【睡眠負債タイプ診断】あなたはきちんと眠れてる? タイプ別のレスキュー対策もCheck!
楽観的、ズボラ、面倒くさがり…夜中に何度も目が覚めてしまうキリンタイプ
深く長く眠れるように睡眠環境の見直しを!
「“睡眠が細切れになってしまい、眠った気がしない”“寝起き直後から腰や肩が痛い”という人は、寝具や寝巻き、寝室環境に問題があるのかも。睡眠環境を安易に考えていると睡眠負債が知らぬ間に積み重なり、体・肌・心にさまざまな不調が起こりがちに。このタイプは、夜の過ごし方に重点を置き、眠りの質を高める努力が必要です」(友野さん)
まずやるべき3か条!
- 【1】38~40℃の湯船に20分つかる
- 【2】寝室の温度や湿度を適切に調整
- 【3】寝具・カーテン・寝巻きからの刺激を完全排除!
睡眠環境のポイント
寝具周りのおすすめ
A…温湿度計はベッドの高さに設置
B…綿100%の着心地の良いパジャマ
C…カーテンやカバーなどは、アイボリーや薄ピンクが◎
D…サーキュレーターを使って空気循環を!
E…照明は就寝1時間前までには、暖色系の間接照明に!
【1】就寝1~1.5時間前までにはお風呂に入る!
人の体には、深部体温(内臓の温度)が下がると眠くなるという性質が。入浴で深部体温を一時的に上げ、だんだんと体温が下がってくる1~1.5時間後にベッドに入るのが理想。また、就寝前に入るお風呂の温度は、副交感神経を優位にして気持ちを落ち着かせてくれる38~40℃くらいのぬるめが◎。
\湯船につかれない日は足首をドライヤーで温めて/
レッグウォーマーなど布の上から10cm程離し、約1分間ドライヤーで足首を温めて。それだけでも、眠りの質はぐんと高く!
【2】エアコンの温度は16~28℃、湿度は50%以下にならないように保つ
人が最も心地よく眠れる環境は、室温が冬だと16~19℃、夏は26~28℃、湿度は常時55%前後が理想。室温を保つのにエアコンは最も効果的ですが、長い時間つけていると乾燥するのでタイマー機能を使い、その後は温冷風の滞留を防ぎ空気を循環させるサーキュレーターを活用するのが◎。また、湿度キープには加湿器を。温湿度計があると管理しやすいですが、高すぎるor低すぎる位置に置くと、正確に測れないのでベッドの高さくらいがベスト。
【3】寝具は五感を刺激しない色やアイテムをチョイスして
赤、黒、白など強めの色には、気持ちを興奮させたり疲れを取りにくくする作用があるとされているため、寝室には不向き。カーテンやベッドシーツなど空間の多くを占めるアイテムは優しい色を選んで、リラックス効果を高めて。また、寝るときは運動時に着用するジャージやフードつきのスエットなど、寝巻き用に作られていないものは避けるのがベター。スムースな寝返りができなくなり、安眠の妨げに。また素材は吸水性や保湿性が高い、シルクや綿生地が◎。寝具は、腰やお尻など1か所に負担がかからない、面で支えてくれるマットレスがおすすめ。
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『美的』2021年3月号掲載
イラスト/小迎裕美子 構成/中島麻純・島田七瀬・宍戸沙希(スタッフ・オン)
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
とものなお/睡眠改善で15kgのダイエットや体質改善に成功した経験から、睡眠を専門的に研究。全国での講演活動や企業の商品開発などのコンサルティングを行う。