お悩み別ケア
2025.3.17

「日焼け止めの効果」って?選び方&効果的な塗り方を徹底解説!

日焼け止めの効果とは?意外ときちんと知られていない日焼け止めのあれこれを徹底解説!おさえるべき基礎知識、選び方からチェック。効果を高める塗り方、お直し方法と一緒にご紹介します。

日焼け止めの「効果」とは?

紫外線から肌を防御し、光老化を予防するアイテム。乳液、クリーム、ローション、ジェル、スプレー、パウダーなど多様な形態があります。使うタイミングは朝のスキンケアのいちばん最後。

日本では、紫外線B波を防ぐ指数が「SPF」、紫外線A波を防ぐ指数が「PA」とされています。この指数が高いほどUVカット効果が高いと思われがちですが、塗り方や時間によって効果が変わってくるため、夏場は特に日中に塗り直しをした方が“うっかり日焼け”を防げると言われています。

化粧下地にUVカット効果があったとしても、その前に日焼け止めを塗っておくのが◎。その方が、より紫外線の影響を防ぐことができます。

意外と知らない日焼け止めの「基礎知識」

【1】SPFとPAの違い

エディター

大塚真里さん


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それぞれ、UV-B波とUV-A波をカットする指標です
紫外線には、波長が短く主に表皮に働いてシミやくすみの原因となる「UV-B波」と、波長が長く真皮まで届いてシワやたるみの原因となる「UV-A波」があります。SPFはUV-B波をカットする指標で、レベルは1~50+。PAはUV-A波をカットする指標で、+~++++というレベルで示されます。昔はSPF・PAの数値が高いと感触が悪いものも多かったのですが、今はUVカット剤をコーティングする技術などが進化し、デメリットは少なくなっています。

【2】SPF50+の+の意味

SPF50以上の紫外線カット効果をもつという意味
SPF1とは、紫外線を浴びてから日焼けが始まるまでの時間を約20分遅らせるという意味。SPF50=約1,000分、つまり約16時間半で、1日のうちで紫外線が降り注ぐ時間数を超えています。そのため、日本では無意味なSPF競争を防ぐ目的で表示可能なSPF数が50までと決められていて、50以上はすべて「SPF50+」と表示されます。

【3】デイリー使いにおすすめのSPF・PA値

PFは30以上、PAは+++以上をひとつの目安に
「薄れたりくずれたりすると日焼け止めの効果は低下するため、SPFは30程度〜50+を好みで選んで日中塗り直しを。PAはシワ・たるみを防ぐ指標になるので、+++か++++を選ぶと安心。」(大塚さん)

【4】きちんとクレンジングで落とす

SPF値やPA値の高いものやウォータープルーフタイプは耐久性に優れ、肌への密着度も高いものが多いため、普通のソープや洗顔フォームなど水性の汚れを落とす洗顔料で洗うだけでは落としきれない場合も。。

さらに、夏の肌は紫外線やエアコンによるダメージを受けているので、できるだけ肌に優しいタイプのクレンジングを使うのがおすすめです!

【おすすめアイテム】
花王 キュレル 潤浸保湿 ジェルメイク落とし [医薬部外品]

価格容量
¥1,100(編集部調べ) 130g

肌の必須成分「セラミド」を守りながら、落ちにくい毛穴の奥のファンデーションや口紅もすっきりオフ。なじみが良く柔らかなジェルタイプで、肌を強くこすらなくてもメイクを落とせるから肌への負担もなし。消炎剤(有効成分)配合で、肌あれしにくい潤い美肌に!

【5】日焼け止めを塗り直すタイミング

トータルビューティアドバイザー

水井真理子さん


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2時間。効果を求めるなら、できるだけこまめに!
「基本的に日焼け止めの効果は“1SPFにつき20分”。SPF30なら、30(SPF)×20分=600分(10時間)の計算に。ただ、時間と共に汗やこすれで取れてしまうので、防御効果を求めるなら2時間を目安に塗り足すのがベストです」(水井さん)

日焼け止めの「選び方」

【1】SPF25以上、好みのテクスチャーを

エディター

大塚真里さん


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多くの人がUVコスメを選ぶ基準にするのはSPF・PA。この指標は塗る厚みと相関性があり、薄く塗ると守る効果が落ちてしまいます。数値が高いものを買っただけで安心してしまい、薄く塗って守れていると思い込むのは危険。SPF25以上というのをひとつの目安にして、好みのテクスチャーのものを選び、たっぷり塗るのがおすすめ。

【2】使用シーンに合わせて選ぶ

化粧品成分上級 スぺシャリスト

GUSSANさん

剤形(ジェル、乳液など)、のびの良さ(質感やべタつかなさ)、落としやすさ(石けんで落ちるか)、水、こすれへの強さなどの記載から自分の使用シーンや好みに合わせて選択を。メーカー独自の技術を搭載している場合も。

【3】敏感肌さんは低刺激設計のものを

\散乱剤ベースで肌に優しくマイルドな処方なのです~/

【特徴1】吸収剤不使用のノンケミカル処方が主
とは言え、吸収剤を使っていても優れた敏感肌用の低刺激設計の日焼け止めはたくさんある! ノンケミカルを選ぶ指標にしつつそれ以外もチェックしたい。

【特徴2】敏感肌を考慮した成分でバリア機能をサポート
肌あれや肌が敏感なときに、低下しているバリア機能をサポートする、潤い成分を配合。負担感なく、日焼けと肌あれを同時に防ぐことができる。

【特徴3】高SPF値=刺激が強い、は間違い
高SPF値のものは落ちにくい機能がセットになっている場合が多く、クレンジング時に落ちにくく刺激となることがあった。が、最近は、高いUV防御力をもちながら優しくオフできる仕様になっているものが増えている。

【おすすめアイテム】
アルビオン スーパー UV カット ノンケミカル クリーム

価格容量発売日SPF・PA
¥3,85040g2022-02-18SPF50+・PA++++

マイルドな肌当たりでバリア機能を強化。

スーパー UV カット ノンケミカル クリームの詳細はこちら

ドクターフィル コスメティクス エクスバリア プロテクトリペアバーム

価格容量発売日SPF・PA
¥3,85020g2022-02-16全2色SPF50+・PA++++(カラータイプ)、SPF45・PA+++(ノーカラータイプ)

低バリア肌を保護して赤みカバーも。

プロテクトリペアバームの詳細はこちら

効果を高めるための「塗り方」

【1】基本の塗り方

インフルエンサー

水越みさとさん

【How to】

  • 朝は日焼け止めまでがスキンケア!手の甲にとったら指の腹で頬→鼻→口元→おでこ→目元に丁寧に塗り広げていく。

【2】ゴーグルゾーンには重ね塗りを

美容家

小林ひろ美さん


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【How to】

  • 日焼け止めまでがスキンケア!美容成分たっぷりのUVを顔全体に塗ってから焼けやすい目元や頬、Tゾーンはトントンと重ね塗りを。

【おすすめアイテム】

左から/オルビス リンクルブライト UVプロテクター[医薬部外品]

価格容量発売日SPF・PA
¥3,85050g2023-02-20SPF50+・PA++++

肌をマルチに守りながらシワやシミを防ぐ。

リンクルブライトUVプロテクター[医薬部外品]の詳細・購入はこちら

カバーマーク トリートメント デイ クリーム

価格容量SPF・PA
¥8,800 50g SPF50+・PA++++

紫外線から肌を守りながら、コラーゲンを与えてハリを持続。

クレ・ド・ポー ボーテ クレームUV n

価格容量発売日SPF・PA
¥11,00050g2023-02-21SPF50+・PA++++

肌本来の防御力に着目。よい光を選択して取り込む技術を搭載。
クレームUV nの詳細・購入はこちら

日焼け止めの「塗り直し方法」

【1】メイクの上から追い日焼け止め

『めざましテレビ』お天気キャスター

林 佑香さん

【How to】

  • 日焼け止めを薄~く広げてスポンジでたたき込み、パウダーで押さえれば仕上がりも◎。

【2】手のひらプレスでフィットさせる

美容家

小林ひろ美さん


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【How to】

  • 日焼け止めクリームを塗り直す場合は、両手のひらに透明になるまでのばしてから、うつむいてにっこり笑い、指のつけ根を頬骨にフィットさせながらハンドプレスを。 焼けやすい部分中心に塗れて、メイクもくずれません!

【3】UVパウダーで楽々お直し

【How to】

  • 日焼け止めの塗り直し、メイク直しが一度にできるのがUVパウダー。ティッシュ保湿の後、くずれた部分を1発で抑えられます。

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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