足のタコ・ウオノメはセルフケアできるってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】
日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、“足のトラブル”について。足のタコ・ウオノメはセルフケアできるって…ウソ? ホント? フットケアジャパンの矢部雅博さんにお答えいただきます。
Q:足のタコ・ウオノメはセルフケアできるってホント?
足にできたタコやウオノメ。専用のセルフケアグッズも多く発売されています。これらのアイテムを使えば、本当に自分でケアできてしまうのでしょうか。さっそく、この疑問を矢部さんにぶつけてみました! 果たして答えは…?
A:ホント
「タコとは、特定の部分に連続してかかる刺激に対しての反応のこと。皮膚が刺激から守ろうと、角質を厚くして防御します。ですから、刺激がなくなれば、タコ自体も勝手になくなります。例えば、新しいパンプスを履いてからタコができた…となれば、刺激の原因となるパンプスを履くのをやめればタコがなくなる=セルフケアできたということになりますよね。
一方、特定の部分にゆっくり圧がかかるとウオノメになります。タコとの違いを言うとすると、ウオノメは厚く硬くなった角質が皮膚に刺さるため、痛みが生じます。自然治癒はしませんが、市販のお薬で治すこともできます」(矢部さん・以下「」内同)
- タコは皮膚が連続した刺激から守ろうとして、角質を厚くする防御反応のこと
- ウオノメは、皮膚にゆっくり圧がかかることで起こる
サロンでのケア方法は?
「今すぐタコ、ウオノメをとりたいという場合には、サロンでは強制除去の施術ができます。そのあと、たっぷりと保湿をして仕上げます。また、足に圧がかかる原因をみて、刺激を軽減させるためのアドバイスも行います」
市販グッズでのセルフケアの方法は?
「市販のセルフケアグッズは、目的に合ったものを正しくセレクトすることが大切です。例えば、痛みがあって保護パッドを使用する場合は、サイズや素材に注意しないと、逆に痛みが増してしまうことがあります。厚すぎるものを選ぶと、タコが圧迫されたり、サイズが合わないものはズレて、余計なところを押してしまう可能性も。そして、絶対にやってほしくないことが、“タコやウオノメを削ってしまう”ということです。それは、皮膚を傷つけ、新たなトラブルの原因となることも…。
また、すでに酷いタコやウオノメがある場合には、除圧パッドを入れても、そこまで痛みが軽減されるということはありません。市販のパッドを使用する場合は、まずプロの施術で強制除去をする。そして、そこに再び圧がかかり、またできると仮定したうえで、クッション材としてパッドを使い、でできにくくするために利用する、というのがベストだと思います。
セルフケアの原則は、保護する、圧がかからないようにする、そしてトラブルの原因となる靴を変える、という3つです。ぜひ覚えておいてくださいね」
\セルフケアの原則/
Point
・保護する・圧がかからないようにする
・トラブルの原因となる靴を
文/木土さや
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巻爪ケアライセンス VHOシュパンゲ・オートグリップVHOシュパンゲ・GOLDシュパンゲ・ORAシュパンゲ・糖尿病療養指導士の資格を持ち、全国の病院や介護施設などでフットケアの講演、医師、看護師へ指導を行う。圧倒的な技術力でフットケア業界を牽引し続け、お客様から熱い支持を得る
フットケアジャパン