで肌馴染みが良くなる様に9トーンのオレンジベージュに設定。絶対に外さない似合わせカラー術。


【how to“ベース”】
ボブ+韓国風タッセルカットでタッセルボブに。全体的にレイヤーはほとんど入れず、韓国風タッセルカット(ワンレングス)に。ぷつっとしたラインの出るカットは韓国好き女子から絶大な人気デザイン。


【how to“スタイリング”】
前髪は薄く透けるようにカットしているので下ろすだけで顔に沿う様に。全体はタッセルカットなのでストレートアイロンをサラッと通せば、後はオイルを櫛で馴染ませてフィニッシュ!

担当サロン:Press. Salon (プレスドットサロン)  徳崎 ヨシヒデさん

 

「明るめ」オレンジブラウン系スタイル【5選】

【1】10トーンでナチュラル艶感スタイル

Point

カラーは、重く見えがちのボブにカラーで軽さを表現するため、10レベルのオレンジブラウンに。ツヤ感のある暖色で、ピンクほど甘くならずナチュラルでトライしやすいカラーです。


【how to“ベース”】
カットは、アゴ下でプツっとしたライン感を残したワンレングスに。前髪もラインを出したシースルーにカットします。


【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは髪質改善のストレートパーマをかけます。乾かすだけまとまるので、梅雨時期に髪がうねってしまう人にイチオシです。スタイリングは、乾かしてから重めのヘアオイルを少量塗布するだけの簡単ヘア。重めでセミウェットな質感の方が、ツヤも出てお洒落感がアップするので◯。

担当サロン:apish kokubunji(アピッシュ コクブンジ)  前田真吾さん

 

【2】10トーンの王道ショートスタイル

Point

カラーは王道の10トーンのオレンジベージュ。オレンジっぽさを敢えて生かして顔色を良く見えせてくれる人気のカラーです。


【how to“ベース”】
カットは絶壁を解消するためにレイヤーカットを入れて、根元からふんわりと乾かすことでトップにボリュームができ、360度綺麗なシルエットになります。ショートは8割ブローで形が決まります。


【how to“スタイリング”】
全体をくしで左右にとかしながら乾かしていきます。次に毛穴をめがけてくしで軽く髪を引っ張るようにして乾かすと、癖も伸びてくれて、生えグセもある程度なおせるのでオススメです!根本をこすりながら髪全体を前におろして乾かしていきます。サイドの髪もしっかりこすりながら、乾かしていきましょう。7割乾いたら前に向かって手で引っ張ります。襟足部分は首を添わせるようにおさえながら前に乾かしたら 完成。

担当サロン:AFLOAT RUVUA (アフロート ルヴア)  峯朋也さん

 

【3】11トーンのナチュラル優しいスタイル

Point

カラーは透明感のある11トーンのイルミナカラーヌードと8トーンのコーラルを混ぜて、柔らかいオレンジベージュです。11トーンのベージュベースで透明感と流行りのオレンジ合わせれば、ナチュラルな女性らしい優しさが生まれます。


【how to“ベース”】
人気のフェイスレイヤーで顔まわりにアクセントをつけたセミロングのレイヤースタイル。アウトラインは内巻きでまとまりを出します。前上がりにカット、トップは毛が落ちる位置を計算して(顎ラインでくびれがでるように)レイヤーをいれます。パーマはレイヤーに沿ってワンカールを、デジタルパーマでしっかりしたワンカールがオススメです。


【how to“スタイリング”】
パーマで動きを付けているので、ヘアオイルを毛先に揉み込んで束間を出したら出来上がり。顔まわりのフェイスレイヤーは髪の動きが決め手になるので、しっかり動きを出すためにバームワックスがおすすめです。フェイスレイヤーを巻いて散らせば動きが活き、一気に躍動感のあるスタイルが完成します。

担当サロン:ELEANOAH TOKYO(エレノアトーキョー)  浅井 剛史さん

 

【4】11トーンとインナーカラーのウルフスタイル

Point

カラーは11トーンのオレンジベージュ、インナーカラーはミルクティーベージュで入れて明るめに。


【how to“ベース”】
バストトップより3センチ上でみつ襟までカット。そこから耳後ろまで45度の前上がりでカット。顔まわりの一番短いところを決めて(顎下8cm)そこに繋ぐようにオーバーセクションだけレイヤーを入れていきます。前髪は鼻上で薄めにカットすることで、かき上げて動きを出せるように。


【how to“スタイリング”】
根元を立ち上げながらドライします。オイルをつけてからストレートアイロンでクセを伸ばしながら巻いていきます。毛先の部分はJカールに巻き、顔まわりのレイヤー部分も緩やかにリバースに巻きます。最後にふんわり感を保たせるために内側からスプレーをふります。

担当サロン:Tierra (ティエラ) さん

 

【5】ブリーチで明るさを出したスタイル

Point

根元を少し空けて全頭ブリーチをしてから、上からオレンジ+ベージュのカラーをのせます。暗めに残した根元と明るめの毛先がワントーンでつながるように調節を。

【SIDE】

【BACK】

担当サロン:SUNVALLEY 土田美沙子さん

 

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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