健康・ヘルスケア
2019.8.30

運動なしでもダイエットできるってホント?真相を専門家に直撃!

A:半分ホント、半分ウソ  ダイエットの基本はカロリーコントロールです。でも…

「そもそも英語でダイエットというのは食事制限という意味です。また、アメリカでは何年も前から、ダイエットは食事が9割、運動が1割といわれています。しかし、ストイックな性格で極端な食事制限を続けてしまうと、筋肉までもが落ちていってしまいます。筋肉が落ちると代謝が落ちるので、当然消費エネルギーが減ります。その結果、同じ量を食べているのに、どんどん太ってしまうケースもあるのです」(大西さん・以下「」内同)

同じ運動を毎日繰り返すのはNG

「ダイエットのために運動をする場合、毎日同じメニューやトレーニングを行えばよいと思っていませんか? 実はこれはNG。同じ部位を毎日鍛えても、ほぼ意味がありません。

そもそも筋肉は、負荷をかけてトレーニングをすることで筋線維が切れて破壊され、それを自ら修復し、強くさせることで筋肉がつきます。筋肉が破壊されて修復するまでの時間は、日頃からバリバリ運動をしている人で約24時間、長い人は約72時間もの差が……。

ここで毎日トレーニングをしてしまうと、筋肉が常に破壊され続け、修復する時間が取れずに、カロリーは消費できても、なかなか筋肉がつかないという状況になってしまうのです」

 

やり過ぎトレーニングで体がサビつき老化が進む?

「これまでは、90分以上運動をするとトレーニング効果が激減してしまうといわれていましたが、いまでは65分まで下がっているのです。つまり、トレーニング時間は長ければ長いほど効果があるというわけではないということ。

とくに注意したいのが、有酸素運動。長時間の有酸素運動を行うことで、体内の活性酸素が増加し細胞をサビつくように酸化させてしまうのです。その結果、新陳代謝の低下や肌トラブルなど、外的老化が早まる原因となります」

 

ジョギングで食欲が増してしまうという報告も!

「ジョギングも同様で、注意が必要。人は外的にも内的にもストレスがかかると、コルチゾールというストレスホルモンが分泌されます。中でも、緩やかで長い有酸素運動、ジョギングはコルチゾール分泌の要因に加え、余計に食欲が増してしまうことが明らかになったのです。

ジョギング後に、どんなにお腹が空いていようが“絶対に食べない!”という強い意志を持てない限りは、ジョギングは避けた方がベター」

 

ダイエットするなら食事は運動前よりも運動後に

「運動前に食事をするよりも、運動後に食事をした方がダイエット効果が高いことが分かっています。運動により糖を消費しているので、質のよい炭水化物やたんぱく質を摂取するのもよいでしょう」

ダイエットのプロが伝授!効率のよいトレーニング法

「効率よくボディメイクをするのなら、パーツごとに分けて、激しく短いトレーニングを週に4回ほど行うのがベスト。1日目は腕、2日目は背中、3日目はバスト……などと部位を変えてみて。

立命館大学の田畑教授が考案した“タバタトレーニング”や、高強度インターバルトレーニングの“HIT”(ヒット)をYoutubeなどで観ながら、10分~15分取り入れてみるのもおすすめですよ」

 

トータルダイエットカウンセラー

78kgからマイナス24kgのダイエットに成功したトータルダイエットカウンセラー。9年間アメリカでパーソナルトレーナーとして活動した後帰国。帰国後様々なメディアで活動しているだけでなく、2018年には自身のオリジナルブランドギルトフリースイーツh+dietをオープンし、主にECサイトで商品販売を展開している。

文/木土さや

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事