スキンケア特集
2023.3.16

【美白Q&A】「ナイアシンアミド」ってなに? 日焼け止めを塗ったらクレンジングをするべき?etc…|美のプロが回答

最近よく聞く美容成分の正体から美容の隙間まで、なかなか聞けない美白&UVケアの悩みと疑問に美のプロのお二人が、真摯に回答してくれましたよ~♪

美白&UVケアの悩みと疑問に“ダブルMARI”がずばり答えます

\真理子さんのInstagramで募集しました!/

Q.シミに効くという「トラネキサム酸」ってどんな成分?

A.炎症を抑えて美白効果も発揮する薬用有効成分
たんぱく質を構成する成分である必須アミノ酸リシンをもとに合成された物質。炎症やメラニン生成を引き起こす酵素を抑制する作用をもち、古くから薬や医薬部外品に使われてきた有効成分です。(大塚)

Q.美白ケアで肌が明るくなると、かえってシミが目立つ気が…どうしたらいいでしょう?

A.面と点、それぞれケアする美白美容液のダブル使いを
肌の透明感が上がると気持ちも上がりますよね!でもシミが目立つ気持ちもわかります!面ケアと点ケアの美容液をダブル使いしてみて。それでも気になるシミにはレーザーという選択も。(大野さん)

Q.子供の頃からくすみがちな私。真理子様のような美肌にはなれないですよね…?

A.スキンケアと徹底したUVケアで透明美肌を目指せます!
透明感やツヤ感を出すことにこだわると、真っ白な肌よりむしろ美しく見えると思います!また、2年くらい帽子と日傘と日焼け止めで徹底的にUVカットすると、かなりトーンアップしますよ。(大野さん)

Q.「ナイアシンアミド」ってなんですか?

A.美白とシワ改善、ダブルの効果が人気の美容成分
ビタミンB3のこと。肌のメラニンの生成を抑える効果や紫外線ダメージの修復効果、肌の代謝を高めるエネルギー産生促進効果などをもち、美白とシワ改善の有効成分として認可されています。(大塚)

「1年頑張った美白ケアも5分紫外線を浴びたらチャラになる」というのは本当ですか?

A.紫外線ダメージは“チリツモ”。地道なUVカットを習慣に
5分というのはさすがに都市伝説だと思いますが、でも紫外線ダメージの“チリツモ”はあります。コンビニまでのちょっとした外出時や室内でも日焼け止めを塗ること、継続が大切だと思います。(大野さん)

Q.日焼け止めを塗ったらクレンジングをするべき?

A.単体使用なら洗顔料で落とせるものがほとんど
必ずということはありません。落ちにくい日焼け止めやUV下地を何層にも重ねたならクレンジングした方がスッキリ落とせますが、日焼け止め単体なら、今は多くのものが洗顔料で落とせると思います。(大塚)

Q.SPF50+の日焼け止めを使っていても、塗り直しって必要ですか?

A.50+はあくまで、厚塗りして落ちなかった場合の持続目安
日焼け止めは肌に触れてしまって落ちたり汗や皮脂でくずれたりするので、光老化を防ぎたいならできるだけ塗り直しはした方がいいと思います。上から重ねやすいUVファンデやパウダーでもOKです。(大塚)

Q.日焼け止めのSPF・PA値デイリー使いにはいくつが良い?

A.SPFは30以上、PAは+++以上をひとつの目安に
上にも書いたとおり薄れたりくずれたりすると日焼け止めの効果は低下するため、SPFは30程度〜50+を好みで選んで日中塗り直しを。PAはシワ・たるみを防ぐ指標になるので、+++か++++を選ぶと安心。(大塚)

Q.「ノンケミカルがいい」とよくいうけれど、逆にケミカルのいいところもありますよね?

A.きしみや白浮きが起こりにくい日焼け止めになる
日焼け止めにおいてノンケミカルとは「合成成分である紫外線吸収剤を使用していない」という意味。粉状の紫外線散乱剤のみを使うことになるため、きしみや白浮きが生じやすくなります。紫外線吸収剤を使った日焼け止めはなめらかな感触で白浮きしにくくなります。(大塚)


「まだまだ全然話し足りない!」(大野さん)
「この続きはまたどこかで…」(大塚)

 

アパレル会社経営・美容家

大野真理子さん

エディター

大塚真里さん

 

『美的』2023年4月号掲載
撮影/古水 良(cheekone・人物) ヘア&メイク/田中康世(NOUS) 構成/大塚真里

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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